陽気なイエスタデイ

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カテゴリ:超短編小説( 89 )


2016年 06月 12日

新語:マスゾエる

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                         【東京都HPより】

「あなたぁ‥‥、昨日孫のために買った
 ドラえもんのシリーズ本、
 必要経費で計上しましょうよ!」

「そんなのできっこないだろう!」

「でも、子供たちの世界を知ることも
 教育者としては必要じゃありませんか?」

「それもそうだな!
 俺って結構マスゾエルかも‥‥(笑)」

「来週の孫たちとの食事会、同僚のN先生ご家族も
 御招待して、教育談義でもして、接待交際費として
 交互に申請してみようか?」

「あなたぁ!それグッドアイデアよ!」



世も末ですなぁ‥‥。

by don-viajero | 2016-06-12 19:53 | 超短編小説 | Comments(0)
2016年 02月 13日

ゆるむ

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朝は久々に最低気温がプラスに転じた!その後気温はグングン
上昇して、昼過ぎからは小雨まで降り始め、すっかり緩んできた。
天気予報大当たりや!

話は変わって、どこかの国の政権政党も弛みっぱなしで、まったく
越後屋甘利以来、超弛緩状態と言って吝かでない!

そこで、ストレス溜まりっぱなしのボクは、久しぶりに数回に
分けて『アドルフお坊ちゃん』シリーズを復活させることにした!

『アドルフお坊ちゃんの愚痴・Ⅰ』

「おい!スガよ‥‥!
 最近、ボクの党はちょっと変じゃないか?」

「そうですねぇ‥‥。お坊ちゃんのお友だちのアマリ君が、
 現代版水戸黄門の悪役を演じてからですかねぇ‥‥」

「越後屋!お主も悪よなぁ‥‥だよな!
 あいつ、TBS で拾ってくれるかも‥‥」

「そうかも知れませんね!野党の追及でも名演技でしたからね!
 一部のマスゴミでも≪潔し≫って謳っていますからねぇ!」

「それは良かった!でも、日ごろから無駄口の多い籾ジョンウン君が
 また口を滑らせてしまったよ!」

「何て‥‥?」
 
「偏った解説委員が多いってさ!本人が一番偏っているのにねぇ!」

「それもこれもみんなお坊ちゃんの為ですよ!!!」

「それは有り難い!視聴者から≪あなたに言われたくない≫なんて
 文句を言われるのは、ジョウン君御本人だからな!」

‥‥続く
   

by don-viajero | 2016-02-13 18:42 | 超短編小説 | Comments(0)
2014年 12月 08日

『失楽園』

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札幌大通り公園(札幌市観光案内より)

札幌に候補者の応援演説にやってきたヒョットコ

「子供を産まないほうが問題だ!」

突然、聴衆のなかから大声でヤジが飛ぶ。

「そんなことはお前の上司に言え!!!」

ザワザワザワ‥‥ヒソヒソヒソ‥‥。聴衆がざわつき始める。

「ヒョットコの上司って、だぁ~れ?」

「アドルフお坊ちゃんのことじゃなぁ~い!?」

「そうそう、お国のお金で何回もお手々繫いで海外旅行に
 出かけてる‥‥あの夫婦のことだよ!」

「そういえば、最近ヒョットコ失言多いな!」

「あれは確か‥‥松本だったよな!
 『利益を出していない企業は運が悪いか能力がない』だってさ!
 中小企業の多い地方都市で金持ちボンボンの戯言だよ!!!」

「きっと、国会って失言しても楽しい園(ところ)なんだね!」

by don-viajero | 2014-12-08 18:20 | 超短編小説 | Comments(0)
2014年 11月 25日

『シャッター街』

【ネットから拾った話をちょっと弄ってみました】

街頭演説での民主党候補
「みなさん!見てください!このシャッター街を!
 すべて自民党のせいですよ!!!」

間髪入れず聴衆の一人が大声で叫んだ!
「ワッ‥オ~ン!(WAON)」

by don-viajero | 2014-11-25 18:37 | 超短編小説 | Comments(2)
2014年 09月 28日

G20にて

第一幕
米  国「官兵衛君、あとで体育館の裏に来てくれる?」
官兵衛「嫌です!ちょっと喉の調子が良くないので帰ります!」

官兵衛、大男に首根っこを掴まれて体育館裏まで連れ出される。

米  国「あんさん、何ぬかしとんねん!円安どうするんや?」
官兵衛「どうすると言われましても‥。
     物価目標2%に向けて躊躇なく‥‥。」
米  国「調子こいとるんちゃうか!?」
官兵衛「物価目標2%に向けて‥‥」
米  国「いつまでもふざけていたらあかんでぇ!」
官兵衛「物価目標2%に向けて‥‥」

第二幕
米 国「ヒョットコ君、あとで体育館の裏に来てくれる?」
ヒョットコ 「あ‥ぁ‥はい‥‥」

ヒョットコ、いつものように唇を尖がらせて大男のあとをついていく。

米 国「あんさん、円安で調子に乗っとるんとちゃいまっか!?」
ヒョットコ 「はい‥。アドルフお坊ちゃんの下、一丸となって
     日本経済を良くするために、日夜頑張っております」
米 国「あんさんなぁ‥。正直ドル高は困るんや!」
ヒョットコ 「すみません‥‥」
米 国「110円はちょっと容認でけへんレベルやからなぁ‥。
     そこんとこ、あんじょう頼んまっせ!」
ヒョットコ 「はい!円安を注視していきます!」
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by don-viajero | 2014-09-28 18:52 | 超短編小説 | Comments(0)
2014年 07月 29日

『畦草刈りin安曇野』

昔からの農家に混じり、新たに小さな休耕田を借りて、
生れて初めての米作りに励むA氏。
「畦草も伸びてくると、あんべい悪いし、みぐさいなんて
 言われる前に、まてぇに刈るのもあだじゃねぇなぁ‥‥。
 おぞくさっく刈りゃぁ、のぶい野郎だってやたかしいし、
 たいてのこらさだよ!」

ボソボソと独り言を呟いていると、いつのまにか隣りの
田んぼの爺ちゃんが来て、
「もうらしいなぁ‥‥。そんなこんでおんじょこくんじゃ
 ねぇぞ!こないだもせっぺせっぺ草刈りしているのを
 見てたぞ!オラぁ、あにぃのこんぼこのときから知っている
 からな!がった坊主だったが、とびっくらが速くてなぁ‥‥。
 いせみ根性で、のてどもが騒いでいるだけだ!
 あにぃが一生懸命米作りに励んでいるのは、お天道様も
 おまえんちの、のんの様もちゃ~んと見ているよ!」

「爺ちゃんにそんなこと言われりゃぁ、わにちゃうじゃねぃか!
 あてずっぽなことを言う奴らにゃぁ、ごうがわくが、オレ、
 頑張るよ!わかんねぇことがあったら、教えてくださいよ!」

「おいさ!いつでも訊きな!うんまい米、作れよ!!!」

「はい!」

乾いた畦草を燃やす煙が、安曇野の空を静かに昇っていった。
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by don-viajero | 2014-07-29 19:54 | 超短編小説 | Comments(2)
2014年 07月 06日

『同級会』

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毎年、同じメンバーしか集まらない小学校の同級会
酒宴も中だるみにさしかかった頃、右隣りの席で浮かぬ顔を
していた幹事のS君が、ボソボソと独り言を呟いていた。
「おかしいなぁ‥?もう一人来るはずなんだがなぁ‥‥」

そのとき、小座敷の襖がそぉ~っと開いて、コロコロと肥った
女性が、弾けるような満面の笑みを湛えて立っていた。
「み・ん・なぁ~!遅くなってゴ・メ・ン‥ねぇ~!」
丸い顔に丸い身体。声までが丸く聞こえた。

期せずして、口々から飛び出した。
「だぁ~れ?」「だれだよぉ~?」「???」
「まぁ、上がれよ!みんなを驚かそうと黙っていたんだが、
 中学校に上がる直前に転校して行ったマルコちゃんだよ!
 私・幹事がご用意した、今宵の隠し球・超サプライズだぜ!」
「面影なんか、なんにもないじゃん!」
「そうよ!街で逢ったってわかんないわねぇ‥‥。
 旧姓細井。昔とってもおとなしかったオ・ト・メ。
 お嫁に行って丸井マルコ。キャハハハ!今じゃ幸せ太り。
 陽気でフ・ト・メのマルちゃんでぇ~す!アハハハ!」
天まで届きそうな彼女の笑い声が、小さな部屋いっぱいに
響き渡った。

あの頃、教室の隅っこでいつも一人淋しそうにしていた彼女。
長い星霜の流れのなかで、一体何が彼女をこれほどまでに
屈託のない、明るいキャラクターの持ち主に変えさせたの
だろうか‥‥?

-人生 山あり 谷あり 歴史あり-だな‥‥!

by don-viajero | 2014-07-06 19:21 | 超短編小説 | Comments(0)
2014年 06月 22日

『ロト』

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ポケットのなかでガラケーの着信音が騒ぎ立てる。
モゾモゾと取り出してパカッと開ければ、未登録の
番号が表示されていた。

「もしもし、どちら様ですか?」

「わたくし、情報調査会社の〇〇です」

「その会社が私になんの御用ですか?」

「お宅様はロト6に興味がおありでしょうか‥‥?」

-そぉら!来たぞぉ!!!-
「べつにぃ‥‥。ところでロトがどうしたの?」

「実はわたくしども、こうしてお電話で選ばれた方々に、
 ロトの当選番号をお教えさせていただいております」

「ほぉ‥‥。私が選ばれた人間ってことですか‥‥?
 そんなに当たり番号が判るんだったら、自分のお金で
 買えば???」

「みなさん、そうおっしゃいます‥‥」

「我が家の家訓を教えましょうか‥?
 ‘儲かる話は人に教えるな!’
 ‘人を騙すな!’この二つなんですよ!!!」

-プッ‥ツゥツゥ‥‥-

※数ヶ月前、私にかかってきた詐欺電話です。

by don-viajero | 2014-06-22 19:04 | 超短編小説 | Comments(0)
2014年 06月 19日

日捲り英会話

昨日のカレンダーは「Q&A」形式の英会話。

Q:A child, an honest politician and Spiderman find a 1,000 yen bill.
  Who picks it up?

さて答えは???

by don-viajero | 2014-06-19 19:52 | 超短編小説 | Comments(0)
2013年 10月 26日

『みの虫国の滅亡』

あれから‥‥。f0140209_16184582.jpg

「我こそが、みの虫国民の代弁者だ!」とばかりに大声を
張り上げ、嘯(うそぶ)き続けてきた《電波芸者虫》こと、
モンタ虫は同国の大統領まで登りつめていた‥‥。
                            
某テレビ局でオン-エアー中、
「まったく、なんてケチクサイこそ泥なんだ!
 酔って寝こんでしまった人のバッグを盗んで、
 あげくにサイフに入っていたクレジットカードで、
 現金を引き出そうとしたそうじゃありませんか!
 しかも、警察の証拠を示した取調べに対しても、
 犯行を否認し続けている。
 これ、30男のすることですかねぇ~?
 親の顔を見たいもんですよねぇ~!
 み・な・さ~~ん!!!」

モンタ虫のいつもの口上に、スタジオを陣取った熱狂的
ファンのおばちゃん虫たちも、口をあんぐりと開け、
「そ‥そ‥その親って‥‥!?」 
              
それから一月も経たないうちに、モンタ虫はすべての役職を
解かれ、年収億と云う稼ぎも無くなり、ついにはみの虫国も
敵対する某国に滅ぼされたんだとさ!

「驕れる者 久しからず」

            【完】

Illust ACからダウンロード後ペイントで色づけ 

by don-viajero | 2013-10-26 20:18 | 超短編小説 | Comments(0)