陽気なイエスタデイ

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2008年 05月 14日

赤松

生きている間、人にはそれぞれの人生がある。
誰しも不幸な出来事よりも楽しい時間を
たっぷりと持ちたいことであろう。

しかし、その存在故にある身内の不幸は避けられない。
我が身に何もなければ、否が応でも親を看取ることになる。

我が家の玄関先にスックと立っていた赤松の大木が
この春、完全に枯れた。
昨年の秋以来てっぺんの枝が次々と枯れ始めていた。
その実りの秋。
その大木は周囲のものより、
あまりにも多くの松ぼっくりを付けていた。

友らの手を借り、GWの休みを利用して伐採した。
年輪を数えると50年以上のものであった。

親は逝っても、私の子も孫もあとに続く。
私がこの地に居を構えるより先に根を張った
あの赤松も最後の力を振り絞って、
子孫を残すためにたくさんの松ぼっくりを付けたのであろう。

# by don-viajero | 2008-05-14 21:18 | エッセー | Comments(0)