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陽気なイエスタデイ

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2009年 04月 07日

南極大陸

はたしてこの大陸に上陸するとき、
-パスポートは必要だろうか?-
ふと、思った。

私の住む地区で、昨年度同じ役員仲間だったK氏が、
南極越冬隊員に選ばれた。
5,6年前にこの地区に新居を構え仲間に入ったのだが、
彼が何を生業(なりわい)にしているのか?
どのような生活をしているのか?
家族構成はどうなのか?
そんなことにはとんと無頓着だった。

突然、身近な者の南極行きの話を耳にして、
二つのことが脳みそを駆け巡った。

一つは、すでに交通事故で鬼籍に入ったT君。
彼が若いころ、越冬隊員になりたくてがんばったこと。
しかし、駄目だった。何故選ばれなかったかは知らない。
ただ、隊員に選ばれることは、そんなに簡単な
ことではないことだけは確かだ。

もう一つ。グラハム・ハンコック著「神々の指紋」だ。
1818年人類が南極大陸を発見する以前、
すでに、1513年にピリ・レイスという人物が
精密な南極大陸を描いていた。
それは、彼が調査して作成したものではなく、
古代から伝えられた地図を編集し、模倣しただけのものだった。
その事実から始まったハンコックの『失われた文明』を
求めて、世界中を調査した本である。
『車』の概念がなかったにも拘わらず巨石文明を築いた南米、
マヤ・アステカから出発する一大仮説である。

白く氷に覆い尽くされた謎の大陸。
ペンギンたちが戯れるロマンの大陸。

先日、地区として盛大な?壮行会を開いて送り出すことが、
役員引継ぎ会で決まった。

by don-viajero | 2009-04-07 22:23 | エッセー | Comments(0)


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