陽気なイエスタデイ

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2008年 02月 29日

月日

私の身近に今日誕生日を迎えた人がいる。
閏年以外の年はいつ誕生日としているのだろうか?
理屈からいえば、2月28日の翌日が誕生ならば
3月1日であるが、彼は決して3月生まれではなく
2月生まれだ。今度聞いてみよう!

子供のころ、月の大小を覚えるのに「ニシムク士(さむらい)」
などと小の月を唱えたものだった。
2月は28日(閏年は29日)しかない。他の月は30日か31日なのに、
2月だけはなぜか日数が少ない。それはどうしてなのか?
そこで手持ちの本のなかから調べてみた。

-現在、我々が使っている暦はユリウス・カエサル(シーザー)が
紀元前46年に作った「ユリウス暦」がもとになっている。
それ以前のローマ暦では現在の3月(マルチウスの月・March)が
年始めの月で、4月(アプリリスの月・April)、5月(マイウスの月・
May)‥‥‥と続き、2月(フェブルアリウスの月・February)が
最終月となっていた。
カエサルは改暦にあたり、一年を365.25日とし、4年に一度
閏年を設け、さらに最初の月(マルチウスの月)から各月の日数を
31・30・31・30‥‥‥と定めた。
そうすると最後の月(フェブルアリウスの月)は29日(閏年は30日)
になる。そしてそれまで11番目の月であった「ヤヌアリアスの月」
(現在の1月・January)を年始めの月に改めた。
したがってそれまでは最後の月であった「フェブルアリウスの月」が
2番目の月、すなわち2月になった。
さらにユリウスは自分が誕生した月=7月を自身の名にちなんで、
「ユリウスの月・July」という名に変えた。
ユリウス暦では8月は「セクスチリアスの月」と呼ばれていて
日数は30日だった。その後、アウグストゥス帝が8月を自分の名に
ちなんで「アウグストゥスの月・August」と呼び名を変え、さらに
2月から1日とって31日とした。かくして2月の日数は28日
(閏年は29日)となった。-          日本雑学研究会著

ちなみに、英語で閏年=a leap year、「2月29日」=a leap day
となる。これは365日(52週1日)だと翌年の曜日が1日ずれるのだが、
一つとんで2日ずれるからである。

ついでに、3月14日/ホワイト・デーに若い二人が結ばれた。
そのとき身ごもった子はいつ生まれるであろうか?
‥‥‥答えは12月24日/クリスマウ・イブである。(アバウトで)

by don-viajero | 2008-02-29 20:16 | エッセー | Comments(0)
2008年 02月 24日

吹雪

昨日の冬山のなかにでもいるような猛吹雪も去り、
この里でも寒いながら穏やかな日差しが降り注いだ日曜だった。

1974年。やはり2月。
初めて本格的な冬山に挑む友人三人とともに
五竜・遠見尾根に入っていた。

西遠見にウィンパー(冬用テント)を設営し、
翌日、ガスのなか白岳を経て五竜小屋まで登った。
しかし、天候の悪化を兆(きざ)し、五竜岳の登頂は
諦め早目にテンバまで戻った。

予想通り、その夜から山は荒れだした。
テントから這い出すことさえままならぬ猛吹雪。
容易には下山さえもできない状況に陥ってしまった。

閉じ込められること四日目。
そろそろ食料も底を尽き始めてきた朝。
ようやく風も止みはしたが、視界数メートルのなか撤収することにした。
しかも、その日が家族にも警察への届けも示した下山予定日だった。

ワッパ(かんじき)を履いていても胸までのラッセル。
交代で空身になり先頭に立ち新雪を掻き分けての下山。
日もとっぷり暮れたころ、閉鎖されている遠見小屋に辿り着く。
小屋の横にそそくさとウィンパーを張り、お互い喋る気力も失せたまま
シェラフ(寝袋)に潜り込んだ。

翌日は、こんな日は滅多にないというぐらいの快晴。
しかし、スキー場は不気味なほどの静けさだった。
我々はテレキャビンの終点駅まで下った。
そこで見たものは、誰もいない鍵のかかっていない
まるで夜逃げでもしたような事務所だった。
モク切れの連中は事務机の引き出しを片っ端から開け煙草を探す。
腹のへった者は、唯一食べ物と呼べるアイスクリームのボックスを
開け頬張る。

事の次第を悟った我々は、再び人っ子一人いない雪深い
ゲレンデをトボトボと降りていった。
振り向けば真っ青な空の下、キラキラ輝く新雪には
我々がつけたトレースだけがくっきりと残っていた‥‥。

このうちの二人が、今でも新年会で毎年顔を合わせる仲間である。
もちろん、酔いが回れば恒例の如くこのときの話が飛び出す。

by don-viajero | 2008-02-24 19:49 | | Comments(2)
2008年 02月 16日

小説

久しぶりに長編ものを読んだ。

私が手にするものといえば、ほとんどは文庫本。
現在、単行本の新刊でも少しばかり待てば文庫になる。
なかには文庫にならないものもあるが、そのサイクルは
昔に比べ速いような気がする。
しかし、たまには「Amazon」のユーズドで単行本を購入する。
たとえば、新刊で2000円するものが、帯付で汚れもなくて
運がよければ200円ぐらいでゲットできるのだ。
もちろん、これに送料340円が加わるがそれでもお得だ。

今回購入したものは北林一光著「ファントム・ピークス」。
これは昨年、地方紙で紹介されたものである。
著者は一昨年45歳という若さで早世した。
しかも私の出身高校の後輩。
おそらく私の同窓でこういった類の小説を残した者は
いないだろう。

地元の固有名詞がバンバン出てくる。
全体の構築もしっかりしていたし、変に脚色した部分も
あまりなかった。ぐいぐい引っ張られ一気に読み終えた。

私もいつの日か「小説」らしきものを書き残したいと
秘かに企んでいる。
ただ、ストーリーを見渡せる構成力が未だに欠如しているので、
長編ものは無理かもしれない。
そこで考えているのが短編。いわゆる「ショート・ショート」だ。

私の友人に「」(かっこ)の名手がいる。
彼のブログは大いに刺激になるのだが、残念なことに
最近はとんとご無沙汰になってしまっている。

近い将来、あだやおろそかにできない洒脱な「作品」を
ヒョイと閃くように載せる日がくるかもしれない‥‥。

by don-viajero | 2008-02-16 10:07 | | Comments(4)
2008年 02月 07日

タイムトンネル

帰国してようやく一週間が過ぎた。
「ようやく」というのが今の素直な実感だ。
ほんの一週間前までは暑い国々をうろつき回って
いたのだから‥‥。

毎日が35℃前後で滴り落ちる汗を拭いながらの
世界から、一面真っ白なブルブルと寒い世界へと
戻ってきた者には少々辛い。
しかしながら、幸いにも今のところ風邪をひきそうにはない。

旅をしているときの一日は、あっという間に過ぎ去って
しまうが、こうして想い出に浸りながらの日々は遅い。

漠然とした旅の計画。
三ヶ月ほど前からガイドブックを参考に、限られた
日数のなかに行ってみたいところを収める。
基本的には同じ街に二日以上滞在する。
こうしてしっかりしたものが作られていく。
航空券の手配やらネットで宿の予約etc。
そして、いざ出発。

閑暇を縫う間もなく、時間だけを吝嗇(りんしょく)
するが如く動き回る毎日。
耿々(こうこう)としながらも、見知らぬ土地への興奮。
その地に根を張る生活者と一人の異邦人との出逢い。
たくさんの思い出を抱えて帰国。
そして、少しずつアルバムの整理をし、まとめるのに三ヶ月。
夢のような憧憬が甦ってくる。

日常生活に追われ、無聊(ぶりょう)な日々のなかで、
蠱惑の香りが鼻を擽るようになれば、再び数ヶ月後には
次回の旅を画策し、違った入り口のタイムトンネルを
くぐることになるのであろう。

by don-viajero | 2008-02-07 19:57 | Thai/Laos/Cambodia | Comments(0)