2007年 11月 13日
帽子ばかりでなく、その地で、その格好で通した ものも、想い出の品である。 旧くは、インドの男性用民族衣装クルタ・パジャマ。 ネパールから再入国した際、すぐに購入した。 インドを一月かけて、果ては最南端 カニヤクマリ(ケープ・コモリン)まで 足を延ばすにあたり、必要なものだった。 長袖と長ズボンで暑そうに見えても、風通しもよく、 だぼだぼしているので体にくっつくこともなく、 非常に快適だった。 そのときのものは安物ではあったが、 それとは別に、ニューデリの高級店で気に入った生地を 選び、仕立ててもらったものもある。 モロッコではジュラバ。「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する ねずみ男を想像してもらえばよい。 これを着てしゃがみ込めば砂漠のなかでも、 「どこでもトイレ」になる便利な服である。 ボリビアでは素敵な柄のポンチョ。 朝晩の冷え込みには大いに役立った。 イエメンは前出のムシュッダを頭に巻き、 トゥブという、頭からすっぽり被り体を足元まで覆う、 やはりだぼだぼの白い薄手の服。 日中の暑い日差しの下では、裾から吹く風が 股下を擽り気持ちがよい。 そしてベトナムでのホーチミン服となる。 これらも友人らとの酒宴の席で、ときどき着込むのである。 もちろん、我が民族の衣装も好きだ。 夏には浴衣。正月には着物を好んでオシャレする 粋な日本人?でもある。
by don-viajero
| 2007-11-13 21:14
| ◆旅/全般◆
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