陽気なイエスタデイ

donviajero.exblog.jp
ブログトップ
2011年 01月 10日

リフレイン

昔、単独行で山に入ったとき、人に逢わない
時間が、数日間続いたことは何度もあった。

6月、一人で北鎌尾根を登ったときでさえ、
高瀬入りでタクシーを降りてから、槍の頂上に
出るまで誰一人逢うことはなかった。

ましてや、冬山。
数日間、ウィンパーに閉じこめられ、会話といえば
独り言。

昨日の日曜。前々日の金曜夕刻から、カミさんが
娘と孫を連れ立って里帰りをした。

朝食後、仕事場での作業。昼は簡単な昼食。
夜は例によって「男の料理」。

静かな空間のなかに、固定電話のベルも響かなければ、
携帯の呼び出し音も一件もなかった一日。
どこへも出かけず、誰とも顔を逢わすこともなかった。

自己満足の夕食を済ませ、少しばかり読みかけの本の
ペーシを開く。すべての灯りを消し、ベッドに潜り込む。
そして、気付く。
-そう云えば、今日、誰とも話をしなかったな!-
被った布団のなかで独り言を呟く。

ユーミンのが暗闇のなかから音もなく、
耳の奥から聴こえてくる‥‥。

by don-viajero | 2011-01-10 21:02 | エッセー | Comments(0)


<< 旅への期待      真冬のラン >>