2007年 08月 01日
いまだに方言が口から飛び出す。 先日も夕食事の出来事である。 「〇〇の風呂がもぉってさ‥‥」 それを聞いていたカミさん、 「??????」 「あれ?もぉるって方言?」 なるほど辞書で調べると漏る→も・る、漏れる→も・れるである。 だいぶ前になるが、還暦をとうに過ぎた従姉との会話。 私にとっては彼女こそ『ダダイズム』の塊である。 話の端々に「‥だだ!」「‥だだよ」「‥だだぁ?」が出てくる。 「まったく、"ささらほうさら"だよ!」 「いやぁ、はぁるかぶりに"ささらほうさら"なんて言葉聞いたよ!」 「なに言ってるの!"はぁるか"だって方言だよ!」 ときたもんだ。 さて、この『ささらほうさら』であるが、訳すにはチト難しい。 秩序がない状態を意味するとは思うのだが、適当な言葉が 見当たらない。 「はぁるか」‥‥久々。遥か。 「なから」‥‥だいたい。おおよそ。 「もうらしい」‥‥かわいそう。みじめな様。 「てきねぇ」「てきない」‥‥疲れた。疲れる。 「ぐざる」‥‥怒って諭す。 「おつべんこ」‥‥正座。 すでに死語になったようなものもある。 『こもっつるし』だ。 幼い頃よく親に叱られた。 「この、こもっつるしめ!」 "こも"とは目の粗いムシロ。それが吊るされた状態を指す。 つまり、障子戸や襖、ドアをしっかり閉めないことである。 昔の家では、冬の隙間風を嫌っての言葉であろう。 私なりに、この地方の方言を備忘録に残していこう。 自分の口からヒョイっとでてきたものは特に‥‥。
by don-viajero
| 2007-08-01 20:25
| エッセー
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