陽気なイエスタデイ

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2011年 02月 28日

Trinidad Ⅲ

宿へ帰ると、カナダ人の若い娘(白人)が赤ちゃんを
抱いて、パティオ(中庭)にあるベンチに腰をかけていた。
少しばかり話しをする。そこへ旦那(白人)がやって来た。
この宿のもう一つの部屋の客人たちだ。ところが、彼らの
「Our baby」は、吸い込まれそうな大きな目がクリックリッ
輝いている赤ちゃんなのだが、明らかに黒人であった。
ブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリー夫婦のような、
彼らの慈善?に対する姿勢は、我々日本人には到底理解
することはできないであろう。

シャワーを浴び、洗濯を済ませ屋上の物干しに吊るし、
夕食を待つ。振り返れば、バラデロのホテルで急ぎ足の
朝食をとってから、腹に納めたものといったらビールと
カンチャンチャラのアルコール類だけ。さすがにお腹が
グーグー鳴っていた。約束の7時、ちゃ~んとドアを
ノックして呼びに来た。冷蔵庫に入っているものと同じ
缶ビールを買ってきていたので、よく冷えた別の缶を持って
テーブルにつく。一緒に食事をすることにしていた若夫婦は
赤ちゃんがぐずり出してしまい、一人で始める。

まず大皿に入った美味しい野菜スープ。次に大皿の野菜
サラダ、そしてフライドポテトの皿、Main Dishは見たことも
ない二塊の大きなロブスターと、大盛りのインディカ米、トマト、
果物の載った大皿だ。いくらグーグーの空きっ腹でも、
並べられただけで私の小さな胃がビックリしてしまった量だ。
ヨダレが出てきそうなほど旨いロブスターでさえ半分しか
食べられず、残ったものを部屋でゆっくり食べてもよいか
訊ねると、快くOKしてくれた。
もちろん、明日の朝食はキャンセルだ。
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          《これで10CUC≒850円》
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           《ユダルミスおばさん》
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           《手伝いに来ている妹さん》

by don-viajero | 2011-02-28 20:07 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 27日

Trinidad Ⅱ

16世紀始めに建設されたトリニダーは、石畳の古い
街並みが残るスペインのコロニアルタウンだ。
17世紀~18世紀以降、砂糖貿易と奴隷貿易の一大中心地
として栄えたが、奴隷制度廃止とともに当時の繁栄を象徴
する立派な街並みを残したまま静かに衰退していった。
いまでは人口4万人に満たない小さな街ではあるが、
郊外のロス・インヘニオス渓谷と合わせてユネスコの
世界文化遺産に登録され、キューバ観光のハイライトの
一つになっている。ほとんどのツアー客は、昼間この街に
立ち寄るコースが多いため、ホテルは3軒しかない。
そのかわり、カサ・パルティクラルは50軒以上もある。
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《写真奥が街で一番高い建物:革命博物舘》
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  《革命博物舘からの眺め。遠くカリブ海が見える》

街中を歩いていれば、あちこちにカサ・パルティクラルで
あることを示す錨のマークを見かける。青は外国人用で、
赤がキューバ人用に分けられている。
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《私が宿泊したカサ:Dr. Lara y Sra. Yud/€20.62食事別》
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 休憩に入ろうとしたバー『ラ・カンチャンチャラ』から
大挙して出てきたのは日本人の団体さんだった。
声をかけられ、、今回の旅で初めて日本語で会話をした。
この店で有名な『カンチャンチャラ』を飲み干し、入口で葉巻を
巻いている老人を眺めていると、今度は欧米人の団体さんが
ドヤドヤと入ってきたので、私はすごすごと退散。
道端の土産物屋を覗きながら、宿へと帰って行った。
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《カンチャンチャラ(4CUC):ラム+ハチミツ+レモン》

by don-viajero | 2011-02-27 16:59 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 25日

Trinidad Ⅰ

いままでの私の旅の形態からして、とてもじゃないが
決して組み入れることがなかったリゾート地。
しかし、時間とお金に余裕のある欧米人たちに混じっての
バラデロは、私に静かな時間と心のゆとりを与え、大いに
満足させるものだった。

そんなバラデロでの2泊3日も終わり、18世紀のキューバを
丸ごと感じられるという『悠久なる石畳の街・トリニダー』を
目指し、朝8時15分発のViazul($21.6:予約済)のバスに
乗り込んだ。

定刻通り14時25分、真夏のような入道雲がモクモク
わき上がっているトリニダーのバスターミナルに到着。
待ち構えていたのは大勢のカサ・パルティクラル(個人経営で
通常2~3部屋を提供している宿)の客引きだった。
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前日、バラデロから確認メールを送っておいたので、予約を
してあったカサの迎えだというリキシャ(どのリキシャにも
TAXIと書かれたプレートが貼ってある)が私の名前を
書いたダンボールを高々と掲げ、待っていた。
彼の人力タクシー?に乗り、石畳のゴロゴロした道をあっち
揺られこっち揺られしながら宿まで行く。
歓待してくれたのは、小柄でやや太り気味の人懐っこい
オーナー・ユダルミスおばさんだった。ただし、いきなり
抱きつかれ、ホッペに雨霰のキスされたのには面食らって
しまったが‥‥。
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部屋に案内され、説明を受け、部屋と入口の鍵を渡される。
夕食は何が食べたいか訊かれたが、何でも構わないよと言い、
荷を置き、部屋の冷蔵庫に入っている、よく冷えた缶ビールを
一気に飲み干す。まだ陽が高いので、一休みしてのんびり
街歩きに出かけた‥‥。

by don-viajero | 2011-02-25 20:54 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 23日

Varadero Ⅱ

バラデロでも、ハバナと同じように2階建て観光バス
「Varadero Beach Tour」が走っている。
やはり、乗車時に5CUC払うと1日パスがもらえる。
朝8時過ぎから夜9時過ぎまで1時間おきに
出ていて、全長25kmもある細長い半島を一周
2時間ほどかけて回っている。

バラデロでの翌日、チェックポイントを確認する
ためこのバスに乗った。半島の先にある高級ホテル
以外高層建築のない広い静かな通りには、お洒落な
レストランやビーチバー、ショップが並び、カラフルな
リゾートウェアーを着た観光客が行き交っている。
目に染みる蒼い空、対比するコバルトブルーに
キラキラ輝くカリブの海。気持ちの良い風を斬って
走るバス。そこは華やかさと思いっきり南国の陽光に
照らされた明るさに満ち溢れていた。
いつしか2階は立っている者まで現れ、観光客で
いっぱいになっていた。途中、奥さんが杖をついている
旦那に手を添えて上がってきた夫婦連れの男性に席を譲る。
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          《Varadero Beach Tour》
夕食時、一人で食事をしていると、隣のテーブルの男性が
英語で声をかけてきた。初めは誰だか解らなかったが、
彼の話からバスで席を譲ってやった人であることを思い出す。
私は、すかさず彼らのテーブルに食器を移し、奥さんを
交えワインを飲みながら3人で楽しい食事となった。
彼の名は「Mr. Herman」。英語圏カナダ人だ。
ここで私は何故、ホテルでフランス語が飛び交うのか
理解した。彼らはフランス人ではなく、ケベックの人々
だったのだ。マイナス20度前後のトロントから、わずか
3時間あまりの直行フライトで常夏のキューバに入れるので、
観光客のほとんどがカナダ人であることも‥‥。
そして侘しいかな、たった一人のJapaneseであることも!
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           《Mr. Herman》

by don-viajero | 2011-02-23 20:26 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 22日

Varadero Ⅰ

ハバナから東へ140km。海岸線を観光客用長距離バス
「Viazul」に揺られ、3時間ほどでバラデロに着く。
混めばいけないと思い、予め日本でネット予約($10.80)
したものだったが、乗客は10人にも満たなかった。
ここはキューバ最大のビーチリゾート地で、海に向かって
細長いヒカコス半島が25kmも伸びている。ビーチは半島に
沿って北側に面し、細かい白砂がどこまでも透明なカリブの
海と溶け合う。かつて金持ちのアメリカ人たちが建てた別荘が
建ち並ぶが、革命後はキューバ政府に没収され、いまでは
観光客のための宿泊施設となり、加えてヨーロッパ資本に
よって大型のリゾートホテルが次々と建設されている。しかし、
リゾート地だからといって物価は高くはない。ハバナ市内と
あまり変わらない。
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私が予約したホテルはバスターミナル近くの「Hotel Mar del
Sur(南の海)」(/3390円)。大概のホテルがそうであるように、
このホテルも「オールインクルーシブ」だ。チェックインの際、
手首にこのホテルの印であるテープを巻かれる。敷地内に
あるレストランで朝食・昼食・夕食(ここでのアルコールは白・
赤ワインのみ)バイキング。さらにプール横にある24時間
開いているバーでは、サンドやバーガーの軽食類はもちろん、
ビール・カクテル・ソフトドリンク飲み放題、食い放題だ。
海岸までは歩いて3分。泳ぎ疲れ喉が渇いたら、英語と
フランス語のはしゃぎ声が飛び交うプール際で持ってきた本を
広げ、カクテルをチビチビ、ストローで口に含む。私だけを包み
込んでいるような、まったりとした時間がゆっくりと流れてゆく。
なんという贅沢な時を刻み続けているのだろうか!
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今回、私の旅の中でも特異なスケジュールを組んでみた。
これが大正解だった。人生を、そして旅を見つめ直す休息と
いったところかもしれない。この地での2泊3日、すべてに
充実した時間を過ごすことができた。           

by don-viajero | 2011-02-22 19:51 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 22日

Ibrahim Ferrer

チェ・ゲバラに捧げられた歌。
『Hasta Siempre』。
フェレールも歌っていますね!



by don-viajero | 2011-02-22 18:20 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 19日

La Habana Ⅵ

日本でも2000年に公開されたキューバの老練音楽家
たちを描いた記録映画『Buena Vista Social Club』。
彼らが演奏する『Chan Chan』を聴きながら、私が
見てきたものと余り変わっていない、映像に流される
13年前のハバナをじっくり堪能してもらいたい。

海岸沿いのマレコン通りを走っているサイドカーが
曲がって入ってきたのはイタリア通り。私があの通りを
歩いたときにも、沢山のクラッシク・カーが並んでいた。

あの二人も演奏に加わっていますね!



by don-viajero | 2011-02-19 20:04 | Cuba/Mexico | Comments(8)
2011年 02月 18日

La Habana Ⅴ

カリブの人々の生活に不可欠なのが、音楽と踊りだ。
いったんハバナを離れる夜、サルサを踊りに行くことに
決めていた。

夕食を早く済ませ、ホテルに帰り、水シャワーを浴び、
9時半に目覚ましを合わせ、5時ごろベッドに潜り込む。
10時を少し回ったころ、ホテルの一本通りを隔てた場所に
ある「Bar Oasis」(22時~04時)に手ぶらで行く。
首都だというのに、ところどころにポツンポツンと灯りが
あるだけで、暗い街だ。

ドア越しに大音響が響いてくる。この日は土曜日という
こともあり、若者たちで溢れている。耳をつんざく音とともに、
みんな狂ったように男と女が絡み合って踊っている。
かかっていた曲はどこかで聴いたことのあるものだ。
「Livin’ La Vida Loca」(直訳すれば「狂った人生を送る」)。
サルサとは、一言で言えば「助平踊り」だ。
カウンターでモヒート(3CUC)を注文し、小さなテーブルに
腰をおろし、音楽に体を合わせ、彼らの踊りを鑑賞する。
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踊り疲れたのか、隣の女の娘たちは男友達とビールを
飲みながら談笑している。静かな曲に変わり、2組の
男女だけが真ん中でゆったりと踊っている。再び、あの曲が
流れた途端、二人の女の娘たちが踊りだした。すかさず、
私も立ち上がり彼女たちの脇で踊る。そのうちの一人に
リードされニタニタ顔で踊る、助平面のおっちゃん!
なかなか体力もいるし、素直に楽しい!
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曲が終わり、二人にビール(2本で3CUC)をお礼の意味も
込めて奢ってやる。数回彼女たちと踊り、日付けをまたいだ
ころ退散する。適度な疲れのなかにも清々しさを残し、頭上で
欠け始めたお月さんが、真っ暗な街を煌々と照らす明かりが
やけに眩しい。ホテルのバーで缶ビール(1CUC)を2本
買い求め、部屋へ戻る。

部屋にある大きな鏡のなかに、かつて貧乏旅行を気取り、
一日の終りには、脳みそが筋肉痛になりそうな旅をしていた
若者ではなく、限りなく旅を楽しんでいる男の微笑む姿が
映し出されていた‥‥。



by don-viajero | 2011-02-18 21:25 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 16日

La Habana Ⅳ

キューバに来たら、ぜひ飲んでみたいものがあった。
それはモヒートというカクテルだ。
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          《モヒート:3CUC》
夜遅く、ホテルの一階ロビー奥にあるバーに行き、たった
三つの椅子しかないカウンターの一つに坐り、注文した。
添えられたストローで静かにかき混ぜ、一口飲み干す。
瞼を閉じると、ミントとライムの香りが入り交じり、
砂糖の甘さが、今日出逢ったばかりの陽気なキューバの
人々の笑顔を浮かび上がらせ、自然と口元を緩ます。

翌日の午前中は、赤と青のひときわ目立つド派手な展望バス
「Havana Bus Tour」で市内を回る。このバスは観光客を
対象にした周遊路線バスでT1・T2・T3(T3だけは海底
トンネルを通るため展望席のない普通のバス)の路線で、
ハバナ市内の多くの範囲をカバーしている。
乗車時に5CUCを支払い、切符をもらう。この切符で
それぞれの路線を一日中何回でも好きな時に、好きな
場所で乗り降りできるものだ。
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午後はゆっくり旧市街巡り。
休憩は展望の良い高級ホテルの屋上でモヒートのハシゴ。
今日の締めは、観光客で店内が溢れ返っている、あの
ヘミングウェイが通いつめたバー・「El Floridita」で、少々
お値段は張るが、彼が好んで飲んだ砂糖抜きの「ダイキリ」、
別名「パパ・ヘミングウェイ」を、次から次へと押し寄せて入店
してくる観光客を尻目に、カウンターでフライド・バナナを
摘みながらじっくり味わって飲む。
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            《ダイキリ:6CUC》
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by don-viajero | 2011-02-16 20:21 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 02月 14日

La Habana Ⅲ

予約支払い済みのHotel Lido(一泊/1596円)は
ハバナの地図のなかでも、一番安いと紹介されている
宿だ。それでも、便座が付いていないことと、水シャワーを
除けば、充分満足できるものだった。
5階の部屋のベランダからの展望も良く、同階にある
屋上レストランでとる3CUCの朝食は、コーヒーおかわり
自由でおいしかった。
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             《Hotel Lido》
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              《部屋》
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              《朝食》
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            《ベランダからの風景》
タクシーで乗り付けた私は、チェックインを済ませ、
部屋で荷物を整理して、3時ごろそそくさと旧市街へと
向かった。ほとんどが崩れかかっているような
スパニッシュ・コロニアルの建物や、その入口に腰を下ろし、
会話に夢中な人々、ゆっくり歩き回る老若男女たち。
道路には、いまにも空中分解しそうな車が走り回る。
それら初めて目にする風景すべてが醸し出す雰囲気に、
私の感覚はまったく飽きることを知らなかった。
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              《クラシックカー》
中央公園の街角で、小腹が空いていることに気付き、
可愛い娘が売っていた焼豚肉とトマト、レタス入り
バーガー(20MN)を買う。その場でかぶりつき、
「Está delicioso.(おいしいよ)」とスペイン語で
投げかけると、彼女は唇を丸め「チュ」と返してきた。

旧市街一番の繁華街、オビスポ通りをぶらつく。
両側に様々なショップやレストラン、カフェバーに挟まれ、
車の通れない道には、観光客や地元の人々でごった
がえしている。どこからか聞こえてくる明るい歌声や
楽器の生演奏。声をかけてくる安葉巻売りや札替え詐欺師、
写真を撮らせて小遣いをせびろうとする輩。みんなペテン師
みたいな者たちだが、底抜けに明るく接してくる。

ホテルへの帰り道、再びあのバーガー屋で一つ頼むと、
突然、彼女が抱きつき頬にキスをしてくれた。こちらは
ただただ唖然としてしまったが、キューバを去るまで、
こんな光景が何度繰り返されたことか!
陽気にとびっきりの笑顔を振りまいてくれる彼らの
エネルギーに、どんなにか癒されたことであろうか
しれない‥‥。

by don-viajero | 2011-02-14 20:22 | Cuba/Mexico | Comments(0)