陽気なイエスタデイ

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2015年 03月 06日

市民権

つけっ放しのラジオから奇妙な言葉が聴こえてくる‥‥。
①「あめぐも(雨雲)が‥」⇒気象予報士
②「視界がよく見えない」⇒レポーター
③「事情聴取を聴く予定だ‥」⇒レポーター  
④「腕の腕力が凄い‥」⇒おバカな?タレント

いつまでもざらついたまま年寄りの耳の奥で引っかかって離れない
日本語だ。①はただの読み間違いであるが、発した者の職業柄、
それはいかがなものか‥‥?訂正してやる者は近くにいなかったのか?
それ以外は「馬から落馬」の類で、いわゆる『重語』である。

『鳥肌が立つ』という言葉は、我々が教わった意味以外のことが大手を
振って罷り通っている。それはいまや完全に市民権を得ている。しかし、
昔の人間にしてみれば、口の中がとろけてしまう様なフルーツを食して
「鳥肌が立つほど美味しい」なんて表現されても、些か違和感を覚える。

『三寒四温』。私も何の躊躇(ためら)いもなく使ってはいるが、春めいて
くるころよく耳にする言葉である。本来は中国東北部の冬の気候を表した
もので、日本では冬季一回あるかどうかの事象らしいが、実際これも堂々と
市民権を得ているのではなかろうか。

『情けは人の為ならず』のように、多くの人々が意味を履き違えている言葉で、
春先の暖かな日にときどき聴こえてくる『小春日和』。こんな日の表現として
的を射ているものは『春日和』であろう。しかし、ひょっとしたらこの言葉
だって近い将来多くの人々に認められて市民権を得るかもしれない‥‥。
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「言葉は進化するものである」‥‥か。然もありなん!

先日、面白い記事を見つけた。「若者は多分知らない死語10選‥」
そのなかで目を引いたのが「アベック」。昔は仲の良さそうな男女を
そう表現していた。いまは様々な組み合わせがあるからなのか
「カップル」と言うらしい。  

by don-viajero | 2015-03-06 18:58 | エッセー | Comments(0)


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