2011年 10月 19日
過日の夜中、目が覚めたとき、付けっぱなしのラジオから 聴こえてきた野太い女の声。番組は「女優が語る・私の人生」。 以前から、あの大姉御のようなツッパリも魅力的だったし、 なんといっても、彼女の歯に衣着せぬ物言いが大好きだ。 男に変声期があるように、女性も年齢を重ねてくると、 半オクターブ下がる見本みたいな声主だ。しかも彼女の声、 前にも増して迫力さが加わったようだ。 付け加えると、故・川端康成も彼女が大のお気に入りだったらしい。 無類の本好きであり、芸能界きっての雀士でもある彼女のお薦めが、 奥田英郎『オリンピックの身代金』。私はまだこの本は読んでいない。 しかし、今年2月、立て続けに彼の著作4冊を読んだ。なかでも、 『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』は「いらっしゃ~い」と 患者を迎える、精神科医・伊良部が様々な悩みを持ち込んだ患者と ともに繰り広げる面白話の短編集だ。伊良部の突拍子もない行動が、 はたして馬鹿なのか利口なのか、診察を度外視した名医か、 ヤブ医者なのか‥‥。 大震災前だったから‥こんな本も気楽に読めたのだが‥‥。 ちなみに、まったく関係ないのだが「加賀まりこ」は、スペイン語の スラング「Caga maricón」(オカマが糞する)なんだよ(笑)
by don-viajero
| 2011-10-19 20:08
| 本
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