陽気なイエスタデイ

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2011年 04月 05日

碌山美術館

今週から松本・安曇野を舞台にしたNHK連続テレビ
『おひさま』の放映が始まった。

1969年、民放で新宿・中村屋の相馬黒光(宇津宮雅代)を
描いた連続テレビドラマ『パンとあこがれ』が放映され、
ちょっとした安曇野ブームが巻き起こった。
そして、1975年、大竹しのぶの出世作『水色の時』が、
NHK朝の連続ドラマで始まると、それはピークを迎えた。
そのあたりから『碌山美術館』ばかりか、僕の中での
‘故郷・安曇野’そのものが変わっていった‥‥。

僕がまだ記憶を残すことのできないような幼かったとき、
我が家のそばに、荻原碌山の生家から現在の場所へ
美術館が移ってきた。

今のような特定の子供の遊び場なんかなかった時代。
近所の子供たちが声をかけ合えば軽く7、8人は揃い、
僕たちはいつも「カンカラケットバシ(缶空蹴っ飛ばし)」
に興じていた、ただの遊び場の一つに過ぎなかった。
学校の休みには、子供たちの元気な笑声だけが響き渡り、
閑散とした美術館を訪れる人なんて稀だった。しかも、
僕たちは『碌山美術館』なんて呼ばず『碌山館』と言っていた。

小学校5年のとき、碌山美術館と隣接する中学校での
本間千代子と梶光夫の共演映画『可愛いあの娘』の
ロケを見に行ったことがあった。あの場面はどういうわけか、
はっきりとしたセピア色で思い起こされる‥‥。木枯らしの
吹き荒ぶ、色の失せた時季だったせいなのかもしれない‥‥。

カンカラケットバシ
鬼が一人で子の一人が空き缶を蹴って、缶のあった
元の位置まで鬼が戻す間に蜘蛛の子を散らすようにして
決められた範囲内で隠れる。見つけられた子は缶の
周りに集められるが、鬼のいない隙に見つかっていなかった
子が缶を蹴ってしまえば、捕まえられた子たちも再び
隠れられるという一種のかくれんぼ。

by don-viajero | 2011-04-05 21:41 | エッセー | Comments(1)
Commented by Mickey at 2011-07-13 12:53 x
こんにちは。

ご自宅が碌山館のご近所なんですね!
今初めて知りました。
良いところですね。

私は棲家こそ海ッペリですが、職場は東京です。
暑いですよ~、グッタリです。


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