陽気なイエスタデイ

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2011年 03月 29日

放射能

かつて中国・新疆ウイグル自治区のタクラマカン
砂漠に『彷徨える湖・ロプノール』があった。
その湖の周辺地域で中華人民共和国が1964年から
核実験を何回となく行っていた。

放射能を心配した親たちは、子供らに
「絶対に雨に濡れては駄目だよ!もし、頭に雨が
 あたれば髪の毛が生えなくなるからね!」
真(まこと)しやかにその話しを信じ込ませた。

先日、友人から茨城産・小松菜を大量に頂いた。
「出荷規制直前のものだけど、食べる?」
「食べる!食べる!子供じゃないんだから、 
 これから先、蓄積されたって知れたもんだよ!」
その後、カミさんが方々へ配った。みんな私たちと
同じ思いだった。

今朝ネットニュースで福島の農家の人が自殺した
記事が載っていた。
ホウレン草に続き、自慢のキャベツも摂取制限を
受けてのものだったらしい‥‥。
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我が家のクロッカスも恥らいながら蕾を開かせました。
春が少しだけ、そっと扉を開いて覗いています。

by don-viajero | 2011-03-29 21:42 | エッセー | Comments(0)
2011年 03月 26日

揺れる

三日前の夜、地区の役員会で公民館に出向いた折にも
揺れた‥‥。と思い、隣に坐っている人に話しかけた。
「今、揺れたよね‥‥!」
「うぅん‥、揺れてないよ!」
前の人にも訊いてみた。
「感じなかったよ!」

小学校5年生のとき。梅雨時の6月だというのに、
その日はカラッとしていて、木漏れ日は明るく、
風の神様が“爽やかガム”でも噛んでいるような、優しい
薫風を吹かせていた。

昼食後、校舎の南側を流れる幅1mほどの石積みの川端に
腰を下ろし、冷たい水に素足を投げ出して、同級生たちと
話し込んでいた。ときおり背中をくすぐるような明るい
笑い声が通り抜けてゆく。みんなが休み時間のひととき、
元気で気持ちのいい笑い声をあげていた。

1964年6月16日13時01分。石が尻を突き上げ、
グラグラッと川面も地面も揺れ、古い板張りの二階建て
木造校舎も、ギシギシ音を立てて揺れ出した。笑い声は
悲鳴に変わり、空気が瞬間冷凍された。そのまま、誰も
動かなかった。否、動けなかったけれど世界は揺ら揺ら
動いていた。まるで凍った空域にひび割れが走るような
地震が襲った。M7.5の新潟地震が起こった。
帰宅後、白黒のテレビ画面から映し出される傾いた鉄筋
コンクリの集合住宅や倒潰した家屋、泥に埋まった車の惨状。
この地震で初めて知った『液状化現象』によるものだ。
あの時以来の揺れを体験したことはない。

それから一年あまり経った1965年8月から5年半も
続いた『松代群発地震』。いつも揺れていた。夜中であろうと
昼間であろうと、大きいのやら小さいのやら‥‥。

じっとしていると思わず「揺れているかな?」脳みそが
勝手に想像してしまうからやりきれない。私の場合、
一笑に付すことも、震災地で避難している人々は、
いまでも余震に怯え、寒さに震えている‥‥。

翌日、地震情報であの会合の時間、余震があったことを
確認した‥‥。              

by don-viajero | 2011-03-26 20:49 | エッセー | Comments(0)
2011年 03月 23日

「お~い」

その日は朝から暖かな陽光に満たされていた。

「お~い!お~い!春だぞぉ~!」
どこからか、そんな声が聞こえてきそうな気配が
漂っていた。足元の落ち葉のなかから、ちょこんと
福寿草が黄色い花びらをキラキラ耀かせ、小さく
顔を出していた。
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春は四季のうちでも、最も奇妙な感触をもつ季節だ。
それまでの雪から替わった冷たい雨の滴が、柔らかな
温かみを含むようになり、ふわ~としたなめらかな
風とで、草や樹木や昆虫や動物を凍てついた眠りから
優しい目覚めへと誘(いざな)う。

手品師が色とりどりの絹のハンカチを、その手のなかから
紡ぎ出し、鮮やかなマジックを披露してくれるように、
素っ裸のまま不細工な固い蕾を抱えた武骨なまでの枝が、
ある日突然、溢れんばかりの花を咲かせてみせる。

眠りから覚めた虫たちが蜜を求め、花々を飛び交い、
小鳥たちがざわつき始める。
それはまるで、春という季節だけが持つ魔法のようだ。

春の香りをほんのり含み、辺りにたゆたう甘い空気を
胸いっぱいに吸い込む。
-さぁ!今日はいつになく気持ちよく走れそうだ!
 ちょっと、遠回りでもしてみようか!-
独り言を呟き、ふんだんに春の陽気を振り撒いている
景色のなかへ、軽やかに走りだしていった‥‥。

あの日から雪が降った日もあった。そんな日の夜空は
凍りついて固く、闇はしんしんと深い。だが春はもう、
ドア一枚を隔てたところにまで来ている‥‥。

by don-viajero | 2011-03-23 21:59 | Run | Comments(0)
2011年 03月 21日

超短編小説 『僕の家族』

-僕の家族を紹介します。
 家族思いのお父さんと、時々怖い顔で怒られるけど、
 とっても優しいお母さん。小学校5年生のお兄ちゃんと
 4年生のお姉ちゃん、そして2年生の僕の5人家族です。

 僕が生まれる前から、ず~っと毎年、夏休みには
 家族揃って海でキャンプをしています。

 その年の海でのキャンプの最後の夜、みんなでカレーを
 食べているとき、お母さんが突然、
 「来年はお兄ちゃん最後の小学生だから、みんなで
  ハワイに行こうか?」
 お母さんの横でビールを旨そうに飲んでいるお父さんは
 ニヤニヤしていた。
 僕ら子供たちは「わ~い!わ~い!やったねぇ!!!」
 大はしゃぎで騒いだ。

 ところが、夏休みも終わり、2学期が始まりしばらくして、
 お父さんが会社の健康診断で身体のどこかに異常が
 見つかり入院した。

 お父さんのいない寂しい食卓。
 お母さんが涙をいっぱい溜めて、
 「お父さん、死ぬような病気じゃないんだけど、大きな
  手術を しなきゃならなくなったの‥‥。それでね‥‥」
  お母さんは黙ってしまった。お兄ちゃんが言葉を繋いだ。
 「判ってるよ!お母さん!
  僕らハワイに行けなくたっていいよ! なぁみんな!」
 そう言って、お兄ちゃんがお姉ちゃんと僕に同意を求める
 ように睨みつけた。お姉ちゃんは黙って頷いた。僕は
 「夏のキャンプも止めたっていいよ!」続けてお姉ちゃんが、
 「そうだよねぇ!お父さんが帰ってきて、みんなが揃って
  食事ができることが一番だよ、お母さん!」
 そのとき、お母さんのほっぺたを伝って流れ落ちる涙を、
 僕らはそっと見ていた。-

私の住む市長さんがこんなことを宣言しました。
「合併特例債を使うことは権利です!」

国から与えられたアメを使っての事業が目白押しだ。
そのなかでも特筆すべきは、80億円をかけての
市庁舎建設です。単純に計算してもそのうちの3割、
24億円は自治体負担ですが、これすら周知していない
市民が半数もいるのです。

日本の今の惨状のなかでの発言です。とても悲しいし、
恥ずかしい‥‥。こんな首長がたくさんいる日本。
はたして再建可能なのか不安でたまりません‥‥。

私はこう宣言してもらいたかった。
「日本の有事です。
 今後使える合併特例債を被災地に廻そう!
 何年かかるか判りませんが、我々の市が我々の力で
 確固たる地盤ができたとき、そのとき市庁舎のことを
 考えましょう!」

文句を言う市民はそう多くはいないと思うのですが‥‥。

by don-viajero | 2011-03-21 20:24 | 超短編小説 | Comments(0)
2011年 03月 19日

驚天動地

まさに天を驚かし地を動かした。
驚天動地(きょうてんどうち)の大災害でした。

そして、もう一つ進行形のものがある。
原発の放射線までが脅(おびや)かすことになって
きています。

今回のような巨大な地震や津波に対して、我々人間は
抗(あらが)うことができませんでした。
しかし、原発は少し違うと思っています。
確かに、今回このような事態に陥ったのは、初期段階に
おける大地震や津波によるものかもしれませんが、
想定外なんてありえないことですし、想定外以上を
もってしてもあまりにも危険な原発でした。

まだまだ事態の予断はできませんが、これを良き機会と
捉え、浪費癖になってしまった電力や、それを欲求する
ために生産しなければならないエネルギーについて
考えるときがきたように思えます。

災害に遭われた方々にとっては、すべてにおいてとても
不幸で、悲しくて、理不尽な出来事でした。
幸いなことに、何もなかった私たちのような人間が
「お見舞い申しあげます」
「お悔やみ申しあげます」
「お察しします」
「がんばってください」
そんな手垢のついた言葉でしか気持ちを表すことが
できない不甲斐なさ。

でも、みんな優しいから、そう言って慰めてやること
しかできない。
あと我々ができることは、心とは別なところで、
僅かばかりな義援金の送付や支援物資への協力、そして
ボランティアの力なのかもしれません。       

by don-viajero | 2011-03-19 20:08 | エッセー | Comments(0)
2011年 03月 18日

ゲバラのいる風景 Ⅱ

ゲバラの写真をお借りしてきました‥‥。

アラン・ドロンよりいい男ですね!(笑)

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              《ゲバラとカストロ》
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Carlos Pueblaが歌うチェ・ゲバラ賛歌:Hasta Siempre
(日本語訳付)


by don-viajero | 2011-03-18 16:50 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 03月 16日

ゲバラのいる風景 Ⅰ

昨夜、モンベルからもポイント募金が出来ることを知り、
早速募金しました。

ようやく一部ではありますが、被災者の手に支援物資が
届き始めたようですね‥‥。
でも、まだまだ足りない物があるようですし、未だにそれすら
届いていない地区もあるとやら‥‥。
あまりにも広範囲に被った災害です。
現地で一生懸命、生存者がいることを信じ、救助活動して
おられる方々。
そして、そろそろ始まろうとしているボランティアのみなさん。
大いに活躍してもらいたいものです。

原発のことは、日本人の技術や現地で危険にさらされるなか、
日夜必死に努力しておられる方々の成功を信じましょう‥‥。

あまりにも無力な私たちは‥‥。
海外から寄せられる「We pray for Japan!」
私も祈ります‥‥。

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      《ゲバラ愛用のトヨタジープのレプリカ》
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             《ゲバラの彫像》
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             《ゲバラの執務室》
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    《夜はライトアップされる革命広場にある内務省ビル》

by don-viajero | 2011-03-16 20:24 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 03月 15日

自動車博物館 Ⅱ

すごいですね!
Yahoo募金、たった一日で8億5千万円以上に膨れました。

日赤もようやくクレジットカード払い受付が始まりました。
こちらのほうが簡単に募金できます!

復興には10兆円とも20兆円とも言われ始めました。
20兆ともなれば、なんと国家予算の4分の1です!
ダンマリを決めている議員さんなんかに頼らず、
小さな力を積み重ねましょう!

私には何ができる?貴方には何ができる?

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          《1957年シボレー・ベルベア》
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      《テールフィンが付いたシボレー・インパラ》
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           《引退した公共バス》

by don-viajero | 2011-03-15 20:18 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 03月 14日

自動車博物館 Ⅰ

昨夜、トリニダーのカサ・パルティクラルでお世話になった
ユダルミスおばさんから心配メールが届きました。
世界中で日本を心配してくれています。がんばりましょう!

今日、Yahoo『緊急募金』に僅かですが、募金しました。
すでに6億円を超えています。
政府や行政に対していろいろな不満はありますが、とりあえず
私が今できることをしようと思って‥‥。
阪神・淡路大震災をはるかに上回る大災害です。
国を信じなくとも日本人を信じています‥‥。

車種が解るものだけ説明文を載せます。
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        《セントロ・ハバナの駐車場》
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    《上二つ:1952年モデルのオールズモビル》
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by don-viajero | 2011-03-14 20:28 | Cuba/Mexico | Comments(0)
2011年 03月 13日

陽気なカリビアン Ⅲ

ハバナを去る前日、そして当日偶然出くわした
『ホセ・マルティ生誕記念日』を祝う催しです。
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       《蜜蜂マーヤをモチーフした寸劇?》
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《パルケ・セントラルにあるホセ・マルティ像への献花》
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           《子供たちの行進》
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            ≪着飾った姉妹≫

by don-viajero | 2011-03-13 18:52 | Cuba/Mexico | Comments(0)