陽気なイエスタデイ

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2008年 03月 23日

男と女

向田邦子の作品に「男(お)どき女(め)どき」というのがある。
これは連作短編集の通しタイトルとして用いられた。

広辞苑を引くと「男どき」=幸運に恵まれているとき。
「女どき」=すべてがうまくいかないとき。とある。
世阿弥が「風姿花伝」のなかで作ったらしい。
人生にはそういう波がある。今風に言い換えれば「バイオリズム」。
連載途中で飛行機事故に遭って他界してしまったということは、
穿った見方をすれば、彼女にとってそのときが
最悪の「女どき」であったのかもしれない。

「男坂」「女坂」というものもある。
「男坂」は近道だけど上りがきつい。
ところが「女坂」は遠回りではあるが、傾斜が緩くゆっくり上れる。
男と女の本質を言い当てているように思える。

-暗い穴倉に閉じ込められたとき、男は行動を起こして、
なんとか逃げ道を捜そうとする。しかし女はじっとその場に
留まっていて、助けが来るのを待つ-
そんな話を聞いたことがある。

停電になったときウロウロと動き回るのは男のほうであり、
「いまにつくわよ」と待っているのは女のほうだ。
また、レストランで注文の品がなかなか出てこないと、
苦情をもらすのは男のほうで、女のほうは首を傾げながら待つ。

生理的に考えれば、男のほうが瞬発力において女より
すぐれている。一方女のほうが持久力において勝っている。

男にも女にも、老いも若きも「男どき女どき」が必ずある。
長い人生ゆっくり見極めて生きたいものである。

おっと、そういえば私はじっくり構えることのできぬ
「男」のほうであった‥‥。

by don-viajero | 2008-03-23 20:24 | | Comments(2)
Commented by riojiji at 2008-03-29 08:23 x
俺の人生
   「女どき」のみ~~~~(笑)
Commented by DON VIAJERO at 2008-03-29 21:00 x
そないなことあらへんでぇ!
トラが28年振りに優勝したとき。
これでもう生きているうちにトラの優勝が見れないと思っていたら、
2年後また優勝!でも日本一にはなれなかった!
元気なうちは応援して次の日本一を期待しよう!
孫との触れ合い。そんなささやかものかもしれないが
「男どき」だよ!
いつか(近いうち)永山則夫の『無知の涙』に触れようと
思っている。
30数年前の衝撃。
人には分相応の「男どき女どき」があるんじゃないかな?


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