陽気なイエスタデイ

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カテゴリ:Cuba/Mexico( 34 )


2011年 02月 18日

La Habana Ⅴ

カリブの人々の生活に不可欠なのが、音楽と踊りだ。
いったんハバナを離れる夜、サルサを踊りに行くことに
決めていた。

夕食を早く済ませ、ホテルに帰り、水シャワーを浴び、
9時半に目覚ましを合わせ、5時ごろベッドに潜り込む。
10時を少し回ったころ、ホテルの一本通りを隔てた場所に
ある「Bar Oasis」(22時~04時)に手ぶらで行く。
首都だというのに、ところどころにポツンポツンと灯りが
あるだけで、暗い街だ。

ドア越しに大音響が響いてくる。この日は土曜日という
こともあり、若者たちで溢れている。耳をつんざく音とともに、
みんな狂ったように男と女が絡み合って踊っている。
かかっていた曲はどこかで聴いたことのあるものだ。
「Livin’ La Vida Loca」(直訳すれば「狂った人生を送る」)。
サルサとは、一言で言えば「助平踊り」だ。
カウンターでモヒート(3CUC)を注文し、小さなテーブルに
腰をおろし、音楽に体を合わせ、彼らの踊りを鑑賞する。
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踊り疲れたのか、隣の女の娘たちは男友達とビールを
飲みながら談笑している。静かな曲に変わり、2組の
男女だけが真ん中でゆったりと踊っている。再び、あの曲が
流れた途端、二人の女の娘たちが踊りだした。すかさず、
私も立ち上がり彼女たちの脇で踊る。そのうちの一人に
リードされニタニタ顔で踊る、助平面のおっちゃん!
なかなか体力もいるし、素直に楽しい!
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曲が終わり、二人にビール(2本で3CUC)をお礼の意味も
込めて奢ってやる。数回彼女たちと踊り、日付けをまたいだ
ころ退散する。適度な疲れのなかにも清々しさを残し、頭上で
欠け始めたお月さんが、真っ暗な街を煌々と照らす明かりが
やけに眩しい。ホテルのバーで缶ビール(1CUC)を2本
買い求め、部屋へ戻る。

部屋にある大きな鏡のなかに、かつて貧乏旅行を気取り、
一日の終りには、脳みそが筋肉痛になりそうな旅をしていた
若者ではなく、限りなく旅を楽しんでいる男の微笑む姿が
映し出されていた‥‥。



by don-viajero | 2011-02-18 21:25 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 16日

La Habana Ⅳ

キューバに来たら、ぜひ飲んでみたいものがあった。
それはモヒートというカクテルだ。
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          《モヒート:3CUC》
夜遅く、ホテルの一階ロビー奥にあるバーに行き、たった
三つの椅子しかないカウンターの一つに坐り、注文した。
添えられたストローで静かにかき混ぜ、一口飲み干す。
瞼を閉じると、ミントとライムの香りが入り交じり、
砂糖の甘さが、今日出逢ったばかりの陽気なキューバの
人々の笑顔を浮かび上がらせ、自然と口元を緩ます。

翌日の午前中は、赤と青のひときわ目立つド派手な展望バス
「Havana Bus Tour」で市内を回る。このバスは観光客を
対象にした周遊路線バスでT1・T2・T3(T3だけは海底
トンネルを通るため展望席のない普通のバス)の路線で、
ハバナ市内の多くの範囲をカバーしている。
乗車時に5CUCを支払い、切符をもらう。この切符で
それぞれの路線を一日中何回でも好きな時に、好きな
場所で乗り降りできるものだ。
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午後はゆっくり旧市街巡り。
休憩は展望の良い高級ホテルの屋上でモヒートのハシゴ。
今日の締めは、観光客で店内が溢れ返っている、あの
ヘミングウェイが通いつめたバー・「El Floridita」で、少々
お値段は張るが、彼が好んで飲んだ砂糖抜きの「ダイキリ」、
別名「パパ・ヘミングウェイ」を、次から次へと押し寄せて入店
してくる観光客を尻目に、カウンターでフライド・バナナを
摘みながらじっくり味わって飲む。
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            《ダイキリ:6CUC》
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by don-viajero | 2011-02-16 20:21 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 14日

La Habana Ⅲ

予約支払い済みのHotel Lido(一泊/1596円)は
ハバナの地図のなかでも、一番安いと紹介されている
宿だ。それでも、便座が付いていないことと、水シャワーを
除けば、充分満足できるものだった。
5階の部屋のベランダからの展望も良く、同階にある
屋上レストランでとる3CUCの朝食は、コーヒーおかわり
自由でおいしかった。
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             《Hotel Lido》
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              《部屋》
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              《朝食》
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            《ベランダからの風景》
タクシーで乗り付けた私は、チェックインを済ませ、
部屋で荷物を整理して、3時ごろそそくさと旧市街へと
向かった。ほとんどが崩れかかっているような
スパニッシュ・コロニアルの建物や、その入口に腰を下ろし、
会話に夢中な人々、ゆっくり歩き回る老若男女たち。
道路には、いまにも空中分解しそうな車が走り回る。
それら初めて目にする風景すべてが醸し出す雰囲気に、
私の感覚はまったく飽きることを知らなかった。
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              《クラシックカー》
中央公園の街角で、小腹が空いていることに気付き、
可愛い娘が売っていた焼豚肉とトマト、レタス入り
バーガー(20MN)を買う。その場でかぶりつき、
「Está delicioso.(おいしいよ)」とスペイン語で
投げかけると、彼女は唇を丸め「チュ」と返してきた。

旧市街一番の繁華街、オビスポ通りをぶらつく。
両側に様々なショップやレストラン、カフェバーに挟まれ、
車の通れない道には、観光客や地元の人々でごった
がえしている。どこからか聞こえてくる明るい歌声や
楽器の生演奏。声をかけてくる安葉巻売りや札替え詐欺師、
写真を撮らせて小遣いをせびろうとする輩。みんなペテン師
みたいな者たちだが、底抜けに明るく接してくる。

ホテルへの帰り道、再びあのバーガー屋で一つ頼むと、
突然、彼女が抱きつき頬にキスをしてくれた。こちらは
ただただ唖然としてしまったが、キューバを去るまで、
こんな光景が何度繰り返されたことか!
陽気にとびっきりの笑顔を振りまいてくれる彼らの
エネルギーに、どんなにか癒されたことであろうか
しれない‥‥。

by don-viajero | 2011-02-14 20:22 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 11日

La Habana Ⅱ

キューバの通貨について少し説明しよう。
この国では2種類の通貨が流通している。外国人が使う
兌換(だかん)ペソ(CUC)と国民が使う人民ペソ(MN)だ。
ほとんど場合、空港からタクシーを利用して市内へ
行くので、入国後すぐにCUCに両替しなければならない。
しかし、USD(米ドル)だけは両替の際、10%の手数料を
取られるが、その他の通貨(ユーロやカナダドル)は
手数料なしで相場両替となる。
そんなこともあって、今回はユーロを持参していった。
CUCは外国人用、MNは国民用というのが一応基本では
あるが、市中にある銀行やCADECA(両替所)で我々
旅行者も1CUC=24MNとして両替ができるし、どちらの
通貨も利用できる。ただし、CUCとMNは使える場所が
分けられている。一般に観光客が利用する店などが
CUC払いで、MNを使うのは、国民が主に利用する
ローカルな交通機関や露店などだ。
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1CUC≒85円(コインは円形の外周に沿って八角形の縁取り)
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1MN≒3.5円(コインは円形)

下の写真にある具材のいっぱい入ったバーガーは、観光客や
地元の人間で賑わうオビスポ通りで買って食べたものだが
20MN。これと同様なものをCafeで注文すると2CUCになる。
つまり、我々でもキューバ国民と同じように半額以下といった
金銭感覚で購入することができる。
ちなみに、具材はいくらか少なくなるがチャイナ・タウン界隈では
半額の10MNで買えた。
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by don-viajero | 2011-02-11 20:11 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 10日

La HabanaⅠ

カンクンからダイレクトのフライトだったら、たった
2時間あまりで済んだはずが、メキシコシティ経由で
12時間弱もかかってしまった。

イミグレもスムーズに通過し、到着ロビーから表に
出ると、タクシーの運ちゃんたちにあっという間に
囲まれてしまう。そんな彼らを待たせ、青い空に
のんびり浮かぶ雲を仰ぎ、ゆったりとキューバの
空気を吸い込む。暑くもなく爽やかな風が優しく
全身を包んでくれた。

若いころだったら、2キロ先にある路線バスに乗って
市内まで行くのだが、空港バスがないこの国では、
30CUC前後もするタクシーを利用するしかない。
「ベインテシンコ(25)」の声に手を挙げたタクシーに
乗り込み、ホテルへと向かう。

商業広告らしきものは一切なく、たまに飛び込んでくる
「LA REVOLUCIÓN」の文字が躍るプロパガンダ看板。
だだっ広い粗悪な舗装道路を、我が物顔でまるでブリキの
軋むような音を響き渡せながら走り回るクラッシックカー。
遠い記憶のなかで甦る「サンセット77」に登場したドハデな
車たちだ。自然と顔が緩んでくる。脳みそはすでに、
数十年前にタイムスリップしていった‥‥。
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*・・・黄色線は歩いた道

by don-viajero | 2011-02-10 20:19 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 09日

CUBA

キューバでの日程を記しておこう。
La Habana(1/20~23)⇒Varadero(23~25)⇒
Trinidad(25~27)⇒La Habana(27~28)
8泊9日の旅だった。〈⇒はネットで予約済みバス〉

キューバの首都はハバナ。
英語では「Havana」と綴り、「ハヴァナ」と発音
するのだが、現地でのスペイン語の綴りは
「La Habana」で「ラ・アバナ」と発音する。
これはポルトガル・「Lisbon」(リスボン)が
現地ポルトガル語で「Lisboa」(リスボア)と
表記するのと同じだ。
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*・・・画像をクリックすれば大きくなります

by don-viajero | 2011-02-09 19:40 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 08日

カンクン

カンクンからハバナへの往復フライトは、11月初旬
アエロメヒコ航空指定で、スペインの旅行会社から
ネット購入した。燃料サーチャージャー等全て込みで
$266=22227円(購入当時$1=83.56円)だった。
ところが12月中旬、行きのフライトスケジュールが
変更になった連絡がメールで送られてきた。
カンクン発12:35/ハバナ着14:40の便がキャンセルに
なり、カンクン発01:40/メキシコシティ着04:10・発09:55/
ハバナ着13:30になってしまった。
もちろん、納入金額に変更はなかったのだが‥‥。
旅立つ前からの「Travel is trouble」だ。
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カンクン三日目はRuta1(ルート1)の市内バス
(どこから乗って降りてもN$8)に乗り、カリブ海と
ラングーンに囲まれた約20kmにも及ぶ細長い長洲に、
名だたるホテルが林立するホテルゾーンまで足を運ぶ。
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午前中は、どこまでも続く白い砂浜の上を裸足になって、
ときおり波を被りながら、カリブの海から運ばれてきた
綺麗な貝殻を拾い、あてもなくただゆっくりと白浜を散策。
そして、午後はリッチなリゾート客を気取り、ショッピング
モールを覗き廻る優雅な時を過ごす。
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      <タコス:N$7/缶ビールN$11>
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      <エンチラーダ:N$55/ビールN$20>

夕方ホテルへ戻り一眠り。夜9時半チェックアウトを済ませ、
10時発のバスに乗り、ゲバラの亡霊が息づき、カストロが息し
キューバに心を躍らせ、空港へと向かった‥‥。

*・・・N$1≒7円

by don-viajero | 2011-02-08 20:47 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 06日

トゥルム遺跡

有名なマヤ遺跡のチチェン・イツァへは、
6年前メリダから「ADO」社のバスで往復した。
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カンクンはユカタン半島の東端にあり、世界的な
ホテルが建ち並ぶメキシコ随一のリゾート地だ。
そこから海岸線を南南東に130キロ離れた
カリブ海を望む断崖にトゥルム遺跡が佇んでいる。
ジャングルで発展したマヤ文化が、最後に辿り着いた
地であり、スペイン人が最初に目にしたマヤの
都市である。

カンクンに到着後、ホテルでチェックインを済ませた
私は、シャワーを浴び、貪るようにしてベッドに
横たわり爆睡した。
翌日、セントロのバスターミナルから「ADO」社の
始発バスに2時間ほど揺られ、トゥルムを訪れた。
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目の前に飛び込んできたカリブの海は、コバルトブルーに
輝き、あたかも太陽のかけらが零れ落ちるように
キラキラと反射し、海岸に下りると小さな小さな砂と
なったサンゴは素足に優しい砂浜となって海へと誘う。
椰子の木が風を受け、深いグリーンの葉を揺らしながら、
爽やかな潮の匂いを漂わせていた。
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       <イグアナ・尾の先まで体長50cmほど>

by don-viajero | 2011-02-06 07:15 | Cuba/Mexico | Comments(2)
2011年 02月 04日

長い一日

1月は日本列島が冷凍庫に閉じ込めらてしまった
ような毎日だったらしい。ところが、私が帰国した
翌日からすっかり暖かくなってきた。ひょっとしたら、
私がカリブの風を運んできたのかもしれない(笑)

1995年1月17日午前5時46分。
阪神淡路大震災が起こった。
被災した人々や関係者の長い一日が始まった。

朝、温(ぬく)い布団のなかで聴いたラジオからは、
それがあんなにも未曾有の災害になろうとは思って
いなかった。

あれから16年後の同日、悲しみを一切伴わない
私の長い一日が始まった。

成田13時発のAA機の飛行時間は11時間15分。
米国ダラス着09時15分。ダラス発11時45分。
2時間40分のフライトでメキシコ・カンクン
14時25分着。まだ17日が幕を下ろすまで
9時間35分も残っている。

私の17日は日本での13時間+11時間15分
(フライト)+2時間30分(ダラス滞在時間)+
2時間40分(フライト)+9時間35分(カンクン)
=38時間20分。
もっとも、このしっぺ返しは帰路、一日分がどこかへ
すっ飛んでしまったのだが‥‥。

スコールが通り過ぎたばかりで、鼻から入り込んだ
生暖かな空気が、疲れ切った身体を鞭打つように
蒸し暑く強い日差しのカンクンに降り立った。

6年前、メリダから始まったメキシコの旅で、
おおいに利用した「ADO」社のバスに乗り込み、
ホテルのあるセントロ(旧市街)へと向かった‥‥。

by don-viajero | 2011-02-04 18:17 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 01月 31日

帰国

成田、午後2時半ごろ無事到着。
帰宅したのは夜10時少し前。
2週間もの間更新できなかった‥‥。

カンクンではなんとかヤフーの日本語を
見れたが、ブログは文字化け。
キューバではハバナの高級ホテルのPCを
使用したときだけ、ヤフーアドレスを閲覧できた以外、
すべてが文字化けになってしまった。

これから、少しずつ「陽気なイエスタデイ」が過ごした
「陽気なカリビアンたち」の旅レポートをしていきます。

by don-viajero | 2011-01-31 23:16 | Cuba/Mexico | Comments(0)