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2009年 10月 03日

マヤ文明・序章Ⅰ

南米インカ文明に触れてから4年後の2000年2月、
マヤ文明との出会いを求め、グアテマラに旅立った。

北米と南米を結ぶ、細長い陸地に点在する小さな国々。
グアテマラ、ベリーズ、ホンジュラス、そしてエルサルバドルに
またがるマヤの巨大遺跡群。しかも、それら各遺跡は
おおよそ三千年以上の時空のなかに点在する。つまり、
旅人は長大な歳月を超える旅を体験することになるのだ。
そのなかにあってとりわけ、神秘的なマヤ文明を多く残す
グアテマラは最も魅力的な国であろう。

ほんの数年前の’96年まで悲惨な内戦を繰り返してきた
民衆は、イデオロギーの違いを乗り越え、平和であることの
幸せを十二分に感受していた。
ただ、マヤの文明を受け継いできた深淵な先住民文化のなかに、
常につきまとう貧困や内戦の傷跡をも見せつけられた。
すべてのイメージや事柄は渾然となって一つの現実として
存在し、私を待っていた。

実際に興味ある国を旅するということは、自分のイメージの
確認作業と破壊作業の繰り返しにほかならない。
経験上、未知の文化や生活に出会えば、持ち合わせていた
常識はどんどん壊れはするが、世界はさらに広がってゆく。
そして、この国は私の大いなる好奇心をしっかり受け止めてくれた。

マヤ遺跡訪問とは別に各地、曜日ごとに催されるメルカド(市)を
目安に旅の日程を作り上げた。
例えば、日曜日と木曜日に開かれるチチカステナンゴの市、
金曜日は標高2640m、グアテマラ最大の規模を誇る
サンフランシスコ・エル・アルトの市、土曜日は山あいにある
先住民マム族の村、トドス・サントス・クチュマタンの市‥‥。

この国の主人公は昔も今もマヤ系先住民たちだ。
それぞれの地で、異なった美しい民族衣装を身に着けた
先住民女性の姿に目を奪われる。色彩豊かなウィピル(貫頭衣)、
コルテ(直線裁ちの巻スカート)を日常普段に着こなして
生活する女性たちの存在そのものが一つの芸術のようにも写る。

そんなエキサイティングなグアテマラの旅を紹介しよう!

by don-viajero | 2009-10-03 20:34 | Guatemala/Honduras | Comments(0)


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