陽気なイエスタデイ

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2014年 12月 18日

黄泉からの悪戯

文字を追うのに疲れ、灯りを落としてベッドの中で、ウトウト
し始めたときだ。暗く静かな部屋に携帯メールの着信音が響く。
-パカッ-と携帯を開く。(ガラケーです!)
そこに載っていた送信者名は、すでに黄泉(こうせん)の客と
なったのに、電話帳から消さないままでいた呑み仲間だった‥‥。
一、二秒戸惑いはしたが、そのメール内容は合点に至るものだった。
f0140209_18232118.jpg

その後、何回かの交信のなかで届いた文面がこれだ!
「毎日<いい男三人衆>僕と健さんと文さんとで、酒を酌み交わして
ますわ!体に気ぃ使わんとえぇから、朝はビール・昼はワイン・夜は
日本酒、あんじょう楽しんでまっせ!」

もうかなり昔の話になってしまったが、まだFAX通信が流行り始めた
ころのことだ。北海道で交通事故(自損)を起こして亡くなったT君と
共通の知り合いだった義姉が、
-いつの日か、FAXからT君の手紙が届かないかなぁ‥‥-
と独り言のように呟いているのを聞いたことがあった‥‥。

遺された者からの悪戯であっても、それは悪意なき悪戯として、懐かしさ
さえ覚えるものであった‥‥。

by don-viajero | 2014-12-18 18:28 | エッセー | Comments(0)


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