陽気なイエスタデイ

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2007年 10月 25日

日本酒

秋も深まり、朝晩の冷え込みが増してくると、
日本酒の燗の匂いが鼻を擽(くすぐ)る。

どんなに寒くとも、風呂前に敢えて冷凍庫にビール瓶を入れ、
火照った身体によ~く冷えた液体を注ぎ込む。
至福の瞬間である。

しかし、やはり和食、とりわけ寒い時期にはお燗がよく似合う。
そう、脳みそのほうでは理解している。
ただし、宴会でのお猪口の注ぎあいはどうもいただけない。
銚子に乗って飲み過ぎると翌朝が辛い。
ビールのそれはもっと酷(ひど)い。

穂高屏風岩で滑落し(後日述べるつもり‥)膝を痛めたため、
東京で外科通いをしていたときである。
小学生のころ、よく遊んだ一年先輩に街角で偶然出会った。
学生の分際?で同棲中のアパートに招かれた私は、
そこでしこたまビールを飲まされた。
翌朝の二日酔いは想像を絶するものだった。
-ズシ~ン、ズシ~ン、ガァ~ン、ガァ~ン-
やっとの思いで下宿先まで帰ったのだが、結局はその日の
試験を欠席する羽目に陥り、一日中フトンの中にいた。

焼酎という飲物はそのてんありがたい。
若いころ遊びに行った八丈島で、地元の若い衆と意気投合し、
大いに焼酎を飲んだ。キャンプ場までタクシーで帰ったまでは
よかったのだが、降りると腰がシャンとしない。
酔いのなかでも意識だけはしっかりしているつもりだったが、
脳みそのほうが-立て!-と指令を出しているのに、
どうしても立てない。
這いずってテントに潜り込んだ。
翌朝は頭もすっきりしていたのには驚いた。
焼酎というものをあれほど飲んだのはそれ以前も以後もない。

閑話休題
昔からよく飲んだ日本酒ではあったが、どうにもあの甘さが
気になって遠ざかっている。
お気に入りの銚子にグイ呑みを片手に手酌で、美味しい和食を
味わうのも乙でなかなかの風情ではなかろうか。
「日本人には日本酒がよく似合う」
日本人としての受け継がれてきたDNAが疼(うず)くのであろう。
加齢とともに講釈抜きに再認識してみようと思っている。

# by don-viajero | 2007-10-25 20:13 | エッセー | Comments(0)