陽気なイエスタデイ

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2011年 05月 25日

超短編小説 『告げる』

夜が明けるのには、まだしばらく間があった。
私は固く目を閉じ、朝が来るのを待っていた‥‥。

突然、私の横に男が忍び入るようにやってきた。
続いて暗闇を破るようなけたたましい男たちの声。
「にしゃ、なんばしちょっと?」
「卵ばとっと~と!」
「家ん人、しっと~と?」
「しっと~と!」
「おいぶんも、とっと~と!」

-とっと、とっとと騒がしい連中だ!-
私は危険を察知し、両羽をバタつかせ朝を告げた。
「トット~コッケトット~!!!
 オットコドモ タマゴ トット~ト~~!!!」

by don-viajero | 2011-05-25 20:01 | 超短編小説 | Comments(0)


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