陽気なイエスタデイ

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2011年 01月 09日

真冬のラン

昨日は、今シーズン最高の冷え込みだった。
朝6時の室外温度計は-10℃を指していた。

見上げる冬の有明山が、人間なんて小さな
物体を小バカにしたようにそそり立ち、キーンと
冷え込んだ景色は、視界に入るアルプスの
すべての山々が威圧してくる。
雲一つない空間には、遠く真っ白に雪を被った
爺ヶ岳、鹿島槍、五竜、白馬槍、杓子、白馬、
白馬乗鞍まで見渡せる。

10時少し前、家を出るときにはまだ-5℃。
吐く息が白い。まるで瞬間冷凍された空域を走り
始めたようなものだ。念入りに準備体操をした
身体なのに、顔は強張り、脹脛や腿の筋肉が寒さに
引きつっている。周りの冷気がランニングの邪魔を
しているような気さえしてくる。

それでも、数キロ走りこんだあたりから、身体は解れ、
無風のなかを快調に走る。奥深く冷気を吸い込んだ
肺は、気持ち良さそうに次々と新しい酸素を吸い上げる。
真冬の冷たい空気が身体をクリアーにしてくれる。
道端では、さらさらと冷たく渇いた風が、枯れ果てたまま
突っ立っているススキの穂を静かに揺らしている。

11時半、家に辿り着いたときでさえ、室外温度計は
まだマイナスの域を出ず、-1℃を指していた。

昨年暮れに買った冬用トレーニングウェアのなかや、
ニット帽子のなかの髪の毛は汗でビッショリ。

今年初めての安曇野でのランニングだった。

by don-viajero | 2011-01-09 18:57 | Run | Comments(0)


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