陽気なイエスタデイ

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2015年 05月 13日

イスカの嘴(はし)

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暖かくなり始めた3月下旬、古傷の右膝を痛めてしまい、しばらく
足を引きずって歩いていた‥‥。

この間、ランニングはおろか縄跳びでさえ控え、休日はひたすら
ぎこちないカッコで散歩に精を出していた‥‥。

そして4月中旬、あの1年前の忌わしい痛風の発作に見舞われた
ときと、同じ時期にその予兆を感じ始めていた‥‥。

それは痛風によるものではないのだが、左足親指の裏側をひょんな
ことから捻ってしまい、その痛みは日に日に増してゆき、痛み止め薬に
頼らざるをえなくなっていた‥‥。
薬の効果もあり数日で痛みは消え、いまでは普段通りの生活に戻れた。

寒さに閉じ込められた冬から、すべての生きしものたちが快活に動き
出す春。そんな緊張が解け始めたというのに、心とは別次元を彷徨って
いるかのように、還暦を過ぎた私の体は、まるで「イスカの嘴」の如く
ぎこちない‥‥。

by don-viajero | 2015-05-13 19:59 | Run | Comments(0)
2015年 01月 16日

二つの走り始め

正月2日。普段は、義姉とその娘さんの二人だけの静かな
カミさんの実家に、私を含め、川崎の次女家族、安曇野の
同じ敷地に住む長男家族が、ドワドワと集まった。夜には
義姉の息子夫婦も加わり、大人9名、3歳以下の私の孫たち
4名の大宴会が始まったのだ。庭で放し飼いの犬「ハル」は、
あっち行きこっち行き、時ならぬ家の中の賑わいに落ち着かず
ウロウロしている‥‥。

そんな前夜の宴会の疲れで、ぐっすり寝入っている連中を
起こさないよう、そぉ~っと玄関戸を引き、7時前に霜柱の
立っている庭をシャリッシャリッと小気味よい音をたて、
門扉を開け道路に出る。

軍手も毛糸の帽子も持って来なかったことを悔やむ。冷気が
両頬を刺す。是政橋を渡るときデッカイ朝陽が昇ってきた。
すでに河川敷のコースは走る者、ロードサイクリングをする者、
のんびりと散歩をする老人たちで、三々五々賑わい始めていた。

そして、一週間後の10日。安曇野での初ラン。10時に出た
ときの外気温は3℃だったが、無風なので暖かささえ感じる。

違った土地での気持ちのよいランニングを済ませ、2015年も
いよいよ始動し出した‥‥。
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by don-viajero | 2015-01-16 18:27 | Run | Comments(0)
2014年 12月 28日

2014/12/28・納めの日

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6時半になっても、東の空にはまだ朝の気配はない。

薄暗い空に瞬いている星たちは、今日の青空を約束して
いるが、12月末のお天とうさまは、引っ込み思案の転校生の
ようになかなか顔を出してくれない‥‥。

本日午前中、早目の時間に仕事納め。遠くに見える焼却場の
白い煙が、モクモクと真っ直ぐに噴き上げられるほどの無風。
そして、どこまでも広がる青い空に誘われるように‘14年の
ラストランを『決行』した。

そう『決行』とは、それなりの意気込みがあったからだ。
仕事に出向く際に確認した我が家の外の温度計は-10℃。

踏みしめてゆく足元に残る雪は、敷地内にあるだけ。ランニング
コースには、一箇所日陰に降り積った雪が、いつまでも消えずに
凍っている‥‥。

キンキンに冷えきった空気を肺の奥底まで吸い込み、規則正しく
吐き出された息は、白くなって口元からあっという間に消えてゆく。

ラストランを終え、再び覗き込んでみた温度計は、まだマイナスの
世界を彷徨っていた‥‥。

by don-viajero | 2014-12-28 18:51 | Run | Comments(2)
2014年 10月 28日

秋色の懐

澄み切った青空のように身体は軽かった‥‥。

朝、途切れた霧のようにフワフワ浮いていた雲は、いつの間にか
消え去り、文句のつけようのない快晴に包まれていた‥‥。

インディアンサマーの暖かな陽射しや、赤や黄色に色づいた葉を
軽やかに揺らしているそよ風のなかに飛び出して行った‥‥。

目に飛び込む秋色も、静かに流れ落ちる汗も、肺の奥底まで吸い
込む爽やかな空気も、優しい懐に抱かれたランニングだった。
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by don-viajero | 2014-10-28 19:11 | Run | Comments(0)
2014年 08月 25日

秋めく

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その日、西にドッカ~ンと居座る有明山が、キリリと締まった
快晴のなか、爽やかな朝陽に照らされ、その姿を明瞭に
知らしめていた‥‥。

先日、もち米の稲の出来具合を見に行った。もち米田は
蓮華田とは少し離れた場所にあり、水掛は他のメンバーに
委ねてある。

ちょうど、朝の犬の散歩をしていた和尚に出逢った。毎年
暮れになると、お寺の厨房を借りて餅つきをやり、法事等も
なく、都合がつけば一緒に収穫を楽しんでいる。
「Mさん!すっかり秋めいてきましたね!」
「はい!和尚さん!有明山にかかる影が、くっきりと長く
 なってきましたからねぇ!」

昨早朝、久しぶりに15kmランをやった。家を出るときには、
表の寒暖計が20℃を切っていた。9割がた治った体が
要求しているかのように、快調に足が前に運ばれ、走る‥
そして走る。

すでに田水を落とした酒米の田では、黄色く色づいてきた
穂が頭(こうべ)を垂れ始めている。今週末ころには、ここ
安曇野にもコンバインの音が響き渡ることになるだろう‥‥。

by don-viajero | 2014-08-25 18:58 | Run | Comments(0)
2014年 08月 03日

フルラン

4月6日以来だった‥‥。

その月の中旬、痛風を発症してしまって以来、今朝、初めて
12kmフルランニングを完遂することができた。夜明け前に出発。
軽やかな足取り同様、面白いほど体が軽かった‥‥。
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『お米』に関わるようになってから、ランニングコースの道沿いに
点在する稲の生育具合が、気になるようになっていた‥‥。

酒米はすでに穂を出しきり、先週は影すらなかったコシヒカリの
田んぼも、チラホラ出穂を確認できるようになっている。

日の出とともに、稲の葉先にぶら下がった夜露の水滴が、一斉に
キラキラと辺り一面光輝き、朝のジュエリーを演出してくれている。

被っている帽子の下の頭髪から流れてくる大粒の汗も、きっと
キラキラ光っていることだろう‥‥。

by don-viajero | 2014-08-03 16:43 | Run | Comments(2)
2014年 07月 13日

ウォーキング

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あれ以来、どうも体調が芳しくない。そうした身体(しんたい)の
不調は、心までをどんよりと低く垂れこめた曇り空のように、
鬱陶しくさせている‥‥。

いつまで経っても違和感の抜けない左足を庇いながらの日々は、
いつしか古傷の右膝皿の痛みまで再発させてしまった。一時は
その膝を曲げることさえ儘ならぬ痛さを伴ったが、先週前半
あたりから痛みも和らぎ、難なく膝を曲げられるようになった。

こうなればランニングの再開といきたいのだが‥‥。
数週間も控えていたのだから、そんな単純なわけにはいかない。

早朝ランの時間に合わせて出発。まずは下り坂。足に負担が
かからぬような速さで歩く。平坦な道や上り勾配では、軽く
ジョギング程度で走ってゆく‥‥。

名前はもちろん、どこにお住まいの方か知らないが、早朝ランで
必ず挨拶する、二匹の小犬を連れて散歩している老夫婦。
「おはようございます!」
「おや‥!?お久しぶりですねぇ‥‥
 今日は走らずに散歩ですか‥‥?」
「えぇ‥実は‥‥‥‥」
「それは大変でしたねぇ‥。
 若いからって無茶しちゃいけませんよ!
 気をつけないとね!」
「ありがとうございます!」

早朝ランで顔見知りになったほとんど人たちは、私より年嵩だ。
こうして、今朝も何人かの顔見知りさんたちに声をかけられた。
まだまだ体も心も薄曇りだが、早朝の清々しい空気の中で
交された挨拶が、心を弾ませるように軽やかなステップを踊らせ、
少しずつ、少しずつ青空を広げていってくれているようだ‥‥。

by don-viajero | 2014-07-13 19:31 | Run | Comments(2)
2014年 05月 18日

Real厄年

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こんなに冒されようとは、露ほどにも思っていなかった‥‥。
しかも、そんな病も発症以来生活改善に心がけ、終息に向かって
いた矢先、偶(また)さかもう一つの厄介なものまで重症化して
しまったのだ。

でも、顧みればそれなりの伏線が、ここ数年来続いていた自堕落な
生活の中に、太く描かれていたことを、否が応でも思い返される。

-あぁ、小馬鹿にしていたが、これって厄年なのかなぁ?
 こんなことになるんだったら、ミャンマーのお寺で
 しっかり厄払いをしてくるんだった‥‥-
なぁんて、本末転倒なことまで思ってしまっている。

ミャンマーで目の敵(かたき)のようにして水代わりにガブガブ吞んで
いたビール。帰国後も、相変わらずの酒量(ハイボール&ウィスキーロック)。

今朝、4月6日以来トレーニングウェアーを着込み、ランニング
シューズを履き、軽く体慣らしを終え、家を出る。早歩きをしたり、
少しばかり走ったりの繰り返しを5kmほどこなした。額には薄っすらと
汗が滲み出ている。

病み上がりの体を労わってくれているような、素晴らしく爽快感に
満ち溢れる景色のなかで、健康であることをじっくりと噛み締め、
感謝しながら歩を進めていった‥‥。

by don-viajero | 2014-05-18 19:17 | Run | Comments(2)
2014年 03月 19日

暑さ寒さも‥

春、彼岸入りの前日にあたる17日(月)。
日曜に飛び入り仕事が入ってしまったので、この日、久しぶりの
ランニングを敢行!いささか春霞かかった暖かな陽気に誘われる
ように、心だけは軽やかだ‥‥。

ミャンマーから帰ってきてからのランニングは、2月初旬の一回だけ!
その後二回の大雪で、何回もやらされた雪かきと、孫たちと行った
二回のスキー以外、体を動かして汗をかくことはなかった‥‥。

車道には日陰に僅かばかりの固くなった雪が残ってはいるものの、
陽当たりのいい場所は、すっかり乾いている。鈍(なま)ってしまった
体にムチ打つように走る‥走る‥。いつものスピードを押さえるように、
スローペースで黙々と走り続ける‥‥。

陽光の下、清々しい汗が心ばかりか体まで軽やかにしてくれた。
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ヒマワリの餌場に足繁く通うヤマガラたち

by don-viajero | 2014-03-19 19:40 | Run | Comments(0)
2013年 11月 23日

晩秋のラン(秋と冬の狭間のなかで)

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朝晩は0℃辺りをウロチョロしている気温も、日中は10℃を
越え、吐き出す息に白いものはなく、逆に吸い込んだひんやり
と澄み切った空気が、気持ち良く肺の末端にある細胞まで、
クリアーにしてくれるようだ。

先週、天候があまり芳しくなかったので、久しぶりに室内で
縄跳び1万回をこなした。汗をビッショリかき、夜はいくらか
足に疲労感が溜まってしまったほどだ。

それから1週間後のランは体というよりは、足が軽くいつもより
スピードが出て、12k/70分かかるコースを63分で終了した。

秋と冬の鬩(せめ)ぎ合いで、少しずつ冬が勢力を盛り上げ、
ほんの数分車を走らせば、雪国に入り込むことさえ可能だ。

陽だまりでは、生き延びた赤とんぼが、草臥れた羽をピクピク
震わせながら、残り少ない命を辛うじて繋いでいる‥‥。

by don-viajero | 2013-11-23 20:04 | Run | Comments(0)