陽気なイエスタデイ

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2008年 08月 09日

街のヘリコプター

このフレーズで何を思い浮かべるでしょうか?
私の年代以上の方なら「あぁ!‥‥」
と思い出すことができるかもしれない。
これは「オート三輪自動車」のキャッチコピーだ。

私が覚えているのはまだ、バーハンドルの頃からだ。
ウィンカーは自転車のブレーキみたいなものを引けば、
「カッチャ」と横からオレンジ色をした棒状の
プラスチックが飛び出す。
まるでオートバイの周りに厚い鉄板が被さったものだ。
しばらくして小型の丸いハンドルに変わった。
また、この時代の車にはエアコンなどない代わりに、
風を取り入れる三角窓も付いていた。
心地よい風が身体を通り抜けた。

小回りがきき、昔のような狭い路地でもスイスイ。
荷台に多くの品物が載せることができたので、
商売人が挙(こぞ)って買い求めた。
目まいがするような高度成長以前の田舎や街に、
新たな未来と活気を運んで、クルクル大活躍をしていた。

今年の一月に訪れたインドシナでも、
同じタイプの「トゥクトゥク」に大いに世話になった。

おそらくあのオート三輪の代用が軽トラックであろう。
特に田舎であるこの地の農家はもちろんのこと、
数多く道路を行き来している。
私もこの都合のよい乗り物を重宝している。
まるでスクーター代わりにだ。

私にとっての「軽ットラ」は空は飛べないが、
「小さなヘリコプター」である。

# by don-viajero | 2008-08-09 18:02 | エッセー | Comments(0)