2010年 12月 02日
玄関前に、高さが4mを優に越える柊の木がある。 この地に住むようになってから植えたものだ。 11月初旬、とっても小さくて可憐な白い花が びっしり咲いていた。辺りには撒き散らさないものの、 顔を近づければ、ほのかに甘い香りがする。 年の終わり、我が家の庭に咲く最後の花だ。 そのころ、でっかい朴葉がパサ、パサと 少しずつ落ち始めていた。 今年最初の霜が降りた日、いっせいに落ちた。 背の高い緑の葉は赤松や杉、桧を残し、すべてが 地上に降りた。強い風が吹けば、吹き溜まりへと 追いやられ、身を寄せ合うようにかたまっている。 あとはただ、裸になった木々が寒々しく突っ立っている。
by don-viajero
| 2010-12-02 19:22
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