陽気なイエスタデイ

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2008年 10月 06日

雑感

超短編小説、いわゆるショート・ショートと
短編小説をどう区別するか?

本来はよりストーリー性のあるものを短編と呼ぶのであろうが、
私はフォント12でA4判3枚以上になるものを短編に
位置づけているのではあるが‥‥。

最近の『安楽死』は題名があまりに短絡的過ぎたのでは
ないかと反省している。
やはり、題名でその中身が解るのは面白くない。
例えば『パートナー』とか『山の友』のほうが
よかったかもしれない。
まず、題名から読者を引き込む。これ、常道ですよね!

今回の『壷』も始めは『詐欺』としたのだが、
短刀直入過ぎたので、全体に占める小道具としての
「壷」を冠とした。その伏線として、
「It's heads I win and tails you lose.」
あの有名なシャーロック・ホームズを生んだ
コナン・ドイルの『緋色の研究』に出てくる言葉を引用した。
これは、誰しもが持っている錯覚であり、
その錯覚を利用して行われる「詐欺」を暗に導き出そうと
思った次第だ。

また『思い出』は書き始めとして『音』という題であった。
秋の匂いを感じ、夜ともなれば草むらから聞こえてくる虫の音。
そこここで穂を出し、風に揺れるススキの葉音。
そんな風情を書こうと進めていくうちに、
あらぬ文章が飛び出し、結果として『思い出』という、
我ながらよく出来た作品になったと思っている。

『桜』もそうであったが、構想を練って書き上げるものより、
ちょっとしたことで進めていくもののほうがよいものが
書けるような気がする。

by don-viajero | 2008-10-06 20:31 | 超短編小説 | Comments(0)


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