陽気なイエスタデイ

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カテゴリ:Portugal( 14 )


2010年 07月 15日

冒険者たち

ポルトガルがかつて世界を席捲していた
大航海時代の冒険者たち。

今、彼らは何を見つめているのだろうか‥‥?

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           【発見のモニュメント】  

ポルトガルでの一番のお気に入り写真だ。

ロカ岬からローカルバスでカスカイス駅へ。
カスカイス駅から急行列車に飛び乗り、リスボアの
カイス・ド・ソドレ駅までの車窓から、大西洋に沈もうとしていた
夕日をずっと追っていた。終着ソドレ駅に到着し、慌てて
各駅停車で「発見のモニュメント」があるベレン駅へ舞い戻って
撮ったものだ。

下はその数日前、昼間訪れたものである。
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by don-viajero | 2010-07-15 19:34 | Portugal | Comments(2)
2010年 02月 13日

Mr. Lonely

-遠い地平線が消えて 深々(ふかぶか)とした
  夜の闇に心を休めるとき はるか雲海の上を‥‥-

ご存知、FM東京の「ジェット・ストリーム」。
故・城達也のナレーションだ。
スポンサーは当時、鶴のマークのJALだった。
海外旅行が夢だった時代、若者たちが海外に想いを
馳せるに貴重な番組だった。
ご多分に漏れず、私もその一人であり、しかもそのJALに
乗って外国へ行くのが夢だった。
そして、BGMで流れていたのが「Mr. Lonely」。

私のマイレージはアメリカン・エアーラインズのものだ。
JALが同じワンワールドのグループ。
昨年来、ニュースで賑わせていた、経営難に陥ったJALが
デルタのグループ・スカイチームに入るか、ワンワールドに
残るか。形勢はデルタが有利だった。
いまだかつて、JALに乗ったことのない私は、今回を逃せば、
せっかく貯めた無料航空券を使って、JALでヨーロッパへ
行けなくなる。そう思った。

夜の静寂(しじま)を飛行する翼は、ようやく、JALに
乗れたという、私の充実感を満たしてくれた。
当然のごとく、目を閉じれば、脳裏を過るようにして
甦るのは、あのナレーションとBGMだった。

リスボアのバスターミナル、セッテ・リオスからナザレへ
向かうバスのなか、レターメンのあの曲が流れてきた。
原曲のボビー・ヴィントンの甘ったるいテイストとは、
だいぶかけ離れたものだが、やはり、耳に慣れていたのは、
'70年代にヒットしたレターメンのものだ。

旅に出れば、この歌のように一人きり。まさに“Mr. Lonely”。
でも「I'm not a soldier.」。兵士として戦場にいるのではない。
毎日が、非日常の世界への扉を開ける、楽しい一人旅なのだ。

by don-viajero | 2010-02-13 20:19 | Portugal | Comments(0)
2010年 02月 11日

ポルトガル・Ⅹ 『Fado』

セトゥーバルを訪れた夜、そしてリスボア最後の夜。
それぞれ違う「Casa do Fado」(ファドハウス)へ行った。
やはり、この歳になって初めて生で聴いたファドは印象に
残る。その店のパンフレットの冒頭、英語表記では、
こう書かれていた。
-It isn't Folk, it isn't Blues, it isn't Soul‥‥-

夜の帳が下り、あちらこちらライトアップされ、賑わいを
増すリスボアの中心街から、少し離れた薄暗い路地にある、
その店に入ったのは8時をとうに過ぎていた。
店内の奥には、ギターラという複弦ポルトガルギターと
クラシックギターを物静かに調律する二人の男がいた。
ウェイターに招かれるまま、彼らを間近に観賞出来る席に
坐らされる。少しばかり奢ったメニューを注文。もちろん、
白のメイア・ガラファーも。しばらくして、店内の照明が
落とされ、メルセデス・ソーサばりに太ったおばちゃんが
入ってくる。その歌声は彼女を彷彿させる。一曲目は
アマリアの“tudo isto e fado”(これがファド)。
どこか物悲しく、また、ときには明るいファド独特の旋律は、
複弦のギターによる伴奏が大きく作用しているようだ。続いて
二人の男性歌手がそれぞれ登場。そして再びあの女性が歌う。
歌い手の彼女が揺れているのか、酔い始めた私が揺れているのか、
ファドは静かに胸の底に沈んでいった。第一ステージが終わる
ころには、ボトルは空っぽ。二本目のメイア・ガラファーは
赤を注文。第二ステージもやはり、アマリアの
-そこには 歌と 酒と 夢があった‥-で始まる
“Mariqinhasu/マリキーニャス”(愛しいマリアの追憶)。つま先を
軽くフロアーに叩き、ついつい手拍子が出る、軽快な曲だ。
彼女が歌い終えるやいなや、声をあげる。「ブラボー!」。
私に続いて他の客たちも拍手とともに「ブラボー!」の連呼。
すでに10時を回っていた。リスボアの夜は始まったばかりだ。
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千鳥足で帰り道を急ぐ。
大都会特有のキンとした冷え込んだ空気に身を縮め、擦れ違う
女性たちの、ほのかに香る甘い香水が気持ちよく鼻をくすぐり、
地下鉄へと続く地下道に吸い込まれていった。

もう一軒は、ホテルの近くにある、高級なファドハウス。
翌朝、早い時間にチェックアウトしなければならなかったからだ。
リスボア最後の夜ぐらいは、ちょっと贅沢しようと思い、
食事もメイア・ガラファーのワインも、いままでで一番
値の張るものを注文。歌い手もそれに見合う?若くてすばらしい
歌声を披露させてくれた。
彼女のほうは、若かりしころのグラシェラ・スサーナといった
ところだろうか?
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早朝5時。前夜の余韻を耳の奥に残して、日本への途に就いた。

by don-viajero | 2010-02-11 10:35 | Portugal | Comments(0)
2010年 02月 08日

ポルトガル・Ⅸ 『Cabo da Roca』

この日を待っていた天気。この日のために与えられた快晴。
この日のためにユーラシアの果て、ポルトガルまでやってきた。

数日前から、夕方になればネット・カフェ(30分/€1)で天気の
チェック。受付のお兄ちゃんやお姉ちゃんたちと、顔馴染みに
なってしまった。夜空には、膨らみ始めた半月が煌々と
照り続け、ここ数日間の快晴を予感させてくれるような
夜の冷え込みだ。
明日の周遊チケットを購入するため、ロシオ駅へと行く。
この周遊券は「Bilhete Train & Bus」(€12)という、
ロシオ駅とシントラ駅間、カイス・ド・ソドレ駅と
カスカイス駅間の列車、シントラの街の周遊バス、そして、
ロカ岬をぐるっと回るバス路線が、自由に乗り放題の1日パスだ。
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当日は予想通り、どっ快晴。ロシオ駅を出発した列車は
40分ほどでシントラ駅に到着。周遊バスでムーアの城跡へ行く。
歩き回ること一時間。再び、降りたバス停でペーナ宮殿行きの
バスに乗り込む。
イスラム、ゴシック、ルネッサンス、マヌエルの様式を
ゴチャゴチャに寄せ集めたような奇妙奇天烈な宮殿だ。
テラスからは、リスボア市内はもとより、遠く平原の彼方、
テージョ河口とその川が注ぎ込む大西洋が一望に展開される。
ところが、宮殿を離れるころから、怪しい雲が出始めてきた。
周遊バスで街まで下り、王宮を見学している間に、空は
白みかけた厚い雲に覆われてしまい、不安が過る。
それでも、自身の「晴れ男」を信じつつ、遅い昼食を済ませ、
地元客に混じる数人の観光客らとともに、ロカ岬経由カスカイス
行きのバスに乗る。
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≪ムーア城跡からペーナ宮殿を望む≫

ロカ岬に着くころには、あの不安を振り払うかのように、
天空は、雲ひとつない真っ青な色が支配していた。
大西洋を望む断崖の突先まで、走って行った私を
待ち受けていたのは、爽やかな風なんて甘いもんではなく、
頬を突き刺すような、吹き荒れる寒風だった。

そんな、大西洋からの風を受けながら、様々な想いに
浸っていたときだ。ざわざわと大勢の人の声が、背中に
ぶつけられた。振り向くと、到着したばかりの大型観光バスから
吐き出される、老若男女の日本人団体。ここは彼らにとっては、
ただの観光ポイントでしかないのかも‥‥。

-いったい、俺の‥俺の‥「男のロマン」を
 どうしてくれるんだぁ~~~!!!-
そそくさと、記念写真だけ撮り終えた彼らが去ったあと、
目前に広がる大西洋に向かって大声で吼えた。
しかし、大自然を前にして、そんな咽ぶようなちっちゃな声は、
寒風とともに、荒波に飲み込まれいってしまい、あとに
残ったものは満足感のなかに去来するモヤモヤだけだった‥‥。
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by don-viajero | 2010-02-08 20:34 | Portugal | Comments(2)
2010年 02月 06日

ポルトガル・Ⅷ 『セトゥーバル』

地下鉄で、私鉄のセトゥーバル行きの列車が停まる
セット・リオス駅へ行く。
車窓から左手にリスボアの街並み、右手には
「発見のモニュメント」があるベレン地区のパノラマが
広がる、テージョ川に架かる4月25日橋を渡り、南へ
一時間ほどの港町へと向かう。バスターミナルでアズレージョ
工房のあるヴィラ・フレスカ・デ・アゼイタオン行きの
時刻表を調べ、街を散策。シーズンならば、イワシを焼く
匂いと煙で賑わっているはずの市場付近も閑散たるものだ。

10時30分発のバスに乗り込む。40分ほどで静かな村の
停留所で降りる。幹線道路から一つ挟んだ道沿いにある、
今でも16世紀の手法でアズレージョを作っている、小さな工房
「サン・シマオン・アルテ」を訪れる。
ポルトガルを旅していると、教会、駅、レストランの店内、
民家の壁など、いたるところで色鮮やかなアズレージョを
目にする。この装飾タイルは15世紀にアラブから伝えられ、
16世紀には独自のアズレージョへと華麗に変身していった。
とある。

バス停で二つ離れている隣村・ヴィラ・ノゲイラ・デ・
アゼイタオンまで20分ほど歩いて移動。1834年創業の
老舗ワインメーカー「ジョゼ・マリア・ダ・フォンセッカ」へ。
「I'm glad if you can speak Japanese.」と冗談を飛ばし、
たった一人、可愛いお嬢さん英語ガイド付きでワインセラーを
見学。暗い酒蔵に並べられた、大きなオーク樽から漂う芳醇な
匂いだけですっかり気分良くなる。
最後には用意された、3種類のワインを試飲させてもらう。
赤と白の小瓶をそれぞれ一本づつ購入し、ついでに、
一緒に写真に納まってもらう。
「Adeus, Obrigado!」と彼女に挨拶して、アデガをあとにした。
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by don-viajero | 2010-02-06 18:10 | Portugal | Comments(2)
2010年 02月 05日

ポルトガル・Ⅶ 『リスボア』

ポルトガル語表記【Lisboa】、英語表記【Lisbon】。
そういえば、昔、阿刀田高の「リスボアを見た女」を
読んだことがあった。
ちなみに、ポルトガルでは「リジュボア」と発音する。

今まで、同じ街に一週間も滞在するなんてことはなかった。
もっとも、一日中リスボアにいたのは正味四日間だけで、
あとはここを起点として、あちこち出かけていた。
アデガ(ワインセラー)とアズレージョ(装飾タイル)の
工房見学に、南のセトゥーバルへ。伝統的な習慣と独特な
服装に興味をそそられる、北のナザレへ。
そして「この世のエデン」と称された、西のシントラの街
経由でロカ岬へ。

ポルトガルはどこの街でも坂が多い。それも半端じゃない。
上り下りだけで、しっかり足腰を鍛えてくれる。
案の定、帰国後計った両脚の皮下脂肪率は、出国前より
下がり、骨格筋率は上がっていた。

リスボアでは、四日間という日数を見込んでも、余りある
見所がたくさんある。
とりわけ、別名「7つの丘の街」と言われる、広くて丘の多い
市内を巡るには、乗り物に頼ってしまう。そこで活躍するのが
24時間有効の「セッテ・コリューナシュ」(€3.7)だ。
地下鉄(4路線)のほか、カリスという会社が運行するバス、
市電(5系統)、ケーブルカー(3路線)、サンタ・ジェスタの
エレベーターが乗り放題だ。

例えば、地下鉄の窓口で、同一ゾーン均一1回券(€0.8+
発券代€0.5)のプリペイドカードを購入する。
あとは、このカードを地下鉄の自動券売機でチャージすれば、
1回、1日、3日、7日の表示を選んでクリックすれば、
何度でも使うことができる。おかげで、地下鉄はすっかり
「蛍のケツ」になってしまった。バス路線はあまりにも
複雑なので利用しなかったが、地下鉄のほか、どこへ行くにも
坂だらけのこの街では、街中を走る市電や3ヶ所にある
ケーブルカーはおおいに役立った。
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      ≪市電≫
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     ≪ケーブルカー・グロリア線≫
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      ≪サンタ・ジェスタのエレベーター≫

by don-viajero | 2010-02-05 20:05 | Portugal | Comments(0)
2010年 02月 03日

ポルトガル・Ⅵ 『マルヴァオン』

エヴォラから北へ、小型バスに揺られ1時間半ほどで、
ポルタレグレという小さな地方都市に着く。

今回の旅はヨーロッパだったので、ネットから多くの情報を
得ることができた。『地球の歩き方』で紹介されているホテル
でなく、それよりも快適で安い宿も見つけることができ、
リスボアとポルトは、そのサイトから予約した。
また、リスボアからポルトへのポルトガル鉄道の急行券も
バウチャーチケットで購入した。
主要都市間を結ぶ高速バスの時刻表はもちろんのこと、
地方のバス路線の時刻表まで調べることができた。

ここポルタレグレのホテルは『地球の歩き方』には、
高級ホテルと安ホテルの二軒しか載っていなかったので、
念のため『グーグル・アース』から何軒かピックアップ
していった。これが幸いした。安宿は閉鎖されていたのだ。
しかも、この街のインフォメーションで、思いがけず、無料の
日本語対応可能な『Windows 7』搭載のP.Cに出逢え、
まともにブログアップできたのだった。

この街からバスが1日2往復しかない、1時間ほど行ったところに、
マルヴァオンという、ちっちゃなちっちゃな村がある。
なだらかな山々が連なるなかの岩山の頂に、城壁に囲まれる
ようにして、村がちょこんと載っている。
スペイン国境近くにあるため、古くから戦略上重要な拠点だった。

ワインの大瓶を抱えた老人と私しか降りなかったバス停から、
その大瓶を持ってあげ、二重の門をくぐって城壁のなかに入る。
車一台がやっと通れる狭い石畳の道を登ってゆく。
そこは下界から切り離されたかのように、石造りの家々はすべて
壁が白く塗られ、静かで平和なたたずまいが、寄り添うように
続いている。観光客なんか誰もいない城の見張り塔まで登れば、
視界を遮るものは何も無い大パノラマが開け、遠くスペインの
地まで見渡すことができる。
晴天の下、優しい風に吹かれながら思い出すのは、まるで
『天空の城ラピュタ』のような、標高3000mを越す、一枚岩の
山頂にあるイエメン・シャハラの村のことだった。
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by don-viajero | 2010-02-03 20:04 | Portugal | Comments(0)
2010年 02月 02日

ポルトガル・Ⅴ 『エヴォラ』

冷たく、重い雨に悩まされたポルトであったが、コインブラへ
向かう高速バスの車窓から、厚い雲間をこじ開けるように、
僅かに青い部分が顔を出し始めた。ほんの数分ではあったが、
ポルトガルで初めて見た青空だった。
快調に走る高速道路からは、これからしばらくの好天を約束
してくれるような予感さえ伺うことが出来た。

コインブラからアレンテージョ地方の内陸部を貫く高速道路を
快適に飛ばす高速バス(4.5H/€15.8)は、緩やかな起伏の
丘陵地帯を、コルク樫とオリーブの木々が行儀よく並び、
大地に広がる眩(まばゆ)い緑の芝を輝かせ、その景色を
両脇に流してゆく。
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そんな緑の風景のなかにある、ローマ時代の城壁に囲まれた街、
それがエヴォラだ。ローマ、イスラム、キリスト教、それぞれの
時代を物語る建造物が、人々が暮らすひとつの城壁のなかに
混然と同居している。
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≪2~3世紀にかけてローマ人によって造られたディアナ神殿(ライトアップ)≫
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      ≪城壁の外へと続く水道橋≫

ここでの一番の見所は、サン・フランシスコ教会にある人骨堂だ。
いわゆるカタコンベ。ペルー・リマにある同名の教会の壁に、
無造作に詰め込められた2万5千体ものシャレコウベを観て以来だ。
他にも訪れる価値のあるものはたくさんあるが、半日もあれば
ゆっくりと観て回れる。
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     ≪サン・フランシスコ教会の人骨堂・およそ五千体≫
壁に埋め込まれた頭蓋骨のなかに吊るされた大人と子どもの人骨

計画では、この街を拠点に52km先のスペイン国境近くにある、
ポルトガルで最も美しい村のひとつに数えられるモンサラーシュへの
往復を考えていた。
日本でこの間のバス時刻表をネットで調べても、なかなかいい便が
なかったので、現地であたってみるつもりでいた。しかし、、
インフォメーションで訊ねたところ、やはり、その日に帰れる
バスはなく、インフォの隣にあるツァー会社が扱っていると
言う返答だった。そこで、その会社を訪れて訊いみたが、
今はオフシーズンで人が集まらないので、個人は扱わないという、
何ともつれない返事だった。
そのため、三日滞在予定のこの街を一泊で済ませ、その分、
リスボアに充てたのだった。

*:画像をクリックすれば大きくなります。

by don-viajero | 2010-02-02 20:46 | Portugal | Comments(0)
2010年 02月 01日

ポルトガル・Ⅳ 『メイア・ドーゼⅡ』

大概のレストランの営業時間は12時~15時と20時~24時だ。
これは安食堂であろうと、高級店であろうと大差ない。
稀に、地元密着のおじちゃん、おばちゃんで営んでいる
店だけが、7時~21時というものもある。
これは、かなりの安食堂でメニューも少ない。

朝食付きホテル(私の場合、一泊/ポルト€22.5、リスボア€25)
の食事はコンチネンタル。パン3種類、ハム2種類、
スライスチーズ、パンにつけるバター、各種ジャム。コーヒー、
ミルク、オレンジジュース。もちろん、おかわり自由だ。

朝食付きでない場合どうするか?コンビニなんてない!
抜きで済ますこともあれば、7時前後~20時前後まで、
いたるところで開いている、パステラリアやカフェを利用する。
パステラリアは甘い菓子パンが豊富だ。他に調理パンも
置いてある。テイクアウトもでき、朝はどこの店も通勤客で
賑わっている。カフェはどちらかというと、カフェバーに近い。
店の棚にはワインやウィスキーのボトルが、所狭しと
並べられていて、さすがの大食漢の彼らも、朝食だけは
軽く済ませている。

ガラス越しに揚げ物を並べているカフェなどでは、
「ビッファーナ」という薄焼きの味付け豚肉を挟んだ
サンドィッチがある。極めつけに旨かったのは、ポルトで食べた、
薄くスライスした豚肉を味付けスープでじっくり煮込んだものを
挟んだビッファーナだ。たっぷりとマスタードを塗り込み、
インペリアル(生ビール)を飲みながら食べる。

これが、メイア・ドーゼ腹の私には、丁度よい量であり、
最高にいけるのだ!
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≪Bifana€1.8≫
≪Sopa・de・Legumes€1.2≫
野菜スープ。ポテトスープをベースに、ニンジン、、青菜、豚肉などを煮込んだポタージュスープ
≪Imperial€1.1≫

by don-viajero | 2010-02-01 20:50 | Portugal | Comments(0)
2010年 01月 31日

ポルトガル・Ⅳ 『メイア・ドーゼ・Ⅰ』

レストランで席につくと、まずオリーブ、チーズ、
「パシュテイシュ・デ・バカリャウ」という干しダラ入りの
コロッケの付け合せ皿、そしてパンといった前菜が出される。
もちろん、これに手をつければ、料金に加算される。
「ナォン・オブリガード」と言って下げてもらう。
メニューは通常、スープ、前菜、メインディッシュの
魚か肉料理、そしてデザート。食事中にはワインかビール。
最後はデザートに小さなコーヒーカップに入った「ピッカ」
と呼ばれているエスプレッソコーヒーだ。

これらをキチンと平らげてしまう、隣席するポルトガルの
人々の食欲には、驚きを通り越して、ただただ呆れるばかりだ。

メインディッシュ・メニューのなかに「メイア・ドーゼ」と
表示されたものがある。これは「半分の量」という意味で、
普通よりも少なめになる。料金は三分の二ほどだ。
しかしながら、このメイア・ドーゼですら、少食の私には
多い量だ。メイア・ガラファ(ハーフ・ボトル)のワイン
片手に、ゆっくりと食事をしている私を逆に、大食漢の
彼らは訝しがっているのかもしれない。

スーパーで500ccのミネラルウォターが€0.1、350ccの
缶ビールが€0.55.それに宿泊代や交通費を見比べると、
レストランでの食事代は決して安いとはいえない。
それでも、食事にお金をかけるポルトガル人は、本当に
食べることの好きな民族なのだろう。
だが、その旺盛な食欲は、中年のおっちゃんの布袋様のような
お腹や、おばちゃんのハートマークを逆さまにしたような
でっかいお尻が如実に物語っている。

もっとも、この国では若い女性たちのお尻もデカイ!!!
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≪Cozido・a・Portuguesaコジード・ア・ポルトゲーザ/Meia Dose €7.5≫
各種のソーセージ、肉、野菜、豆を煮込んだポルトガル風ポトフ
≪Meia garrafa €2.0≫

by don-viajero | 2010-01-31 12:54 | Portugal | Comments(0)