陽気なイエスタデイ

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カテゴリ:夢( 56 )


2015年 04月 12日

『お寺』・Ⅰ

振り返ってみれば、今年に入って和尚に逢っていない‥‥。
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≪バガン・ティーローミンロー寺院(奥)≫

そんな理由があるからなのかどうか解らないが、4月8日と9日の
二晩続けて『お寺』絡みの夢を見た‥‥。しかも、4月8日は俗に言う
『花祭り』。正式には『潅仏会(かんぶつえ)』。お釈迦様の生誕日だ。

昔、和尚は酔えば必ずこんなバカ話をしていた。
「みんな、信じないだろうがオレは一歳の誕生日に、片方の人差し指を
 天に向け、もう一方の人差し指を地に向け-天上天下唯我独尊-って
 言ったんだぞ!」
「このクソ酔っ払い坊主、誰も信じるわきゃねぇだろう!!!」

第一話
「Mさん、今日いろんな仲間でお寺に集まって、一杯やりましょう!」
珍しく和尚から携帯が入った。
「了解!お酒は持参するよ!それに呑むからには自転車で行くからね!」
「じゃぁ、待ってます!!!」

だだっ広い本堂には、昔から見知った仲間たちが一同に会していた。
「あれ?和尚は???」
「そういやぁ、朝から見かけないなぁ‥?」
そのとき、奥の小部屋からベロンベロンに出来上がった和尚が、
我々の前に仁王立ちになり、あのポーズをして
「みなは~ん‥今日はようほそぉ~‥。天上天下唯我独尊!!!」

目が覚めた!

by don-viajero | 2015-04-12 18:47 | | Comments(0)
2015年 03月 09日

お返し

理解不能なカンボジア語の飛び交う喧騒のなかを歩いていた‥‥。

突然、背後から大きな声の日本語が、排尿の臭いと湿気と暑さで
息苦しく澱んでいた空気を引き裂いた。「Fあんちゃ~ん!」
私に対してこう呼ぶのは彼女しかいない‥‥。

徐に首だけ捻って振向くと、笑顔を取り戻した七歳下の従妹M子が、
人混みに紛れて、その鋭い視線をしっかりと私に向けていた‥‥。
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≪プノンペン・セントラルマーケット≫

若いころ、ルーツで探し当てた叔父の娘(当時中学生の次女)だ。
そのときからの付き合いだから、かれこれ40年近くになる。

1月23日、川崎の娘宅を早朝出発して、叔父やその長女の
旦那のときのように、献杯の挨拶を指名されるのかな‥‥?
そんなことを考えながら、首都高を小松川の告別式会場に
向かって、車を走らせていた‥‥。
 
「Fあんちゃん、素敵な織物がこのマーケットにあるから、
 一緒に選ぼう!」
「そうだな!!!それよりか‥もう涙は出つきしたかな?」
「うん、息子も私も前を向いて歩いているから大丈夫だよ!」
「それは、良かった!」

先日、無事七七忌法要を済ませた挨拶状とともに送られてきた
お返しのカタログのなかに、鮮やかなディープブルーのカンボジア
布に似た品が載っていたことが、こんな夢へと導いたのかも
しれない‥‥。

彼女が私の『夢』に登場するのは、これが初めてのことだった‥‥。

by don-viajero | 2015-03-09 19:57 | | Comments(0)
2014年 12月 30日

『タイムスリップ』

雪がシンシンと静かに降り続く休日の出来事だった‥‥。

誰もいない昼。簡単なつまみとアルコールで昼食を済ませ、
朝から読み耽っていたみゆきちゃんの本に目を落とす‥‥。
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回ってきたアルコールで、文字が躍るようになってしまい、
少しばかり瞼を閉じた‥‥。

いつの間にか雪も止み、ガラス越しから見える外は真っ暗。
階下からは、カミさんの若々しい声。「ご飯よぉ!」
続けて黄色い声が三重奏のように、「お父さん!ご飯だよぉ!」

薪ストーブがガンガン焚かれ、子供たちは我先に
その日あった学校での出来事を喋り続ける。

私は静かに彼らの楽しい話に耳を傾けている。
「ごちそうさま!」

再び自分の部屋に戻り、深々とロッキングチェアーに
体を沈め、ウトウトし始める‥‥。

「ご飯よぉ!」いつもと変わらないカミさんの元気な声が、
吹き抜けの静かな空間を切り裂く‥‥。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日はボクの数少ない大好きな歌い手「大滝詠一」氏の一周忌だ。



ご本人のがなかったので‥‥。

by don-viajero | 2014-12-30 12:58 | | Comments(0)
2014年 11月 05日

昨夜も観た‥‥。
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(ミャンマー・インレー湖)

おそらく、私の夢の中でのシチュエーション五指に入るであろう。
ストーリーや出演者は毎回バラバラではあるが、いつでもそこ
シーンと静まり返っている。

夜中に目覚めたとき、気になったのでネットで調べてみた‥‥。
「夢占い・湖」
-波のない美しい湖の夢は、あなたが心静かで穏やかな状態に
  いることを暗示しています-

「あぁ、良かった!安心して続きを観よぉっと!」‥‥。

しかしながら、そうそう簡単には眠れない。
ひつじ雲を瞼の裏に浮かべ、一頭‥二頭‥三頭‥‥。

by don-viajero | 2014-11-05 18:51 | | Comments(0)
2014年 10月 10日

格闘

霧の濃い朝だった‥‥。

目を凝らすと、向こうから黒い物体が近づいてくる。
それは四足でノッソノッソと、私との距離を少しずつ縮めている。

口に鮭のような大きな魚を咥えていることまで確認できたとき、
それまで息を殺して様子を窺っていた私は、その物体が何者で
あるかを悟り、踵を返し我が家の玄関に向かって全速力で駆け
出していた。

振り向くと、奴は咥えていた魚を捨て去り、大きな口を開け、
赤い分厚いベロを剥き出しにして追いかけてくる‥‥。

玄関は鍵がかかっている。生憎キーは持っていない!
-ドン ドン ドン-思いっきり力を込めて叩く。
「お~い!早く開けてくれ~!!!」
恐らく必死の形相で叫んでいたのだろう。
「ちょっと待ってぇ!」
暢気なカミさんの声が聞こえてくる。
「待ってなんかいられるか!!!早く開けろぉ~!」
奴はすぐそばまでやってきている‥‥。

-ガチャ-ロックを外す乾いた音が聞こえた。
「なによ、そんなに慌てて‥‥。後ろに誰かいるの‥‥?」
間髪いれず奴が私目掛けて襲い掛かってきた。
「ギャァ~!!!」
ワナワナと震え上がっているカミさんの目の前で、私と熊との
壮絶な格闘が始まった‥‥。

目が覚めたとき、パジャマはおろかパンツまで汗でびしょ濡れだった!
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我が家のプーさん

そういえば、生れてきた子供に「黄熊(プーさん)」って
名付ける親がいるらしいですね‥‥。

by don-viajero | 2014-10-10 18:56 | | Comments(0)
2014年 07月 02日

夢の知らせ

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次女の一歳の誕生日を迎えた次男坊が、髪を振り乱してドラムを
叩き、エイちゃん気取りでスタンドマイクを斜めに傾け、陶酔し
きって踊り歌いまくる10月に三歳になる、やはり次女の長男坊。
そんな宴(うたげ)の席で楽しく酒を酌み交わしている、我々
下北沢』仲間。

川崎に住んでいる次女から、長い髪の毛姿と髪の毛を切って
さっぱりした次男坊と、やはり愛くるしい長男坊の写真とともに
「府中(カミさんの実家)にみんな集まって、
 次男の誕生パーティーを開いてくれるって‥‥」メールがきた。

夢を見た翌朝、一番にかかってきた携帯のディスプレーには“和尚”。
次女が彼女の第二子出産で帰省していたとき、その年の当番幹事で、
お寺の薪小屋での宴会以来だった。酔い潰れた私を迎えにきた次女は、
その翌日二人目の男の子を生み落としたのだった。

通話ボタンを押すなり捲くし立てられた。
「Mさん!久し振り!!Kの妹のMちゃんが
 亡くなったの‥‥知ってる‥‥?」

突然の訃報に、私の草臥れた脳みそは「K君」「Mちゃん」「夢」「宴」
グルグルと巡り続けた‥‥。

by don-viajero | 2014-07-02 20:56 | | Comments(0)
2014年 03月 21日

ゾンビ

ポカラのフェワ湖畔から、徐々に朝陽に照らされ、赤く染まってゆく
ヒマラヤの峰々を、固唾を呑んで眺めていた。両脇にアンナプルナ
山塊を従え、真ん中でドデ~ンとその魚の尾のような雄姿を誇る
ようにして聳え立つマチャプチャレ。

背後から人の気配がした。
「おい!Mじゃないか?!」
振り向くと、そこには小学校の同級生Tがいた。
「おや?Tじゃないか!お前、どうしてここにいるだよ!」
「俺か?俺は旅行会社の添乗員でここに来ているんだ!朝は自由
 時間だから、二人であの島までボートで行かないか?」
「お客さん、ほったらかしたままでいいのか?」
「大丈夫だよ!お客たって5人きりだし、一応ホテルのロビーに9時
 集合だ!ほんの一時間ぐらいだけだから‥。あそこには面白い祠が
 あるんだぜ‥」
「よし!行ってみよう!」

私は彼の言いなりに祠の中を覗いみた。なんとそこには小人の兵隊、
小人の民衆、小人の王様‥。突然Tが私の背中を押した‥‥。
「ワァ~」祠の世界に飛び込んだ私も、小人になって王様の横にいた。
王様が、「この先に貴方の見たいものが、きっとあるはずです!」と
言って指差した。

どことなく見覚えのある砂利だらけの田舎道を、トボトボ歩いていった。
目の前に飛び込んできたのは、昔のカミさんの家。ガラガラと建て
付けの悪い玄関戸を開け、「こんにちは!」カミさんの姉さんが草臥れた
顔で出迎えてくれた。「よく来てくれたわね!」通された部屋には三台の
ベッドが並んでいる。一斉に三人が起き上がり、「よ~く来たねぇ~」
頬の肉が半分ほど削げ落ちた亡き義祖母、亡き義父、亡き義母だった。
「ギャ~!!!」‥‥そこで目が覚めものの、体中汗でビッショリだ。

この夢を見る数日前、隣り村の道端で、いくつもの看板を目にした。
《墓地公園建設断固反対!》運転中の息子に、
「どうせ、人家のすぐそばに造るんじゃないんだから、なにも反対する
 ことはなかろう!」
「違うんだよ!どうも土葬の墓地だって話だよ!」
「?????いまどき、そんなことってあるの???」
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バガンにて
                     

by don-viajero | 2014-03-21 19:33 | | Comments(2)
2013年 11月 19日

Fall

「fall=autumn」秋のことではない。
「fall in love」恋に落ちて‥‥。
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その夜は、何の脈絡もない3部作の夢を観た‥‥。
ただ一つの関連性を除けば‥‥。

つまり、2度目覚めてまた夢を観たのだが、続きを観たいと
いう願望は叶わなかったものの、そのそれぞれには過去の
ボクの恋人たちが登場してくれた。
しかも当時のままで‥‥。もちろん恋人時代のカミさんも!

しかし、どこか焦点がぼやけた雰囲気が漂っている。数十年も
昔のことだ。然もありなんことだ。

ちょうど、パパラッチ風に「美女」を盗み撮りしようとしても、
なかなか思い通りに「美しく」撮ることができないように、
どこか心にやましいところがあるからかもしれない。もっとも、
老いらくのボクと同様の彼女たちを想像したくはないという、
変な理由もあるのだろうが‥‥。

by don-viajero | 2013-11-19 20:29 | | Comments(2)
2013年 08月 20日

盆の入り

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茹だるような、まったりとした午後。
新たに入居を募集したばかりの瀟洒なマンションだというのに、
まったく人影がない。植樹されたエントランス前の木々の枝は、
あまりの暑さにダラリと垂れ下げている。

ボクは誰一人いないエレベーターホールで、上階から少なくなってくる
数字を眺めていた。

-チーン-
1階エレベーターの扉が開く。

そこには学生服姿のF君とK君がいた‥‥。
彼らが手招きでボクを招き入れる。
F君が「Close」のボタンを押し、K君が50階(屋上)の数字を
押した。エレベーターが上昇を始めると同時に、物静かなF君が
口を開く。
「ボクがあっちの世界にいってからのこと、
 話してくれないかな‥‥?」
「そんな昔のことは忘れたよ‥‥」
 大きな目を開いてK君が、
「じゃぁ、ボクのほうの記憶が近いかも‥‥」
「でも‥、もう十年以上前だよ!」

-チーン-
屋上50階で扉が開いた。

ボクだけを吐き出して、エレベーターの扉がす~っと閉じて、階下へと
滑るように降りていった。ぬめ~っとした熱くて粘つく空気の中を、
ときおり爽やかな風が吹き抜けてゆく。屋上から目に入る林立する
ビル群が、どこか墓石に見えていた‥‥。  

by don-viajero | 2013-08-20 19:50 | | Comments(0)
2013年 04月 27日

Mission Impossible



「爺ちゃん!しっかり運転しなよ!」
1歳半(男)の孫が生意気に指図する。
「そうよ、お爺ちゃん!
 あんな車、見失わないようにね!」
追い討ちをかけるように、1歳三ヶ月(女)の孫にも
釘を刺される。
二人して埋もれるようにして、後部座席に並んだ
チャイルドシートのなかから、ワーワーキャーキャー
我がもの顔で喚きたてる。

チェロキーの前を猛スピードで走るボルボを追跡する。
「平地じゃ、ちょっと難しいな‥‥。上り坂になれば
 こっちのもんなんだがなぁ‥‥」
「これはボクたちが、爺ちゃんに出した
 “ミッション・インポッシブル”なんだからね!」
「お爺ちゃん!あんな平べったくて、
 車高の低い車なんかに負けちゃぁ嫌だよ!」
「あいあい、分かったよ!
 それにしても、お前らよく喋るねぇ!!!」
上り坂に入った途端、アクセルを思い切り踏み込んだ。

(注:実際は、二人ともまだほとんど話すことはできない)

PS:なお、この動画が削除されても当局は一切関知しないから
   そのつもりで。健闘を祈る。

by don-viajero | 2013-04-27 09:36 | | Comments(2)