陽気なイエスタデイ

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2010年 09月 25日

今週は「The taste of autumn」から、雨が続き、
一気に気温も下がり「The deep autumn」と
様変わりしてしまった。でも、週末の今日ばかりは
誰もが頷く「The beautiful autumn」だった。
そして、二ヶ月ぶりの日中ラン。

広がる空は水のように澄み、季節の衣替えが
終わったことを教えてくれた。
山々が空との境をくっきりさせ、その姿を浮かび
上がらせ、すぐそこまで覆い被さるように迫ってくる。

道端の雑草のほとんどを占める、猫じゃらし
(エノコログサ)の影が、まるで生きている黒い芋虫の
ようにアスファルトの上で蠢(うごめ)き揺れている。
その中に紛れるようにくすんだ黄色で咲いている
‘バカの花’(アメリカセンダングサ)を見つけ、小学生のころ、
投げ合って服にくっ付けあったことを思い浮かべ、
口元が緩む。

刈り取られ、地肌が剥き出しになった田んぼでは、
ペアになった無数のトンボが優雅に飛び交い、
早い時期に穂を出してしまったススキが銀色に
輝いて靡(なび)いている。

つい、先日まで黄金色の稲と白い蕎麦の花が
絶妙に競い合っていたのに、いまでは、収穫を待つ
蕎麦の花だけが薄汚く映ってきてしまっている。

腹筋や腕立て伏せ、内旋筋運動を済ませ、首を傾け、
ポカリと浮かび、刻々とその形を変える雲を見上げる。
静まった心臓の鼓動を確かめ、目を閉じると、自分が
無になって空気に溶けてゆくような心地よさが広がる。

いままで凪いでいた秋の風が、どこからか、微かな
渇いた感触を残して汗で濡れた頭を撫でていった。
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by don-viajero | 2010-09-25 18:01 | Run | Comments(0)


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