陽気なイエスタデイ

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2013年 02月 27日

傍ら痛し

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「影」

-人間はしばしば、他人の欠点を穿(ほじく)ることによって、
 自分の存在を際立たせようと考えている。
 だが彼は、それによって自分の欠点をさらけ出しているのである。
 人間は聡明で善良であればあるほど、他人の良さを認める。
 だが、愚かで意地悪であればあるほど、他人の欠点を探す。-
トルストイの言葉だ。

ここ二年続けて「東屋俱楽部」の仲間たちと、大町温泉郷で一泊の
新年会をやっている。

なかなか「東屋」の宴会では予定が合わず、逢うことのないM氏も
一緒だ。私のことを「Mさんは博学ではなく、単なる雑学だ!」と
言って憚らない、なかなかの論客の持ち主である。

大概、氏との会話は擦れ違う。意を異にするのだ。私のように直感的な
人生を歩んでいる者と違い、元新聞記者と言うだけあって理路整然と
物事を捉えている。それは会話の中の端々で感じる。が‥しかし‥。
酔えば酔うほど私の回路は、あらぬ方向へと流れてゆく‥‥。

口角泡を飛ばし合うほどの仲でもあるが、喧嘩にはならない。
良く言っても、悪く言っても好敵手なのだ。

氏との会話で、一年分の言いたかったことを吐き出した数日後、この
トルストイの言葉を目にした。

自分のことを指摘されているようで、傍ら痛し思いである‥‥。

by don-viajero | 2013-02-27 20:52 | エッセー | Comments(0)


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