2008年 01月 27日
おびただしい数の見学者といってもアンコール・ワット以外、 広大なアンコール・トムを含む周辺に点在する遺跡は そんなに混み合ってはいない。 この三日間レンタサイクル(一日/$1)で、アンコールの風と なって廻った。泥沼のなかでナマズ捕りに励む村人たちとの 触れ合い。閑散とした遺跡で裸足のまま土産物売りをする 子供たちとの楽しい時間。といっても彼らにとってみれば 何も買ってくれない招かざる客だったかもしれない‥‥。 西バライ(人造池)方面のジャングルに沈む夕日を見に 行った時のことだ。 プノム・バケンという唯一高台にある遺跡である。 眼下にはアンコール・ワットをはじめ360度の展望が開けている。 早めに登った私ではあったがすでに遺跡の上には多くの人々。 まさに陣取り合戦である。階段近くに確保した私は、ゼーゼーいって 登ってくる日本人団体のグループであろう私と同世代ぐらいの 女性たちを見た。遅れてきた彼女たちはあまりの人の多さに 驚きしばらく息を整えるとその時を待たずに降りようとした。 すぐ後からは数人の若い韓国の女性たちが階段の途中で 振り向いて景色に見とれていた。 「あんたたち!これから降りるんだからどいてちょうだい!」 同じ日本人にさえこんなことは言わないだろう。 それとも日本人ではないからこんな暴言を吐いたのか‥‥。 とはいっても世界中の国々から集まってくるところである。 あまりの横柄な態度に韓国人の彼女たちでさえ 怒りの色を見せていた。 こうした一部の日本人によるマナーの悪さもさることながら、 韓国人団体の行動は目に余るものがある。 ここアンコールは世界遺産としてではなく、一大観光地として とらえたほうがよいのかもしれない。 ここと同様にガッカリさせるであろうエジプト行きを 未だに決心がつかない私である。 (シェムリアプにて)
by don-viajero
| 2008-01-27 16:57
| Thai/Laos/Cambodia
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