陽気なイエスタデイ

donviajero.exblog.jp
ブログトップ
2010年 08月 22日

夏の終わり

日中は相変わらず毎日30℃を越える温度になり、
厳しい残暑続きだ。
それでもいつまでも夏が居座っているわけではない。
早朝の草むらでは、秋の虫たちが気持ち良さそうに
羽音を奏でている。
確実に夏が終わろうとしている。

影の長くなった朝日に照らされ、たわわに実らせ
夜露を含み頭(こうべ)を垂れた稲は、山吹の色に
染まり始めている。

足元には、地上に出てきてたった一週間の命を
全うしたセミの死骸が転がり、ご馳走の如く蟻たちに
蝕まれている。
豊穣の稲の海に囲まれた場所で、実りの季節と
朽ちてゆく季節がまるで同居しているようだ。

広がる朝の空はどこまでも碧(あお)く、飛び交う
トンボたちが、季節の衣替えが始まったことを
教えている。

吹き出る爽やかな汗とともに、微妙に変わりつつある
風を捉える。
出始めたススキの穂がさわさわとなびき、ふわっと
小さな風のかけらが頬をくすぐるようになってきた。
f0140209_2050225.jpg


by don-viajero | 2010-08-22 15:32 | Run | Comments(0)


<< 白銀の煌き      傷痕・Ⅱ >>