陽気なイエスタデイ

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2013年 09月 20日

十六夜の朝

昨夜は煌々と天空に輝く中秋の名月を満月で迎えた。
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翌、十六夜(いざよい)の朝。おそらく、今シーズン最後の
早朝ランになるだろう。春秋用のランニングウェァーに身を
包み、入念な準備体操を終え、5時半に走り出した。

あれほど光輝いていた月は西山に隠れ、東の空はあと数分で
顔を出すであろう太陽を迎えるように、その周りをピンクに
染めている。そばだてている両耳の先端が、幾分冷たさを伴う。
この一日二日にコンバインで刈り取られた稲の藁の香りが、
ほんわかと鼻を擽る。

日の出とともに電柱は長い影をくっきりと落とし、土手に生えている
ネコジャラシたちの影も車道いっぱいに背を伸ばしている。身長の
5倍以上はあると思われる影が快適なランニングを先導する。
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刈り取られる前、黄金色に輝く稲穂の上を飛び交う無数のアキアカネ。
さぁ、明日は我々「ずくの会」で育てた蓮華米と新たに借りた5畝田
(コシヒカリ)の稲刈りだ!

by don-viajero | 2013-09-20 12:52 | Run | Comments(0)
2013年 07月 21日

曙光

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20℃を下回った朝

基本的に私は『神』の存在を信じない。それでも、たまには図々しく
『神・仏』に拝むこともある。

7月に入ってから早朝ランに切り替えた。だいたい5時前後には
準備体操を終え、走り出す。走りながら目の当たりにする、東の空を
照らす曙光(しょこう)は、自然の、地球のそして宇宙の荘厳さが
『神』の仕業に思えてくるから不思議だ。しかも今朝は、幾重にも
降り注ぐ見事な天使の梯子が現れていた。耳の奥から『新世界』が
流れてくる。(残念ながらランニングのときカメラは持参しない)



キリスト教・イスラム教・仏教の世界三大宗教のなかで、とりわけ
イスラムの世界では、仏教を宗教とみなしていない。それは人間・
仏陀が開いた教えであり、イスラムに預言者・マホメットがいて
『神・アラー』が存在し、キリストがいて『神・ゴッド』という
図式ではないからである。

それぞれの宗教はその捉え方の違いによって、様々な宗派に分かれて
現在に至っている。それが世界の争いごとになっていることは周知の
ことである。

人間には『智恵』があるから、イデオロギーの違いは克服してきたが、
そこに『神』が存在すれば難しいらしい‥‥。
早朝のひんやりとした空気の中を、そんなことを考えながら、一時間半
あまり爽快な汗を流してランニングが終わる。

「かつてわれわれは、先祖が神であることを示すことによって、
 人間的栄光の感情に至ろうと試みた。今ではこれが通行禁止の
 道となった。なぜならその入口には、猿が立っているからである」
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ著『曙光』     

by don-viajero | 2013-07-21 20:02 | Run | Comments(0)
2013年 05月 12日

5月の風のなかで‥

十分な潤いを含んだ大地は喜び、埃の被った若芽たちは
輝きを増し、山々が一日中笑っていた‥‥。
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朝の清々しさ、そしてそれほど気温の上昇のない午前中の
ランニング。トラクターのエンジン音が響き渡る田園のなかを
走る気持ち良さ。

濁った空気は昨日の雨に流され、宇宙までをも見透かせる
ような真っ青な空を映し出している。

田植えの終わった水面を渡る5月の軽やかな風が、火照った
頬を爽やかに冷やしてくれる。

by don-viajero | 2013-05-12 19:01 | Run | Comments(2)
2013年 03月 13日

陽光のなかで

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真っ青な空と、遠く雪をベッタリと纏った後立山連峰の白が、
くっきりとその境界を際立たせている。見事なランニング日和だ。

昨年の同時期と比べ、たった一年で一気に5歳も年老いて
しまった‥‥。といっても当然実年齢であるわけはなく、
体力年齢がである。辛うじて40代を保ってはいるものの‥(笑)。
カラダスキャンの体脂肪率はもとより、部位別皮下脂肪率や
部位別骨格筋率は、顕著な変化はない。他には体重が3kgほど
増えたぐらいだ。正月以来、あまりの外気温の寒さを理由に、
ランニングから逃れ、インドアで1万回縄跳びを繰り返して
いたため、筋肉だけがムッチリ付いてしまったのだ。

静かに背中を押し続けてくれた北北東の微風が、帰りには
薄っすらと額に汗を浮かべ、火照った頬を優しく撫でてくれた。

我が家に辿り着き、PM2.5も黄砂も関係ない、すばらしく
澄み渡った透明な空気を、目を閉じて二度三度と深呼吸。
足元を見渡せば、すっかり雪の融けた庭では、ようやく福寿草の
蕾が開き出していた。
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by don-viajero | 2013-03-13 20:45 | Run | Comments(0)
2013年 01月 05日

2013・初ランニング

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(八ヶ岳)
すっかり恒例になったカミさんの実家での多摩川べりランニング
なにかこの11キロを走り終えて、深く息を吸い込むと
-さぁ!今年も頑張るぞぉ!-
自然とそんな力が沸き上がってくる。

昨年、義母も亡くなり、義姉の息子S君は近くのアパート
(義姉名義のもの)で一人住まいを始め、実家は義姉と娘の
Mちゃんだけの穏やかで静かな空間に支配されていた。

ところで、この多摩川べりランニングを始めたころには、
いたるところにあったホームレスの家が年々少なくなり、
ついに今年は一つも無くなっていた。

向こう岸の雑木に覆われた二段の堤防沿いには、下の段に
どこかで確保してきたであろう立派なドアがあり、上の段に
作られた邸宅?を覗き見ることができた。カヤに覆われた川の
中ほどにあるブルーシートの粗末なものは、明らかに彼らの
順位付けを物語っているようでもあった。

-彼らはいったいどこへ行ってしまったんだろう‥‥?-
そんなことを考えながら、1月3日、気持ちの良い汗を流した‥‥。

by don-viajero | 2013-01-05 19:26 | Run | Comments(2)
2012年 10月 21日

ランニング日和

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昨日の朝の外気温が2℃。もう少しで氷が張る。今朝は少しだけ
上がった。それでも4℃だ。しかし、二日続きのどっ快晴!

アスファルトの陽だまりでは、弱った羽を広げたトンボたちが、
気持ち良さそうに休んでいる。無風のなか、まるで暖かな陽射しが、
背中を押してくれているような、快適なランニングだった。

by don-viajero | 2012-10-21 17:54 | Run | Comments(2)
2012年 10月 14日

深まる秋

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『ずくの会』の作業もなく、何も予定の入っていない休日。
早朝とまでいかずとも、朝、ランニングを済ませ、朝食の
お供にハイボールを飲みながら新聞を読み、そしてロッキング
チェアーをベランダに出して、引き立てのコーヒー片手に、
読みかけの分厚い本のページでも開こうと思っていた‥‥。

ところが、あれからたった一週間しか過ぎていないのに、
先週の早朝ランで着たウェアーでは寒くなってしまった。
昨日は6時の外気温が4℃。今朝も6℃だ!季節が足早に
冬に向かっているみたいだ。

冬用のウェアーに身を包(くる)み、走り出していった。
静寂な朝の空気を突き破るように、モズの高鳴りが響き渡り、
数キロ離れたところを走る電車の音までが「ガタン ゴトン」
聴こえてくる。道には車に潰された柿や栗、クルミの残骸が
散らばり、それを狙ったカラスたちの喧嘩が始まっている。

風を切って走る頬ばかりか、耳たぶまでが寒さを感知するように
なってきた。軍手をしてちょうど良いぐらいのランニングだった。

家に到着し、息を整えるための体操をしていると、
「電話だよぉ~!」サッシを開けてカミさんの大声。
そう、飛び入りの仕事が入ってしまった!

今日の思い描いていた予定が、ズタズタにされてしまった瞬間だ!

by don-viajero | 2012-10-14 19:17 | Run | Comments(2)
2012年 10月 07日

秋の早朝ラン

9月に入り「ずくの会」の田んぼ作業も始まり、時期を
同じくして仕事が忙しくなってきてしまった。
そんなことに託(かこつ)けて、毎週のランをサボっていた。

春・秋用トーレーニングウェアーに身を包み、およそ3週間
ぶりに外気温14℃のなかを走り出していった。おそらく、
今回が今年最後の早朝ランになることであろう。

昨夜降った僅かばかりの雨が、アスファルトの乾いたところと
濡れたところをパッチワークのように浮かび上がらせ、周りの
適度に湿った空気がヒンヤリと頬をなでる。

道端のネコジャラシは金色に姿を変え、ススキの穂が少しだけ
開き出し、コスモスたちが満開を迎えている。ほんの数枚の
田を残し、すっかり稲を刈り取られ、丸裸になってしまった
田んぼは、どこか寒々しささえ漂わせている。

家に近づき、最後の上り200mダッシュ。目の前の有明山と
大天の登りに挟まれた表銀だけが雲間からパッと開き、その
向こうには、吸い込まれてしまいそうな青空が広がっていた‥‥。

さぁ、いよいよ明日は我々「ずくの会」待望の蓮華米コシヒカリ
(もち米も)の脱穀だ。
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9月22日(土)バインダーの調子が悪く1/4ほど残ってしまった。

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9月26日(水)手の空いた者たちだけ集まり(私は3時ごろ合流)、残った刈り取りと
ハゼ掛けを済ませる。

by don-viajero | 2012-10-07 10:46 | Run | Comments(2)
2012年 09月 15日

September

-秋に変わった夏の陽射しが弱まるように‥-

朝晩の涼しさは、いつまでも続く夏の暑さを引きずるような、
30℃を越える気温に辟易しきった心と体を癒してくれる。

この時季ともなれば、休日のランも午前中に移行するのだが、
さすがにこの気温では無理だ。相変わらずの早朝ランが続く。

それでも、いつしか汗の流れ落ちる頬には、ヒンヤリとした
爽快な微風(そよかぜ)が撫でてくれるようになってきている。



by don-viajero | 2012-09-15 08:58 | Run | Comments(0)
2012年 08月 19日

静かな日曜

5時からの早朝ランをこなし、腹筋、腕立て、ダンベルetc。
もろもろの運動を済ませ、頭のてっぺんから爪の先まで
すっかり出しきった汗を流すため、シャワーを浴び、傍らには
読みかけの文庫本、そして乾いた身体を潤し、冴えた脳みそを
少しばかり休ますための、よく冷えた角ハイボール缶。
それぞれを用意してベランダの椅子にもたれ掛かる。

ひらひらと木々の葉を揺らす朝の木洩れ日が、日照った体を
優しく包んでくれる。本のページを開いたところで、アリンコたちが
ちょっとだけ気持ちよく酔って、舞い踊ってしまったような文字を
ゆっくりと静かに追い、ちょっとした区切りで目を閉じて、朝の
気配を聴く。なんて幸せな時間を過ごしているのだろうか!

昨日の豪快な、それこそ「バケツをひっくり返した」という形容詞が
ぴったしはまる雷を伴った豪雨のあとの翌朝だ。充分な湿り気の
含んだアスファルトを気持ちよく蹴って進む。いつしかのっぺらと
真夏の朝陽を浴びていた西山も、差し込む光の影が伸び、その
懐の深さを際立たせるようになってきた。

日中の気温は相変わらず30℃越える日々が続いているが、
自然界の現象は確実に秋に向かっている。
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同じ日の同じ時刻での空。
夏の雲と秋の雲の鬩ぎ合いが始まっている。

by don-viajero | 2012-08-19 10:45 | Run | Comments(2)