陽気なイエスタデイ

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カテゴリ:Maroc( 19 )


2017年 01月 25日

CASABLANCA・Ⅱ/Souq

モロッコにおいて、旧市街(メディナ)のなかにある
「スーク」とは、英語の「マーケット」とほぼ同じ
意味であり、中近東から西南アジア及び中央アジアでの
「バザール」や、中南米の「メルカド」と同じ意味をなす。
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「デーツ」(ナツメヤシ)が並んでいる
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お菓子屋さん

アラブ世界の美しく典型的なスークとして、モロッコのフェズ
(後日紹介)、シリアのアレッポ、イエメンのサナアの3つが
あげられる。ただし、アレッポについては2011年から続く内戦の
影響で歴史的な店舗の大半は焼失してしまっている。
また、やはり内戦の影響下にあるサナアも心配だ‥‥。

by don-viajero | 2017-01-25 18:41 | Maroc | Comments(0)
2017年 01月 24日

CASABLANCA・Ⅰ

カサブランカで是非とも訪れたい場所があった‥‥。
Hotel Hyatt RegencyのなかにあるBar Casablancaへ。
そこで渋い男、とにかく渋いボギーに逢うことだった‥‥。
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しかし、タダでは逢わせてもらえない‥‥。
とりあえず、生ビールを注文。
運んできたのがトレンチコート姿のボギーだった!
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ボギーに撮ってもらった1枚だ。
生ビール1杯+アーモンドのつまみで40DH≒480円。

by don-viajero | 2017-01-24 18:25 | Maroc | Comments(0)
2012年 01月 05日

Place de Jemma el Fna

ジャマ・エル・フナ広場=死者たちの広場
かつてマラケシュを支配した王たちが、公開の処刑を
行った場所だ。
水売りのおじさんは写真のモデルをして稼ぎ、実際には
水なんか売っているわけではない。
夕方になれば、たくさんの屋台が出て、ハリラやカバブの
魅惑的な匂いが、群集のあいだから立ち込めてくる。
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水売り
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ホテルの屋上から

by don-viajero | 2012-01-05 19:42 | Maroc | Comments(2)
2012年 01月 02日

アルバムの記憶

古い旅の写真アルバムを開いていた。

1994年・モロッコの旅から2005年・メキシコの旅までは、
デジカメを持っていなかったので、お気に入りのカラーネガだけ、
ショップでCDに焼いて貰っていた。
ブログにアップしないものでも、結構いいものがあることに
気付いたので、PCで少しばかり加工して載せていこうと思う。
まずはモロッコから‥‥。
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母と娘:Place de Jemma er Fna
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サハラ砂漠:Merzouga

by don-viajero | 2012-01-02 20:18 | Maroc | Comments(2)
2007年 07月 13日

ラマダン

イスラムの断食月のことである。

日の出から日没まで一切の食物を摂らない。勿論、水もだ。
厳密には生唾も飲み込んではいけないらしい。
アルコールが許されているイスラム国でさえ、この期間は禁止。
街中で売られているアルコール類も仕舞い込まれてしまう。
レストランも日中は閉店休業。
ただし、外国人が利用する高級ホテルのレストランでは、
アルコールも食事も取ることができる。
しかし、そこで働くその国の人々は口にすることは出来ない。

モロッコに入って三日目、マラケシュ滞在中にラマダンに突入した。
まともな食事にありつけないので、朝食用の食材は、
前日買い込んで、ホテルの部屋で済ませた。
『郷に入っては郷に従え』
私もラマダンに入った。
日中は食事をしない。
しかし、ミネラルウォーターだけは常に持参はしていた。
途中、ワルザザード、エルフードでは雑貨屋でビールを手に入れる
ことができたのだが、それ以降、カサブランカに戻るまで
休肝日が続いた。

夕方、屋台の前では日没を待ちわびる人々でごった返す。
おそらく一番人が集まっている店が、最も美味しいハリラ*1)を
提供してくれるのであろう。
合図は拡声器から流れるアッザーン。
一瞬の沈黙のあと訪れる喧騒。
日々食事ができることに感謝して、まずはアツアツのハリラで
空っぽの胃袋を満たす。これが空腹には実に旨い!
シシカバブ、タジン*2)へと進み、彼らの夜は延々と続くのだ。

この期間、イスラム世界では確実に経済が停滞する。
ビジネスアワーも早く閉まるし、イライラが募って、
そこかしこで喧嘩が絶えない。
ただ、食料の需要自体は増えるらしい。
夜を徹して飲み食いするためだ。一種の食い溜めである。

摩訶不思議なイスラム。
日本で生活する我々には理解し難い世界なのだ。
だから面白い!

*1)ハリラ‥モロッコ版スープ。出汁は肉(魚)
      具は豆や野菜のみじんぎり
*2)タジン‥肉と野菜のシチューみたいなもの

by don-viajero | 2007-07-13 20:38 | Maroc | Comments(0)
2007年 07月 11日

サハラ

日の出(いずる)国、日本から来た一人のオッちゃんが、
日の沈む地、マグレブ*1)の人々との想い出を数々残した旅であったが、
ハイライトは何と言ってもサハラ砂漠であろう。
エルフードの町からサハラの入り口、メルズーガ村まで
四輪駆動・ランドローバーでの砂漠ツアーが出ている。
一台貸切だ。客が集まれば等分すればいい。

エルフードの安宿(当日の宿泊者は私一人だけ)のオーナーが紹介してくれた、
自称ガイドだという彼の兄にツアーの話を持ちかけた。
その日、彼と一緒に他のホテルを回ったのだが、オフシーズンということもあって、
一人の相方も見つけることが出来なかった。
言い値400DH*2)を350DHにさせて交渉成立。
(他を当たっても400DHが相場だった)
この日記はそのサハラでの感動の記録である。

2月15日(快晴)
 4時起床。ホテルのロビーでガイドを待つ。
 しかし、横付けされた車は約束のランドローバーではなく、ボロボロベンツ。
 しかも運転手付き。
 「こいつは、このベンツとランドローバー、もう一台
 他の車を所有しているが、調子が悪いのでこれで来たんだ」
 と嘯きやがった!はなからこういうつもりだったんだろう。
 「話が違う!昨日の約束ではお前がガイド兼運ちゃん。
 しかも、車はランドローバー。私は一人分しか払わないし、
 何だ!このボロベンツは!」
 続けざま
 「当然、まけてくれるよな!50DH値下げだ!」
 私の剣幕に圧倒された彼は渋々承知した。
 要するに、彼は英語を話せるが、車を所有していない。
 そこで英語のできない白タクを雇ったということだろう。
 空には満点の星。ガタガタ道。ボロボロベンツはボッコンボッコン。
 まだ暗い夜道をスピードを上げて走る。
 前には大の大人が二人。彼らの会話を解することはできない。
 ザックからアーミーナイフを取り出し、そっと懐に忍ばせる。
 こんなところで殺されたら、それこそ完全犯罪だ。
 -日本人の一人や二人、砂漠に埋められてもどうってことないさ-
 そんな心配を他所に二人は陽気なベルベルミュージックを
 カセットからガンガン流し、
 「この音楽は気に入ったか?」
 と聞いてくる始末。
 5:45メルズーガ村に着く。
 「俺たちはここで寝て待ってるから、あの薄暗く盛り上がってる山まで行け」
 マグライトの灯りを頼りに山を目指す。
 オアシスを抜け、暫くすると足をとられるような砂地が現れる。
 足早に山を駆け上がる。ついに来たぞ!サハラへ!気が焦る。
 四つん這いになりながら30分ほどして頂上に立つ。
 渺々(びょうびょう)と続く赤い砂の山。まだ日の出までは時間がありそうだ。
 サハラの砂と戯れる。ゴロゴロ転げ回ったり、砂を空中に
 放り投げたり‥‥裸足になって駈けずり回る。
 7:01 Sunrise! この砂漠の中でたった一人。Standing Alone.
 大声を張り上げる。来て良かった!
 「カミさ~ん!子供たち~!ありがとう!!!」
 静寂の砂漠に向かって、否、すばらしい地球に向かって叫ぶ。
 砂はまるでバージンスノー。朝日を浴びてキラキラ、サラサラだ。
 廻りはゴミ一つ見当たらない。
 風がすべてを持ち去ってしまい、残ったのは赤い砂の風紋だけ。
 少しばかりの生き延びている草。そしてメルズーガの村から
 続いている一本のトレース。よく見ると足元には身体を丸めた、
 親指の頭ぐらいのフンコロガシ。
 ‥‥略‥‥

 レストランで待っていた彼らを起こし、村を出る。
 「お前はラッキーだ!」
 ―そうだとも。誰もいなかったのだからな!―
 ハイシーズンには観光客で行列になるということだった。

*1)マグレブ‥アラビア語で日の沈む地。モロッコ、アルジェリア、
       チェニジアを含むアラブ諸国のアフリカ西辺地域
*2)DH‥当時1DH=15円
 
 

by don-viajero | 2007-07-11 20:56 | Maroc | Comments(2)
2007年 07月 10日

モロッコ

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               モロッコ地図   
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                サハラ砂漠            

by don-viajero | 2007-07-10 06:45 | Maroc | Comments(0)
2007年 07月 09日

旅 -モロッコⅡ-

パリ・オルリー空港を飛び立って、
ジブラルタル上空に差し掛かった時は快晴。
遥か眼下の洋上を走る船までがよく見える。
世界地図で見たアフリカ大陸がそのまま横たわっていた。

空港から白い街・カサブランカの市内まで、
国営バスで向かった私が見たものは、
黒い排気ガスを振りまいて走る多くのオンボロ車。
なかには、パジェロの最新車種も走ってはいたが‥‥。
そして、ロバに一杯の荷を付け、その背に跨った老人だった。
この瞬間
―楽しい旅になるぞぉ!―
と直感したのだ。

赤い街・マラケシュのジャマ・エル・フナ広場での
様々な大道芸に興奮。
夕刻、アッザーン*1)の合図とともに屋台街へと変身。
夜の帳が下りる頃には、食欲をそそる、そこかしこから
立ち上るカバブの香ばしい煙。
その広場を見下ろすホテルの屋上でミントティを飲みながら、
一年前、南米を旅してきたという日本人青年との会話。
―次はマチュ・ピチュだな!―
と漠然と想いを馳せた時間。

どこまでも、延々と続く赤い砂の山。サハラ。
サハラ砂漠をStanding Aloneで迎えたSunrise。
何一つ人間の痕跡が見当たらない、
巨大な砂山を前にして、まるで子供のように裸足になって、
風紋が残る砂を壊しながら走り回る。
うれしさのあまり笑いまでがこみ上げてくる。
そんな無邪気な自分がいた。

世界最大の迷路。
中世に引きずり込まれたフェズの街。
車も通れない細い路地を行き交うジュラバを着込んだ男たち。
華やかなカフタンを纏った太り気味のおばさんたち。
ロバに跨り悠然と通り過ぎる行商人。
道の両側には賑やかなスークがいくつも並ぶ。
ずっと昔から変わらぬ光景なのだろう。

カサブランカに戻り、某高級ホテルのロビー。
リックス・カフェ・アメリカンを再現した、
その名もバー・カサブランカ。
粋なトレンチコートに身を包み、黒いソフト帽を被った
ウエィター『リック』が運んできたよく冷えたビール。
ピアノマンのサムが弾く音楽が今にも聞こえてきそうだ。
―だったら、イルザは?―
と辺りを見回しても、らしき人影があるはずもないか!

毎日が新鮮で、感激した非日常的な出会いがあった。
「サバ」
と声をかければ、
「サバ」
と笑顔で気軽に答えてくれる子供たち。
私はすっかり『旅』という病に冒されてしまった。

最後にもう一言付け加えよう。
"Here's looking at you, kid!"‥‥「君の瞳に乾杯!」
こんな歯の浮くようなセリフを生涯一度、
使ってみたかったなぁ!

カッコ良過ぎるぜ!ボギー!

*1)アッザーン‥拡声器から流れてくる時刻を知らせる呼びかけ
        「アッラ~~アクバ~~ル~~」から始まる。

by don-viajero | 2007-07-09 20:49 | Maroc | Comments(0)
2007年 07月 07日

旅 -モロッコⅠ-

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「ゆうべどこにいたの?」
「そんな昔のことは覚えていないね」
「今夜会ってくれる?」
「そんな先のことはわからない」

映画『カサブランカ』のイングリット・バーグマンに
惚れ込んでしまった訳ではないが
1994年、モロッコを訪れた。

学生時代以来の海外一人旅だった。
このモロッコ行きには、かなり以前からの伏線があったのだ。

インド・ゴアからボンベイ(今ではムンバイ)行きの船上。
一番安いデッキクラスに居合わせたフランス人との会話。
彼は茫洋としてキラキラ輝く海を眺めながら、こう呟いた。
「このインド洋の向こうに何があるかわかるかい?」
「アフリカに決まってるだろう」
「そう、アフリカさ!ボンベイからモンパサ(ケニア)行きの
船があるんだってさ!オレはその船に乗ってアフリカに行くんだ」
-そうか!アフリカか!-
この時から、僅かながら『アフリカ』を意識するようになった。

当初、ツァーに参加してのモロッコ行きを考えていた私は、
正月、東京に出た折、御茶ノ水にあった
モロッコ政府観光局に寄ってみた。
すると、そこにいた、如何にも「肝っ玉母さん」然とした
小太りの日本女性が
「一人で行けるんだったら、ぜひ一人旅を勧めます。
 治安はいいし、楽しい出会いがあると思いますよ」
と教示してくれた。

私の気持ちは決まった。”アフリカ・モロッコ一人旅”

by don-viajero | 2007-07-07 19:31 | Maroc | Comments(3)