陽気なイエスタデイ

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2009年 05月 21日

犍陀多(カンダタ)

地球上の生き物で、総体重が一番重いものは
何だと思いますか?

それはアリです!
人間の平均体重を50kgとすると、
50kg×70億人=3500億kg。
アリの仲間は約1京(1兆の1万倍)匹いると推定されている。
仮に1匹平均0.1gとした場合、
0.0001kg×100000000億匹=10000億kgとなる。
まさに人間と並ぶ、地球上の支配者である。

最近、風呂用のマキを隣接する山から確保している。
結構、猿に倒された朽ち木が転がっているのだ。
玉割りしたものをナタで細かく割ると、
なかからウジャウジャと気味が悪いほど、小さくて
大量のアリにお目にかかる。
そのまま、燃え盛る釜に放り込む。

そんなとき-ふっーと脳みそをよぎるのが、あの『犍陀多』。
ご存知、芥川龍之介・「蜘蛛の糸」に登場する大泥棒だ。

蚊やカメムシをつぶすときには何の抵抗もないのだが、
こうした大量殺戮は少なからず気がとがめるものだ。
しかし、水溜りで必死でもがいている一匹のアリを
助けたことだってある。
部屋に入ってきた蜘蛛だって、そっとつかんで外へ
逃がしてあげたこともある。
きっと、お釈迦様もごらんになっていることであろう‥‥。

もう一度アリのことに戻ろう。
この驚くべき小さな生物は、1億4000年以上前に
地球上に登場し、恐竜の絶滅後も生きながらえてきた。
きっと、人類が滅んだ後も逞しく生き続けることであろう。

by don-viajero | 2009-05-21 20:29 | エッセー | Comments(2)
Commented by riojiji at 2009-06-04 17:31 x
小さな「虫」をつぶしたりした時・・頭をよぎるのは・・
俺だけではなかったのですね(笑)

「蜘蛛の糸」を読んだのは、中学生の頃。
実はあの読んだ後の 衝撃と言うか「俺は絶対に犍陀多にはならね~ぞ~」が トラウマになったりなんかして・・・’(笑)

確かインドの宗教で 多分「ジャイナ教」は空気中の生物を殺していけないといううことでマスクをしてるとか・・・
Commented by DON VIAJERO at 2009-06-04 20:20 x
ジャイナ教の「不殺生」。
まぁ、無理でんな!
人生、そこそこでえぇんやないかな?


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