2014年 03月 09日
映画「おくりびと」で初めて知った‘納棺師’という存在。 その納棺師の一人である笹原留似子氏が、遺体の 復元にこだわり、自らを‘復元納棺師’と名乗り、‘復元師’ と‘納棺師’として死者と生者とを見つめてきた現場での 記録が、第一章から第五章まで綴られ、そして第六章 からは、あの忌まわしい【3・11】の記述が始まる 『おもかげ復元師』。 先日、毎朝チェックするM氏のブログで、この本を紹介 していた。早速、アマゾンユーズドでゲット! 手元に届いた夜から読み始めたものの、第一章から 涙腺は緩みっぱなしだ‥‥。数ページも進まないうちに 零れてくる大粒の涙と鼻水で顔はぐしゃぐしゃ。嗚咽さえ もらす‥‥。横に置いたティッシュの箱から次々と 引っ張り出され、皺くちゃになった紙の山‥‥。 涙を拭い、そっと閉じた瞼の下では、湯灌を済ませ、 死化粧を施され「男前」になった父の顔がチラチラ 過ってゆく‥‥。
by don-viajero
| 2014-03-09 16:21
| 本
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