陽気なイエスタデイ

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2010年 04月 29日

移ろい

季節はずれの雪が降ったり、先日東京では4月の
史上最高雨量を記録したり、いまだに朝晩の寒さが
堪(こた)えるような、方向性を見失ってしまった
天候が続いている。

毎日曜、ほとんど欠かさぬフルトレの朝、
律儀に毎年忘れずに訪れるオオルリが、
その鮮やかなブルーの姿を見せびらかすように、
我が家の川辺にやってきた。
あっちの枝、こっちの枝へと飛び交い‥‥
「春だぞぉ~!」、「春だぞぉ~!」。
(オオルリのさえずり)
鳴き声の「春告げ鳥」がウグイスならば、
姿の「春告げ鳥」のように‥‥。

ヒタヒタと走る道中には、この時季には珍しい、
冷たく頬を叩く北風に煽られ、長いこと楽しませて
くれていたソメイヨシノの花びらも、地上に舞い降り始め、
踏みしめる足元には、花散らしの花びらが寄り添うように
固まっている。
モンシロチョウもどこか、頼りなげに羽ばたいている。

目を落とせば、黄色い西洋タンポポも綿毛に姿を替え、
未知の世界へと飛びたたんとしている。
家々の南に面した庭には芝桜の白、ピンク、真紅、紫の
可愛い花々がぎっしりと咲き誇っている。

目に鮮やかな黄色の世界は、レンギョウからヤマブキへと
主役の座が代わろうとしている。

遅々と進まぬように思えても、季節は確実に一歩一歩、
春に向っている。

by don-viajero | 2010-04-29 19:58 | Run | Comments(0)
2008年 11月 25日

テーマソング

若いころ、山仲間が言った。
「俺のテーマソングはチャック・マンジョーネの
 ‘サンチェスの子供たち’なんだ。」
なるほど『テーマソング』に相応しい。
ただ、出だしがどことなく‘太陽にほえろ’に
似ていないでもなかった。
それならば、自分もなにかこれといったものを
決めようとず~っと思案していた‥‥。

学生時代、銀座で休日歩行者天国が始まったころだ。
友人と物見遊山で出かけた。
どういう経緯(いきさつ)だったか忘れてしまったが、
あるレコード店でジョージ・ハリソンの
‘Here Comes The Sun’のシングル盤をもらった。

それ以来、ジョンとポールの陰に隠れ目立たなかった
ジョージ・ハリソンが気になっていた。
解散後、シタール奏者・ラヴィ・シャンカールと行動をともにし、
‘バングラデシュ’で大ブレーク!

あの自分の『テーマソング』のこともすっかり記憶の
彼方に消え去っていた1987年のある日、
リメイクされた‘Got My Mind Set On You’が
ラジオから流れてきた。
‘君に狙いを定めたよ 他ならぬ君に’
-これだ!-って思ったね!

そして一昨年、アサヒスーパードライのBGMで
この曲が流れていた。

今ではランニングの直前、お決まりの‘ロッキーのテーマ’と
この歌を聴いて走り出すのだ。

by don-viajero | 2008-11-25 20:19 | Run | Comments(4)
2008年 09月 16日

ダイエット

2003年、春。愛犬が死んだ。
雨の日も雪の日もほとんど毎朝散歩をした。
その年、プロ野球の贔屓チームが28年振りに優勝した。
破竹の勢いとともに私の体重も急カーブを描いて
増えていった。ただ、風呂上り、恐ろしくてあえて
体重計だけには乗らなかった。明らかに、日に日に
下腹が出てくるのがわかっていた。

仕事帰り、ちょっと小腹を満たすために、コンビニで
サンドイッチを買って食べる。ちょうど『目が欲する』と
いったところか?当然、夕食はそんなには食が進まない。
夜遅くなると少し空腹感を覚え、買い置きのカップヌードルに
手が出てしまう。太るのが当たり前のような日々を
過ごしていた。

そんなとき、叔父の不幸があった。
喪服のズボンが履けない!さぁよわった!
その場はベルトをしてどうにか切り抜けたのだが、
なんとかしなくてはならなくなった。
慣れ親しんだジーパンもかなりきつくなってきていた。

翌日、一大決心をした!
-ボクシング選手のように縄跳びをすれば痩せるさ!-
これが私が選んだ一番安価なダイエット法だった。
ところが百円ショップで買った縄跳びでも、50回も
跳べば心臓が飛び出すかと思うような身体に
成り果てていたのだった。

それから一年後、暇をみては跳ぶ数を3000回まで
増やし、最高到達点から16㌔落とすことに成功した。
もちろん食べる量も減り、それとともに胃が小さくなった
みたいだ。カップラーメン類もそれ以来数回しか
口にしていない。

今では、友人の「縄跳びは膝を痛めるよ!」という
忠告に従い、一週間に一度10㌔のランニング、腹筋100回、
腕立て50回、5kg鉄アレイ(ダンベル)両腕20回他‥
を課しているここ最近の体力年齢は41歳を維持している。
『カラダスキャン』で計測するたびに
「なんも言えねぇ!」と一人悦に入っている次第だ。

『継続は力なり!』
汗をビッショリかいたフルトレのあと、シャワーを浴び、
自分へのご褒美として飲む『サントリープレミアム』が
至福のひとときを与えてくれるのである。

by don-viajero | 2008-09-16 20:40 | Run | Comments(2)
2007年 06月 28日

若い頃は山、そして今は旅。
まったく、よく歩いてくれる足だ。感謝、感謝。

大学一年の時「山手線・オーバーナイトハイク」に参加した。
学園祭で体育会主催のものだった。
御茶ノ水を起点に、ほぼ明治通り沿いを時計と反対回りで、
48㌔を夜中走破する強歩だ。

高校時代、50㌔強歩を三回経験した。
所属していた山岳部では、各自100位以内が目標であった。
全校生徒1000人以上が参加するなかでは、難しい数字で
あった。とりわけ、陸上部や卓球部・サッカー部などは部の
名誉の為に、その殆どを走り通すから敵わない。
一年の時は論外。二年の時は103位、惜しかった。
三年になると、想い出作りが主で、チンタラ歩き
やはり、論外な順位で終わった。

「第三回オーバーナイトハイク」に、友人と共に参加した
私の出で立ちはというと、上は柔道着、しかも黒帯。
(高校時代、体育担任から断わりもなしに拝借したもので、
 未だに返していない)下はジャージ、足元は裸足に下駄。
はたして、何人ぐらいがこの年参加したかは定かではない。
しかし、聖橋を渡るときは、-凄い人数だなぁ-
と正直驚いた。

それなりに速いペースで歩いてきた我々が、目白の
チェックポイントで聞かされた順位は20位以内とのこと。
友人はかなり疲れていた。
私は、徐に下駄をザックに入れ、裸足になり、
彼を置き去りにして走り出した。勿論、優勝を狙っての
行動だった。新宿に入り、西口公園を周り、再び明治通りに
戻った時点では、5番以内を確信した。
白みかけた、静かな東京の街を一人抜き、二人抜き、
左手に皇居が見えた頃には、トップに踊り出たのだ。
完走ゲートを潜り、欣喜雀躍とゴールした私を待っていたのは、
『No.000004』の完歩証と暖かいトン汁だけだった。
-そんなはずはない!オレが一等だ!-
係りの者に詰め寄っても、無の礫だった。
何故、自分より先にゴールした者が三人もいるのかは、
すぐに理解できた。
彼等は、西口公園を周らずに、そのまま明治通りを
直進したのだ。しかも、この区間においてチェックポイントが
なかったのだ。

徒労感に打ちのめされ、疲れきった足を引きずりながら、
まだ、乗客も疎らな電車に乗り込み、
下宿へとトボトボ帰った私であった。

by don-viajero | 2007-06-28 20:09 | Run | Comments(3)