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2016年 11月 25日

裸の王様

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【イラストACより/一部加筆】

「I’m Abe Mario!
大日本国(と本人は思っている)の総理大臣=王である!」

空気を切り裂き、大地を揺るがす熱狂的なアベコールが幾重にも
重なりあい響き渡る。
「ワァー!ワァー!!ワァー!!!マンセーアベ!!!!」

ところが、彼が初めて会談し“信頼できる指導者”であるはずの
次期米国大統領は、いち早くTPP不参加を表明してしまった。
しかも、何度も会談を重ねてきたロシア大統領も、今回の訪日で
前代未聞である王様の地元、しかも御贔屓の旅館での接待を画策
しているのに、向こうは一枚も二枚も上手(うわて)の交渉相手だ。
旧ソ連時代の領地を奪い返すことはあっても、他国になんぞ渡す
わけがない。結局は日本から、ひいては日本国民の金を出させる
ことしか考えていない独裁者である。

ところで、声高に騒いでいた【アベノミクス】はいったいどこに
行ってしまったのだろうか?確かにあのときは株も上がり円安にも
なった。しかし、それは誰一人として責任を取らなかった、あの
悪名高き“グリーンピア”の残党どもの組織・GPIFが国民の大事な
年金を、大量に注ぎ込んで株を購入したからであって、当たり前の
ことだ。こんなことは小学生でも解る図式だ。いまでは真っ暗な土蔵の
奥で【どアホノミクス】と化しているのであろうか?
まさか、最近の株高円安を「道半ばだったアベノミクスの成果だ!」
なぁんて言い出すんじゃないだろうな?(笑)

日本国中で「アベマリオ王様は大したものだ!」そんなバカ騒ぎも、
無垢な子供たちばかりか、脳みそがデジタルでも心がアナログな
人々にもはっきり見えている‥‥彼が裸であることを!

しかしながら、あまりにも不気味なのは、マスゴミを含め彼の取り
巻きたち誰一人「王様は裸です」と言わないことである‥‥。

by don-viajero | 2016-11-25 18:46 | 超短編小説 | Comments(0)
2016年 08月 04日

ダ・マスゴミ

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安倍晋三

「なぁ、スガよぉ‥‥。 
 国民を騙すなんてチョロいもんだよなぁ‥‥」

お坊ちゃんは件(くだん)の幇間・スガに呟くように言った。

「どういうことですか?」

「今回の参議院選挙でボクはこう言い続けた。
 -私の内閣で、株は上がった!-
 -私の内閣で、雇用は増えた!-
 -私の内閣で、税収は増えた!-」

「事実そうでしたね!」

「でも、一部の懐疑的なマスコミは‥‥特にA、M、T新聞社は‥‥。
 -株が上がったのは国民の年金(GPIF)で大量に購入したからさ!-
 -雇用だって団塊世代の大量退職に伴い、非正規社員を多く
  採用しただけじゃないか!- 
 -税収増だって、消費税を5%から8%に上げたんだから当たり前だ!-
 すべてその通りだ!しかし、ボクには強~い味方がいるんだよね!
 モミ・ジョンウン率いる提灯持ちの国営放送と、購読数日本一を誇る
 日本版人民日報とその系列メディアだ!
 こいつら【ダ・マスゴミ】の力がボクに活力を与えているんだ!」

「御意!」

「ボクの意に沿う同士が国会で2/3を超えた!凄いことだぞ!!!
 女幇間を防衛大臣に据えたことだし、【緊急事態条項】新設で
 最高指導者がいかなる場面においても、国民の自由を規制
 できるのだ!ワイマール憲法バンザ~イ!バンザ~イ!!
 今、まさに我が身にヒトラー降臨し!!!」

「御~~~~~意!!!」

さすがのスガも、かの「ウエマツ」的発言に震えあがって、
小便をチビッてしまっていた‥‥。

by don-viajero | 2016-08-04 20:38 | 超短編小説 | Comments(0)
2016年 06月 12日

新語:マスゾエる

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                         【東京都HPより】

「あなたぁ‥‥、昨日孫のために買った
 ドラえもんのシリーズ本、
 必要経費で計上しましょうよ!」

「そんなのできっこないだろう!」

「でも、子供たちの世界を知ることも
 教育者としては必要じゃありませんか?」

「それもそうだな!
 俺って結構マスゾエルかも‥‥(笑)」

「来週の孫たちとの食事会、同僚のN先生ご家族も
 御招待して、教育談義でもして、接待交際費として
 交互に申請してみようか?」

「あなたぁ!それグッドアイデアよ!」



世も末ですなぁ‥‥。

by don-viajero | 2016-06-12 19:53 | 超短編小説 | Comments(0)
2016年 02月 18日

『アドルフお坊ちゃん・番外編』

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≪朝日新聞デジタルより≫

「オイ!越後屋、浮かぬ顔をしてどうした?」

「あっ‥‥。
 お坊ちゃま、いろいろご迷惑をおかけしてまして‥‥」

「まぁ、しっかり休むことだな!」

「はい‥‥。
 一応≪睡眠障害≫という病名をもらいましたので‥‥」

「そうだったのか!
 そういやぁ、娘さん、たしか女医さんだったよな!
 どんな病名でも付けてもらえそうだね!
 ついでに、君の秘書も同じ病名にして証人喚問に
 出なくていいよ!
 まぁ、竹下登大先生の青木秘書みたいに、
 一生寝ていてくれればいいんだがね!
 ワッハッハッハ!!!」

「それって‥‥ひょっとして‥‥?」

「まぁ。そういうことよ!例の秘書にもヨロシク!」

越後屋甘利、あの勇ましかったTTP関連の談話に比べ、
あまりにもか細い声で
「はい‥‥一応伝えておきますが‥‥」

by don-viajero | 2016-02-18 00:13 | 超短編小説 | Comments(0)
2016年 02月 15日

『アドルフお坊ちゃんの愚痴・Ⅲ』

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【Amazonより】

「黒田カンベイ君も≪マイナス金利≫とは、
 思い切ったことをやったもんだよ!」

「そうですね‥‥。
 でも‥‥バズーカ自爆じゃないですか?
 そもそも、9人中4人が導入を反対したそうですが、
 総裁として強引に決めたとか‥‥。
 ジョウン君と同じでみんなお坊ちゃんのためですよ!」

「どうして???」

「世間ではアベノミクスがぐらつき始めているなんて
 騒ぎ始めていますから‥‥。
 しかも≪旧三本の矢はことごとく折れてしまい、
 新三本の矢には的がないから、当たるはずがない≫とまで‥‥。
 そのうえ、同志社大教授の浜っていう、ドスの効いた
 声主のおばちゃんが『アホノミクス』なんて本まで
 出していますからねぇ‥‥」

「そうさ!経済がうまく回っているときは、
 アベノミクスのおかげで、悪くなったら
 落ち目の中国のせいにすればいいんだよ!」

「御意!」

‥‥完     

by don-viajero | 2016-02-15 18:53 | 超短編小説 | Comments(0)
2016年 02月 14日

『アドルフお坊ちゃんの愚痴・Ⅱ』

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北方四島

「ったく担当大臣のくせに、島尻のおばちゃん
 歯舞(はぼまい)も読めないなんて‥‥?
 呆れちゃうよ!まるでヒョットコと同じじゃないか!」

「そうですね!
 ひょっとしたら色丹(しこたん)・国後(くなしり)・
 択捉(えとろふ)も読めないかもしれませんね!
 きちんと勉強させておかなければ‥‥」

「まぁ、ルビを添えておけば済む問題だよ!」

「そういえば、最近お坊ちゃんも間違えられましたね‥‥」

「なにを???」

「ストックホルム合意をオスロ合意と勘違いされましたよ!」

「そんなのは許容範囲のうちだよ! 
 でも、極め付けはあのゲス議員だよな!
 結婚後複数の女性と不倫し、しかも嫁さんが出産入院中にとは‥‥。
 開いた口が塞がらんよ!まったくあんな馬鹿な若造の婚礼に
 出席して祝ったなんて反吐が出るよ!」

「良かったじゃないですか、
 我が党の傷口も広がらず、議員辞職をしてバッジを外し、
 育休が全休になってしまいましたからね!」

「週明けは丸川のお姉ちゃんも、
 やり込められちゃいそうだし‥‥。
 スガよ!しっかり手綱を締めておいてくれよ!
 選挙が終わるまではな!!!」

「御意!」

‥‥続く

by don-viajero | 2016-02-14 18:28 | 超短編小説 | Comments(0)
2016年 02月 13日

ゆるむ

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朝は久々に最低気温がプラスに転じた!その後気温はグングン
上昇して、昼過ぎからは小雨まで降り始め、すっかり緩んできた。
天気予報大当たりや!

話は変わって、どこかの国の政権政党も弛みっぱなしで、まったく
越後屋甘利以来、超弛緩状態と言って吝かでない!

そこで、ストレス溜まりっぱなしのボクは、久しぶりに数回に
分けて『アドルフお坊ちゃん』シリーズを復活させることにした!

『アドルフお坊ちゃんの愚痴・Ⅰ』

「おい!スガよ‥‥!
 最近、ボクの党はちょっと変じゃないか?」

「そうですねぇ‥‥。お坊ちゃんのお友だちのアマリ君が、
 現代版水戸黄門の悪役を演じてからですかねぇ‥‥」

「越後屋!お主も悪よなぁ‥‥だよな!
 あいつ、TBS で拾ってくれるかも‥‥」

「そうかも知れませんね!野党の追及でも名演技でしたからね!
 一部のマスゴミでも≪潔し≫って謳っていますからねぇ!」

「それは良かった!でも、日ごろから無駄口の多い籾ジョンウン君が
 また口を滑らせてしまったよ!」

「何て‥‥?」
 
「偏った解説委員が多いってさ!本人が一番偏っているのにねぇ!」

「それもこれもみんなお坊ちゃんの為ですよ!!!」

「それは有り難い!視聴者から≪あなたに言われたくない≫なんて
 文句を言われるのは、ジョウン君御本人だからな!」

‥‥続く
   

by don-viajero | 2016-02-13 18:42 | 超短編小説 | Comments(0)
2015年 08月 31日

『自席発言』って?

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「スガよ!
 我が盟友・籾ジョウン君率いるAKK(アベ広報協会)は、
 なかなか粋な造語を使ってくれたね!」

「はい‥‥。私も驚きましたよ!
 お坊ちゃまが座ったまま発する言葉は『自席発言』
 野党が同じように騒ぐのは『ヤジ』。
 持つべきものはこういう友のことでしょうな!」

「こんな力強い援護射撃をしてくれる友がいる限り、
 ボクはボクの考えを邁進してゆくぞ!
 怖いものなしだ!!!」

「ギョォ~イ~~~」

by don-viajero | 2015-08-31 18:27 | 超短編小説 | Comments(2)
2015年 07月 17日

『市井の声』

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「スガよ!最近ボクの耳がどうもおかしいんだ‥‥」

「どうして、そう思われるんですか?」

「片方の耳では国民の声がよ~く聴こえてくるんだが、
 もう一方の耳は国民の声がまったく聴こえないんだ!
 何故なんだろうね???」

「お坊ちゃま、聴こえない方に耳栓をしているからですよ!
 でも、我々の仲間はみんなそうしておりますから‥‥」

「そうか!当分このままの状態のほうが楽でいいな!」

「御意!」

by don-viajero | 2015-07-17 18:11 | 超短編小説 | Comments(2)
2015年 07月 08日

『国営放送』

ご存じ『アドルフお坊ちゃんシリーズ』。
しかし、今日の主役は泣く子も黙る『モミ・ジョンウン』だ!
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「 おい!スガよ!
 ボクのお友達、モミ・ジョンウン君はよくやっているね!
 感心するよ!!!」

「 お坊ちゃま、何がですか‥‥?」

「 あれ、スガは気が付かないのか‥‥?」

「 ゴルフに行ったとき、タクシー代を国営放送に
 支払わせたことですか‥‥?それとも‥‥???
 いろいろなことで巷を騒がせているお方ですから‥‥」

「 国会で、ボクにとって都合の悪い反対意見が出てきそうな
 日は、テレビ中継しないんだよ!ありがたいねぇ!!! 
 まるで【ボクのための国営放送】じゃないか!
 しっかり援護射撃してくれているからね!」

「 お坊ちゃまは良いお友達を持って幸せ者ですなぁ!
 まったくもって百田力ですね!!!
 あっ!間違えました!百人力でしたね!」

by don-viajero | 2015-07-08 18:33 | 超短編小説 | Comments(0)