陽気なイエスタデイ

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カテゴリ:Cuba/Mexico( 34 )


2011年 03月 06日

La Habana Ⅶ

夕食後、ユダルミスおばさんに訊いた。
「毎朝、何時に起きるの?」
「そうねぇ、だいたい7時半よ!」
「明日、7時40分のバスでハバナに戻るから、
 7時20分には出たいんだ!だから、精算するよ。
 鍵はキッチンのテーブルの上において置くね!」
「だったら、7時には起きるから‥‥!」
精算だけ済ませ、部屋に戻り、キューバリブレを
チビチビ飲み始める。

翌朝、6時に起きてシャワーを浴び、荷造り。
7時、屋上に上がって景色を眺め、パティオを覗くと、
大あくびをして歩いてくるおばさんがいた。
「いまから、コーヒーを入れるから待ってて!」
「ありがとう!」
マグカップで美味しいコーヒーをいただき、入口へ向かい
別れを告げると、また突然抱擁してきて、ホッペにキスを
されてしまう。

Viazulのバス($27.0:予約済)は15人ほどの客を乗せ、
定刻通り出発。予定通り13時20分、ハバナのバス
ターミナルに到着。
早速取り囲まれたタクシーの運ちゃんたちと値段交渉だ。
あまりに法外な値を吹っかけてきたので、少し歩くことにした。
すると、反対車線にいた白タクのお兄さんが声をかけてきて、
私の言い値で了解してくれた。彼にカサ・パルティクラルの
住所を示し、発車してもらう。ただし、彼はカサの名前は
知らない。その住所で、降ろされ、周りで話し込んでいる
おばちゃんたちに訊いてみるが、さっぱり解らないらしい。
すると反対側の建物のベランダから声をかけてくるお姉さんが
いるではないか!このカサに決めたとき、写真に載っていた
ルナさんだ!一安心する。
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           《ルナさん:写真左》
しかし、階下に降りてきて言うには、昨日から水道が壊れて
使えないから、近くのカサを紹介すると言われ、申し訳なそうな
顔の彼女のあとをついていく。
数分で彼女の友だちのカサにつく。値段は同じだが、食事は
作ってくれないというものだった。それでも、厨房と大型
冷蔵庫は自由に使っても構わないと付け加えられた‥‥。

by don-viajero | 2011-03-06 18:07 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 03月 04日

Trinidad Ⅴ

ツァーでの昼食はグアチナンゴという場所で、昔の
荘園邸宅を改装したレストランでの豪華なものだった。
生演奏を聴きながら、草原を渡る爽やかな風が心地よい
テラスでの食事だ。
私は英語ではなく、ケベックから来たフランス語の
グループ(3組の夫婦)と同席した。私より拙い英語で
語りかけてくる旦那が通訳してくれる。
基本的に彼らは英語を喋ろうとしないのではなく、
喋れないのだ。英語は学校で教わらなかったのかと
勘繰りたくもなる。
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3時ごろカサに戻り、洗濯物を取り込み、部屋を出たら
パティオにいたユダルミスおばさんが近寄って訊いてきた。
「今夜は何が食べたい?」
「何でもいいよ!そのかわり、私の胃はとても小さいから、
量は少なくしてね!時間は8時でいいかな?」
「わかったわ!」
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        《二人の娘さんも一緒に》
再びトリニダーの街歩きだ。
夕方、カリブ海に沈む夕陽を見るため、高台にあって街を
一望できるホテルまで歩く。
カサへの帰り道、静まり返った石畳の通りから、生演奏が
聴こえてきたバーに寄って、モヒートを一杯ひっかける。

先に夕食のテーブルについて食事をしていたのは、
今宵のもう一つの部屋の客、カナダ人の老夫婦だった。
ツァーでのことを話すと、その眼差しはフランス語しか
話さないケベックの人々をあからさまに軽蔑するように、
そっと暗闇に投げかけていた。
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        《今夜はシュリンプだ!》
運ばれてきたものは、昨夜に比べいくぶん少量だったかも
しれないが、私にはやはり多過ぎた。
またしても部屋に持ち込み、充分なツマミを前にして、
買ってきたハバナクラブの小瓶とコーラでキューバリブレを
飲む。当然、明日の朝食もキャンセルにした。
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《コーラ:0.5CUC・ハバナクラブ350cc:2.8CUC》     

by don-viajero | 2011-03-04 20:48 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 03月 02日

Trinidad Ⅳ

20世紀初頭に造られ、かつてはサトウキビを運んでいた
蒸気機関車が、トリニダー駅から20キロほど先のロス・
インヘニオス渓谷にあるイスナガまで木製客車を引き、
観光列車として走っている‥‥。
そうガイドブックには記載されていた。翌朝、9時半発の
列車に間に合うよう、カサから数ブロック先にある駅へ行った。
ところが、機関車の近くにいた人に訊いたら、今は動いて
いないと言われてしまう。彼に写真を撮ってもらい、急ぎ足で
街中へ引き返す。
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           機関車トーマスみたいだ‥
目に飛び込んだ『Cuba Tour』の事務所に入って、
イスナガ行きのツアーがあるか訊ねると、10時出発で
昼食込19CUCだと言うので、すぐさま申し込む。
事務所で10分ほど待つと中型の観光バス(中国製:Viazulを
含めキューバの観光バスはすべて中国製だ)が横付けされた。
すでにホテル周りをして乗せてきた客が10人ほど。
事務所からの客は私を含め3人。走り出す前、ガイドの青年が
訊いてきた。
「What language is good ?」
「English !」ガイドが頷く。続いて
「French !」やはり頷く。私が最後尾の座席から大きな声で
「Japanese !」。彼はすかさず笑みを浮かべ、
「No, I can’t speak Japanese.」当たり前だよな(笑)
車内から軽い笑いが零れる。

この谷には18世紀末から19世紀末にかけて広大な
サトウキビのプランテーションがあり、最盛期には
3万人もの黒人奴隷を使役し、70以上の製糖工場が
あったそうだ。その奴隷を見張るために建てられたのが
7層高さ44mの『イスナガの塔』だ。
最上階の眺めから、かつてサトウキビで埋め尽くされた
光景を思い描く。
しかし、同行のツアー客たちはカフェでくつろぎ、誰一人
この塔に登ろうとはしなかった。
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            イスナガの塔
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    かつてサトウキビ畑で覆われていた土地
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バラデロからトリニダーの車窓から見た一面のサトウキビ畑

by don-viajero | 2011-03-02 20:12 | Cuba/Mexico | Comments(2)
2011年 02月 28日

Trinidad Ⅲ

宿へ帰ると、カナダ人の若い娘(白人)が赤ちゃんを
抱いて、パティオ(中庭)にあるベンチに腰をかけていた。
少しばかり話しをする。そこへ旦那(白人)がやって来た。
この宿のもう一つの部屋の客人たちだ。ところが、彼らの
「Our baby」は、吸い込まれそうな大きな目がクリックリッ
輝いている赤ちゃんなのだが、明らかに黒人であった。
ブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリー夫婦のような、
彼らの慈善?に対する姿勢は、我々日本人には到底理解
することはできないであろう。

シャワーを浴び、洗濯を済ませ屋上の物干しに吊るし、
夕食を待つ。振り返れば、バラデロのホテルで急ぎ足の
朝食をとってから、腹に納めたものといったらビールと
カンチャンチャラのアルコール類だけ。さすがにお腹が
グーグー鳴っていた。約束の7時、ちゃ~んとドアを
ノックして呼びに来た。冷蔵庫に入っているものと同じ
缶ビールを買ってきていたので、よく冷えた別の缶を持って
テーブルにつく。一緒に食事をすることにしていた若夫婦は
赤ちゃんがぐずり出してしまい、一人で始める。

まず大皿に入った美味しい野菜スープ。次に大皿の野菜
サラダ、そしてフライドポテトの皿、Main Dishは見たことも
ない二塊の大きなロブスターと、大盛りのインディカ米、トマト、
果物の載った大皿だ。いくらグーグーの空きっ腹でも、
並べられただけで私の小さな胃がビックリしてしまった量だ。
ヨダレが出てきそうなほど旨いロブスターでさえ半分しか
食べられず、残ったものを部屋でゆっくり食べてもよいか
訊ねると、快くOKしてくれた。
もちろん、明日の朝食はキャンセルだ。
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          《これで10CUC≒850円》
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           《ユダルミスおばさん》
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           《手伝いに来ている妹さん》

by don-viajero | 2011-02-28 20:07 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 27日

Trinidad Ⅱ

16世紀始めに建設されたトリニダーは、石畳の古い
街並みが残るスペインのコロニアルタウンだ。
17世紀~18世紀以降、砂糖貿易と奴隷貿易の一大中心地
として栄えたが、奴隷制度廃止とともに当時の繁栄を象徴
する立派な街並みを残したまま静かに衰退していった。
いまでは人口4万人に満たない小さな街ではあるが、
郊外のロス・インヘニオス渓谷と合わせてユネスコの
世界文化遺産に登録され、キューバ観光のハイライトの
一つになっている。ほとんどのツアー客は、昼間この街に
立ち寄るコースが多いため、ホテルは3軒しかない。
そのかわり、カサ・パルティクラルは50軒以上もある。
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《写真奥が街で一番高い建物:革命博物舘》
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  《革命博物舘からの眺め。遠くカリブ海が見える》

街中を歩いていれば、あちこちにカサ・パルティクラルで
あることを示す錨のマークを見かける。青は外国人用で、
赤がキューバ人用に分けられている。
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《私が宿泊したカサ:Dr. Lara y Sra. Yud/€20.62食事別》
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 休憩に入ろうとしたバー『ラ・カンチャンチャラ』から
大挙して出てきたのは日本人の団体さんだった。
声をかけられ、、今回の旅で初めて日本語で会話をした。
この店で有名な『カンチャンチャラ』を飲み干し、入口で葉巻を
巻いている老人を眺めていると、今度は欧米人の団体さんが
ドヤドヤと入ってきたので、私はすごすごと退散。
道端の土産物屋を覗きながら、宿へと帰って行った。
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《カンチャンチャラ(4CUC):ラム+ハチミツ+レモン》

by don-viajero | 2011-02-27 16:59 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 25日

Trinidad Ⅰ

いままでの私の旅の形態からして、とてもじゃないが
決して組み入れることがなかったリゾート地。
しかし、時間とお金に余裕のある欧米人たちに混じっての
バラデロは、私に静かな時間と心のゆとりを与え、大いに
満足させるものだった。

そんなバラデロでの2泊3日も終わり、18世紀のキューバを
丸ごと感じられるという『悠久なる石畳の街・トリニダー』を
目指し、朝8時15分発のViazul($21.6:予約済)のバスに
乗り込んだ。

定刻通り14時25分、真夏のような入道雲がモクモク
わき上がっているトリニダーのバスターミナルに到着。
待ち構えていたのは大勢のカサ・パルティクラル(個人経営で
通常2~3部屋を提供している宿)の客引きだった。
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前日、バラデロから確認メールを送っておいたので、予約を
してあったカサの迎えだというリキシャ(どのリキシャにも
TAXIと書かれたプレートが貼ってある)が私の名前を
書いたダンボールを高々と掲げ、待っていた。
彼の人力タクシー?に乗り、石畳のゴロゴロした道をあっち
揺られこっち揺られしながら宿まで行く。
歓待してくれたのは、小柄でやや太り気味の人懐っこい
オーナー・ユダルミスおばさんだった。ただし、いきなり
抱きつかれ、ホッペに雨霰のキスされたのには面食らって
しまったが‥‥。
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部屋に案内され、説明を受け、部屋と入口の鍵を渡される。
夕食は何が食べたいか訊かれたが、何でも構わないよと言い、
荷を置き、部屋の冷蔵庫に入っている、よく冷えた缶ビールを
一気に飲み干す。まだ陽が高いので、一休みしてのんびり
街歩きに出かけた‥‥。

by don-viajero | 2011-02-25 20:54 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 23日

Varadero Ⅱ

バラデロでも、ハバナと同じように2階建て観光バス
「Varadero Beach Tour」が走っている。
やはり、乗車時に5CUC払うと1日パスがもらえる。
朝8時過ぎから夜9時過ぎまで1時間おきに
出ていて、全長25kmもある細長い半島を一周
2時間ほどかけて回っている。

バラデロでの翌日、チェックポイントを確認する
ためこのバスに乗った。半島の先にある高級ホテル
以外高層建築のない広い静かな通りには、お洒落な
レストランやビーチバー、ショップが並び、カラフルな
リゾートウェアーを着た観光客が行き交っている。
目に染みる蒼い空、対比するコバルトブルーに
キラキラ輝くカリブの海。気持ちの良い風を斬って
走るバス。そこは華やかさと思いっきり南国の陽光に
照らされた明るさに満ち溢れていた。
いつしか2階は立っている者まで現れ、観光客で
いっぱいになっていた。途中、奥さんが杖をついている
旦那に手を添えて上がってきた夫婦連れの男性に席を譲る。
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          《Varadero Beach Tour》
夕食時、一人で食事をしていると、隣のテーブルの男性が
英語で声をかけてきた。初めは誰だか解らなかったが、
彼の話からバスで席を譲ってやった人であることを思い出す。
私は、すかさず彼らのテーブルに食器を移し、奥さんを
交えワインを飲みながら3人で楽しい食事となった。
彼の名は「Mr. Herman」。英語圏カナダ人だ。
ここで私は何故、ホテルでフランス語が飛び交うのか
理解した。彼らはフランス人ではなく、ケベックの人々
だったのだ。マイナス20度前後のトロントから、わずか
3時間あまりの直行フライトで常夏のキューバに入れるので、
観光客のほとんどがカナダ人であることも‥‥。
そして侘しいかな、たった一人のJapaneseであることも!
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           《Mr. Herman》

by don-viajero | 2011-02-23 20:26 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 22日

Varadero Ⅰ

ハバナから東へ140km。海岸線を観光客用長距離バス
「Viazul」に揺られ、3時間ほどでバラデロに着く。
混めばいけないと思い、予め日本でネット予約($10.80)
したものだったが、乗客は10人にも満たなかった。
ここはキューバ最大のビーチリゾート地で、海に向かって
細長いヒカコス半島が25kmも伸びている。ビーチは半島に
沿って北側に面し、細かい白砂がどこまでも透明なカリブの
海と溶け合う。かつて金持ちのアメリカ人たちが建てた別荘が
建ち並ぶが、革命後はキューバ政府に没収され、いまでは
観光客のための宿泊施設となり、加えてヨーロッパ資本に
よって大型のリゾートホテルが次々と建設されている。しかし、
リゾート地だからといって物価は高くはない。ハバナ市内と
あまり変わらない。
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私が予約したホテルはバスターミナル近くの「Hotel Mar del
Sur(南の海)」(/3390円)。大概のホテルがそうであるように、
このホテルも「オールインクルーシブ」だ。チェックインの際、
手首にこのホテルの印であるテープを巻かれる。敷地内に
あるレストランで朝食・昼食・夕食(ここでのアルコールは白・
赤ワインのみ)バイキング。さらにプール横にある24時間
開いているバーでは、サンドやバーガーの軽食類はもちろん、
ビール・カクテル・ソフトドリンク飲み放題、食い放題だ。
海岸までは歩いて3分。泳ぎ疲れ喉が渇いたら、英語と
フランス語のはしゃぎ声が飛び交うプール際で持ってきた本を
広げ、カクテルをチビチビ、ストローで口に含む。私だけを包み
込んでいるような、まったりとした時間がゆっくりと流れてゆく。
なんという贅沢な時を刻み続けているのだろうか!
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今回、私の旅の中でも特異なスケジュールを組んでみた。
これが大正解だった。人生を、そして旅を見つめ直す休息と
いったところかもしれない。この地での2泊3日、すべてに
充実した時間を過ごすことができた。           

by don-viajero | 2011-02-22 19:51 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 22日

Ibrahim Ferrer

チェ・ゲバラに捧げられた歌。
『Hasta Siempre』。
フェレールも歌っていますね!



by don-viajero | 2011-02-22 18:20 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 19日

La Habana Ⅵ

日本でも2000年に公開されたキューバの老練音楽家
たちを描いた記録映画『Buena Vista Social Club』。
彼らが演奏する『Chan Chan』を聴きながら、私が
見てきたものと余り変わっていない、映像に流される
13年前のハバナをじっくり堪能してもらいたい。

海岸沿いのマレコン通りを走っているサイドカーが
曲がって入ってきたのはイタリア通り。私があの通りを
歩いたときにも、沢山のクラッシク・カーが並んでいた。

あの二人も演奏に加わっていますね!



by don-viajero | 2011-02-19 20:04 | Cuba/Mexico | Comments(8)